1999年8月例会(番外編)

民博出前講座「キムチ開封」でお勉強
異業種交流会「大阪さくら会」幹事の井上さん紹介の講演会に参加。
18:45 講演会場到着。会場のHEP・HALLは観光名物と化した観覧車で一躍有名になったヘップファイブの8階にある。
9月HEP・FIVE学習塾。HEP民博シリーズ第4弾「キムチ開封」(右画像は当日のパンフ)が今回のテーマである。千里万博公園にある「国立民俗学博物館(民博)」の出前講座である。キムチを様々な角度からアカデミックに調理しようというトークショー形式の講演会である。講師は朝倉敏夫・民博助教授。ゲストに石毛直道・民博館長とモデルで在日韓国人二世のAnnアン。司会進行は吉本興行が誇る知性派芸人?ハイヒール・リンゴといった布陣。
司会のリンゴのハイテンポなトーク(要するに早口)で快調に進行。時折、口を挟む(失礼!)石毛館長のツッカエ気味のスローテンポなシャベクリがお愛敬。民族派のアンさんが民族の誇りであるキムチが世界市場では70%が日本製であるとの解説に感情あらわなブーイング。美しい顔立ちに似合わない気性の激しさに日韓の民族性の違いを垣間見る。韓国では民族服着用での博物館入場は無料。民族衣装の保存のための奨励策。日本でも同様の策を採用すべきでは?ナルホド。グローバル化が進むほどに民族のアイデンティティーは一層重要。会場からのミニコミ誌記者の報告。若い女性の間で唐辛子ダイエットが流行っているそうな。10人に1人が「マイ七味」を愛用とか。(知らんかった) 数々のキムチ料理の紹介。キムチの炊き込みご飯まであるという。これは美味しそう。早速帰って奥様へのリクエストメニューに。スライド、ビデオを交えた知的な90分が経過。最後のトドメはキムチのお土産。臭いの漏れない活性炭容器に入った「大阪鶴橋班家」製造の「生キムチ」である。ちなみにチケット料金は当日1800円(前売り1500円)でした。200席収容のHEPホールは満員御礼の盛況でした。
20:45 さくら会メンバー5人と「軽く一杯」。ヘップファイブ7階の中華居酒屋。ここでも宮川さんの古代史探訪が話題の中心。明日香村に始まり韓国、北朝鮮へと民族のルーツを辿る宮川さんの旅物語。その閉幕は居酒屋の閉店時間を過ぎた22:15分。ビアピッチャー3杯を空にした「軽い一杯」。
23:15 例によって最寄駅には奥様の迎えの車。土産のキムチの話題が愚痴の矛先をかわす。

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