2006年12月例会(忘年会)

12月19日(火) 2006年総会 2007年度テーマ「応援しよう繁昌亭」
■今年の大阪さくら会の忘年会会場は、恒例の飛田新地「鯛よし百番」からはじめて変更になった。JR難波駅隣接のOCAT5階のビアレストラン「スーパードライOCATモール」だった。16:50頃、会場到着。会場には何名かのメンバーの他に今回のゲストである鎌倉研氏やセサル氏の顔も見える。
■今回の総会に向けて幹事会が開催され、来年度の活動テーマが議論された。今年の活動テーマ「大阪温故創新」と今年の例会内容を振り返り、「地域を知ろう!共感しよう!応援しよう繁昌亭!」を来年度のテーマとした。この他、1月から5月までの5回の例会内容も確認された。
■19時を過ぎた頃、岡さん作成の総会資料と森さん作成の「例会記録」「例会出欠表」が配られ、総会が始まった。議事進行役は、例によって岡さんである。
 岡さんから2007年度の活動テーマが報告された。「応援しよう繁昌亭!」について「繁昌亭のような活動が地域の元気を生み出します。大阪さくら会は、この活動を今年のテーマとしました。」との補足説明があった。
 業務で遅れて会場に到着した井上代表幹事から、大阪さくら会の「さくら」の由縁が語られた。「われわれは花見の衆である。ただし、単なる呑んだくれではない!美と多様な個性と感性を磨き、『さくら』であり続ける衆である」。なぜ「さくら会」なのか。素朴に疑問をもったメンバーもいたのではないか。創設者の一人である井上さんからのメンバーたちが共有している会の精神を伝えるコメントだった。
第2部 フォーク&フォルクローレのコラボレーション
■第2部は、これまでの例会で演奏をお願いしたお二人のミュージシャンによるライブである。
 最初は、3月例会で私たちを、笑いと共感と感動の渦に巻き込んだフォークシンガー鎌倉研さんである。
 今回もザ・ピーナッツの歌から「酒と泪と男と女」など心に染みる数曲を聞かせてもらった。鎌倉さんのライブの楽しさに、その独特のトークがある。以下はその一端である。
 堺市にある大阪刑務所でのライブのエピソード。全員が丸坊主の1200名もの受刑者たちを前にした登場直後のトークである。「皆さ〜ん!オツトメご苦労様で〜す。ところで、塀のコッチ側ではそのヘアスタイルが流行ってるんですか〜ッ」。ドット受けたというから、務所内も結構ノリがいい。
 最近、免許更新に行った時のこと。隣のいかにもその筋の人らしき丸坊主のジャージ姿の男に話しかけられた。「鎌倉先生と違いまっか。先生の歌、聞かしてもらいましたで」「どこのライブでしたか」「刑務所でんがな」「・・・・」
■続いて鎌倉さんとセサルさんのフォークとフォルクローレのコラボレーションである。セサルのケーナで奏でられる「コンドルが飛んでいる」に鎌倉さんのギターが合わせるという珍しい演奏だった。さすがプロというべきか。
■最後はセサルさんの舞台である。セサルさんはさくら会の例会でも5回も演奏してもらっている。さくら会のペルーに学校、教材を寄贈する国際ボランティア活動の橋渡し役でもあった。
 ケナー演奏やギターの弾き語りによるフォルクローレが次々と奏でられる。「太陽の祭り」「トクマンの月」「素焼きの甕」「帰ってきてください」等々。曲ごとにその歌の意味やテーマが語られる。大阪さくら会の創設メンバーの一人である赤川さんの娘さんがセサルさんの甥と国際結婚したというエピソードも披露された。最後はお馴染みの曲「花まつり」である。参加者の手拍子と、ライララライラ、ライララライラ、ライララライララーの歌声が会場に渦まいた。
第3部 参加者近況報告
■第3部の参加者の近況報告に移る前に、総会恒例の集合写真の撮影をした。呑み放題の後の酔客たちの、年齢を超越したハシャギぶりが一際目に付くひと時だ。大阪のオヤジたちの溢れるばかりのエネルギーが、シャッターを押すビアレストランの若いウエイトレスの指先にいやおうなくプレッシャーをかけている。
■メンバーたちの近況報告である。
 日本百名山の踏破を目指し今年6山に登った三浦さん、防衛庁の省昇格をテーマに論陣を張った盛田さん、友人の急死で東京神田のアンティークショップの店じまいセールを急遽仕切ってきた岡山さん、再就職と自身の事業の二兎に挑戦する木下さん、合唱コンクールに優勝し山登りにも意欲満々の森さん、娘さんのスイス留学の体験から日本の「いじめ」を子育てや家族や親子関係の問題点から論じた川原さん、人と人との出会いや縁を大切に事務局を担ってきたという岡さん、大阪さくら会寄贈の学校が今や6教室になりアンデスで最も立派な学校になったと報告して貰ったセサルさん、この12月から永年勤務した会社を辞め再出発をしたという井上さん等々・・・・。一騎当千のつわもの達の元気一杯の報告が相次いだ。(全員のコメントを伝えられなくて申しわけありません)
 近況報告の中で、今回の初参加者の紹介も行われた。木下さん紹介のお二人である。小豆島出身の日岡さんは、セサルさんの演奏を聴きながら学生時代に旅したエクアドルに想いを馳せたとのこと。木下さんと同僚の大野さんは人との出会いが感動を呼ぶとのコメントだった。
■最後は川島代表幹事の締めの挨拶。大阪さくら会が来年はいよいよ10年を迎えるとのコメントに何か期するものがあるのだろうか。
 ちなみに今回の参加者は、川島、井上、岡、日高、竹内(佳)、森、川原、高橋、盛田、菅、谷山、三浦、高見、セサル、岡山、新屋、木下(康)、日岡、大野の19名の皆さんでした。

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