2011年7月例会

7月14日 大阪維新の会と直球勝負
講師は大阪維新の会・総務会長
今回は、大阪さくら会会員の皆様の幅広い知識と深い経験がいかんなく発揮された例会でした。講師は、大阪維新の会総務会長で大阪府議会議員の東 徹(あずまとおる)氏でした。
 会場に、講師の東氏も早々とお越しいただき、講演前のウォーミングアップとばかりにビールでリラックスいただきました。定刻になり、今月の例会当番である井上より東氏にお越しいただいた背景説明とともに「某前大臣ではないが自民党も、民主党も、公明党も、そして維新の会も嫌いだと言われるような政党にはなって欲しくない」との直球で始球式とさせていただきました。
■さすがに当選3回の落着きのあるスピーチで東氏の講演が始まりました。
 府市二重行政の無駄、府市の仲の悪さ、市の労組依存の弊害体質、市のWTC等の数々の事業の失敗、大阪の地盤沈下、大阪を元気にするビジョン、大阪都議会の議員定数削減、府と周辺府県の関係、関西州は先の先の話、副首都構想、政策実現は橋下知事のパワーでしかできない等々をわかりやすい口調で熱心に話されました。  
 エネルギー爆発の会員の元気
選挙では女性に人気がありそうだなと思いながら、東氏には失礼ながら何かその先の具体的な政策が見えてこないなぁと頭の中がもぞもぞとしている間に質問タイムになりました。
井上が「お金のある大阪市と堺市が欲しいが、しがらみばかりで言うことを聞かない市を排除しようというのが狙いなのかな」とちょっと意地悪な意見を述べた後、元京都府職員の竹内さんに質問を振ると、「維新の会が地方政党にこだわっても、府市合併には地方行政法の改正が必要で国政を巻き込まないといけないのでは?」と流石に専門的な質問。■文化面では川島代表幹事より「是非とも橋下知事の文化冷遇を方針転換して大阪に根付いた伝統文化の保存と育成にも目を向けて欲しい」と要望。このあと君が代・日の丸問題、大阪の町の歴史、街の成り立ち、福祉、震災対策等、会員それぞれの知識と経験を活かした活発な意見が続出し、さくら会のエネルギー爆発といったところでした。
■特に「原子力発電をどうするかについて維新の会としてはまだ統一見解をだしていない」との回答のあったエネルギー政策については、会員多数より質問、意見、感想、批判が雨あられ状態となりました。こうした活況は、初参加者や久々の参加の方々へは大阪さくら会の元気を印象づけるメッセージに写ったのではないでしょうか。

初参加の平野さんからは「復興需要が大阪を通り越して九州に行っている。この現状を踏まえて大阪に何が欠けているか、大阪を元気にするにはどういう具体的な経済政策が必要かを考え実行して欲しい」という意見が述べられました。個人的にはこれが今回のウィニングボールであったのではと思いました。  
 今後に繋がる例会の活況
最後に3年ぶり参加の木下さんより「以前は形式化していた例会が、今回参加してみて捨てたもんじゃないなと思いました」との感想を聞きました。代表幹事として非常に嬉しい思いでこの言葉を噛みしめながら例会を終えました。
講師の東氏には、無理やり引っ張りだした上に会員の投げるあらゆるボールをしっかりと受け止めていただきました。数々の失礼もあったとは思いますが、また機会があればお越しいただけるとの有難い意向も伺いました。本当に心から御礼申し上げます。
 当日参加された皆様も、参加されなかった皆様も、言いたいことは山ほどあったと思いますが、大阪さくら会は会員の皆さんが言いたい意見を言い合える会です。ぜひ例会で熱く議論しましょう。
  久々に20名を超える参加者で活発な議論が繰り広げられた今回の例会が、今後のさくら会に繋がるものと確信しました。
■ちなみに今回の参加者は、講師と川島、井上、森、盛田、竹内(佳)、生原、池田、福井、 上林、竹内(賢)、浦濱、岡山、奥野、中井、横山、桑田、堀内、平野、木下、福島の21名の皆さんでした。
(文責:井上紳司)