2005年4月例会

4月14日 体育会系市議奮戦記大阪市政改革の現状」
■4月例会の案内が送られてきた。
 以下は、紹介者である井上代表幹事の「体育会系市議のはつらつ奮戦記」と題する例会案内である。
 『4月例会は、大阪さくら会の会員である大阪市会議員の東たかゆき氏に熱く語ってもらいます。内容といえばもちろん今関西で新聞紙上を賑わしている大阪市の”アレ”です。プロテニスコーチでもある東氏の体当たりトークをお楽しみに』
■というわけで、東市会議員の登場である。昭和44年生まれの弱冠35歳、昨年の市会議員選挙に西区から初当選したバリバリの若手議員である。幼児を抱えた奥さんともども手弁当での手づくり選挙で大方の予想を裏切っての初当選だったとか。議員生活2年目を迎えた今年、職員の福利厚生問題を巡る市政の混乱という事態に直面し、東議員の新人議員ならではの力量も問われているという。
 以下は、議員が語る大阪市政の現状と問題点の要旨である。
「10数年前からの市の労組にも支えられた市長選挙の在り方の問題」「議員の資料請求に最大与党と労組に事前相談する理事側(行政側)の体質」「労組のヤミ専従問題」「共産党以外はオール与党という現状」「議会の監視機能を上回る理事側の予算作成の巧妙さ」「所属議員数順に各会派を根回しする議会運営での慣例主義と長老支配」
 とはいえ改革の新たな流れも出てきているという。
 「89人の市会議員のなかでも10数人の議員が改革派として頑張っている」「今回の一連の不祥事で長老議員の発言力は相対的に低下し、若手・新人議員の役割と活躍が注目され期待されている」「思い切った市政改革の千載一遇のチャンスである」
 さくら会でも若手のホープである東さんに大いに期待したい。
■45分程の議員の熱いスピーチが終了し、会食タイムとなる。
 本日のテーマは「健康」。お刺身は「生湯葉・刺身蒟蒻・鰹たたき」「筍と手づくりひろうすの煮物」「鶏せせりと背肝の串焼き」「黒ゴマの寄せ豆腐」「鯛のあられ揚げ」「肉豆腐」「アスパラからしマヨネーズ」「水茄子と赤蕪盛り」「大皿仕上げ蕎麦」「草もち」。そして本日のお酒は新潟の銘酒「吟醸 上善如水(ジョウゼンミズノゴトシ)」。途中、懇親に夢中になっていくつかの料理の撮影を忘れてしまいました。
■今回の初参加は、HMVジャパン鰍フ坂下実さんと潟Vンコールコーポレーションの木下康徳さんのお二人だ。レコード、CD販売の坂下さんは、見るからに芸能界風の容貌でTVドラマ出演の経験もあるとか。木下さんは、吟醸酒のすぐ横に着席した不運も重なり、かいがいしく参加者のお酒の手配をして頂いた。
■私事で恐縮だが、4月2日から9日まで家族でイタリア旅行をした。司会役の井上さんから促され、感想を述べさせて頂いた。
 「読書中の塩野七生さんの『ローマ人の物語』の世界を観てきました。ローマの中心街の殆どは今尚、車で走るには不便な石畳です。歴史や景観と共存することは日常生活の不便さとも共存することだということを実感しました。環境問題を重視するヨーロッパの原点かもしれません。多神教のローマ人の征服民族の文化と自治を認めながら帝国を統治する懐の深さが、今日のEUの壮大な実験に繋がっているのではないかと思います。一国主義的なグローバリズムでなく、幅広い文化や歴史や価値観と共存しながら統一の枠組を模索するEUに共感します。個性豊かな異人種が集まりながら共通の枠組の中で交流し合う大阪さくら会の姿と重なります。」
■ちなみに今回の参加者は、川島、井上、岡、日高、森、麻生、川村、盛田、北村、菅、木下(雅)、東、高見、中野、小林(康)、木下、岡山、坂下の18名の皆さんでした。