1999年8月例会
「入校!キリンビール特別セミナー」
8月29日。今年4月の例会以来、4ヶ月ぶりの「大阪さくら会」の例会だった。前回初参加のキリンビールの塚本さんが今回の主役。「キリン・ドラフトマスターズ・スクール専任講師」。これが彼女の本業である。
このスクールは本来『料飲店向け樽詰生ビールの品質管理と注ぎかたのマスターコース』という由緒正しい講座なのである。今回は乗せ上手の井上幹事の仕掛けた(?)塚本講師のご厚意によるさくら会向けスペシャル・コース。残暑の折りから飲み助どもの飲み心をそそられる企画にいつになく多い15名もの例会。
「講義」「実習」「試飲・懇談」と続く3時間半のコース。
OHPやビデオを使っての「ビールの歴史」「ビールの製法」等の講義。間にブランド当てクイズが用意されている。「ラガー」「一番搾り」「ビール職人」の3銘柄を特徴記載メモを頼りに色と味を比べながら試飲して当てるのである。なんと小生は見事大当たり!「当たった方はお帰りにビアグラス3点セットの景品を御持ち帰り下さい」(ヤッタ!)
そしてお楽しみの「樽生注ぎ方実習」である。各自用意された黄色いオリジナルサロン(御持ち帰り下さいとのこと)をまとい(似合う人も似合わない人も)隣接会場へ。グラスを45度に傾け、注ぎ口をグラスにくっつける。レバーを引いてゆっくり注ぐ。最後にレバーを押して泡の盛り付け(?)で完成。ここでいかにおいしそうなクリーミーな泡を盛り付けるかが腕の見せ所。ところがこの最後がなかなか上手くいかない。レバーの戻しのコツが掴めずグラスから泡だらけのビールが溢れかえる。もったいないから思わず口をつけそのまま試飲へと一気に突入する。別樽の黒ビールとのブレンド実習もあったりしておおいに盛り上がる。
教室隅のおつまみテーブルでの懇談ひとしきりの後は、まとめの講義と質疑応答。おいしいビールを味わうにはグラスの洗浄にも注意が必要。ここでグラスの両面を同時に洗えるスポンジクリーナーが紹介される。飛び入り参加のオバサンのTVショッピングのやらせにも似た感嘆の声に一同爆笑。講師の「お土産にドウゾ」の一声が感嘆詞に追討ちをかける。一杯機嫌になったオヤジたちの無遠慮な質問の数々。懇切丁寧に答える塚本講師。ホントにご苦労様でした。会費千円でほんとに楽しい半日でした。(感謝)
尚、今回の画像は「立売堀の商人・竹内さん」の提供でした。
結構まじめな講義風景
塚本講師は真剣そのもの
樽生試飲の前のマジなひととき? 試飲後の満足感に緩みっぱなしの笑顔
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