2月10日 不測の事態を乗り切るパワー
■第2火曜日の今日は、大阪さくら会の例会の日である。今回は、大阪府副知事を講師に迎えて「橋下大阪府政について」をテーマとするスピーチである。ホットな話題の例会に期待を膨らませながら会場に向っていた時だった。事務局の岡さんから携帯メールが入った。「今日の講師の大阪府副知事が急遽所用のため欠席となった。会員懇親会に切替えて開催したい」とのことだった。
■6時頃、最寄り駅の地下鉄「西長堀」駅に着いた。地下出口から僅か3分のところのビル街の一角に会場の「酒房・一番亭」があった。格子戸を開けて店内に入り、店内奥の階段で2階にあがる。2階の会場は、二十畳以上もある広々とした部屋だった。前回例会の会場「松留」が料理の美味しさの反面、20人前後のさくら会例会の会場には狭すぎるという難点があった。川村幹事の機敏な対応でこのゆったりしたスペースの会場が確保できた。
■六つの鉄板焼きテーブルには24人分の席が準備されている。奥のテーブルに既に川島代表幹事の顔が見えた。6時半頃からメンバーたちが次々と姿を現わした。入口付近のテーブルでは森さん、木下さんに加え上林さんで受付をしてもらっている。今日の講師の急な欠席が十分伝わっていない筈だ。大物講師のスピーチを楽しみに参加したメンバーの落胆を心配した。ビールと枝豆、フライドポテトでしばらくテーブルごとに懇談する。7時の開会前には、進行役の岡さんが到着した。幹事メンバーで進め方を簡単に打合せて、開会となる。
■乾杯の後、今回講師の紹介者である盛田幹事から事情説明と次回以降の講師への依頼の経過が説明された。その後はしばらく自由な懇親となる。焼き上がった鉄板焼料理も次々に運ばれてくる。太融寺の麻生さんや電通の田村さんなど久々に顔を見せてもらったメンバーも多い。あちこちのテーブルで話が弾んでいる。自由懇親の後は、参加者の近況報告となる。別名、異人種交流会の名に恥じないつわもの達の澱みないスピーチが続く。進行役の「1分程度で」というアナウンスはとっくに忘れ去られている。各自の近況報告だけでなく、京都南座の歌舞伎鑑賞教室の案内があったり、「世界旅情報ステーション」からのセミナー紹介があったりとバラエティーに富んでいる。尚、今回は、木下幹事紹介の東洋産業鰍フ金沢さんの初参加があった。
■木下幹事の紹介で独立リーグ大阪球団の関係者二人の飛び入り参加があった。今年4月に開幕する関西独立リーグに所属する球団である。浦野球団社長から独立リーグと球団紹介、サポーターズクラブへの入会要請等の話があった。関西独立リーグは、関西に球団フランチャイズを置くプロ野球リーグで、和歌山・大阪・神戸・明石の4地域で構成されている。第2シーズンからは滋賀と三重にも球団ができる予定だ。
■最後に川島代表幹事から、大阪松竹座の二月花形歌舞伎の紹介等の近況報告を兼ねた締めの挨拶があった。 20数名の近況報告が終ったのは10時頃だった。講師欠席という思わぬ事態でどうなることかと気を揉んだ例会だった。終ってみれば時間を持て余すどころか足りないぐらいの盛り上がりだった。独自のバックグランドを持つ存在感のあるメンバーたちの前向きな姿勢で不測の事態を見事に乗り切ってしまった。さくら会の強みとパワーをあらためて噛みしめさせられた例会だった。
 ちなみに今回の参加者は、川島、井上、岡、日高、森、川村、盛田、木下(康)、府緑、生原、麻生、田村、上林、筧田、浦濱、岡山、新屋、金本、奥野、中井、浅野、吉村、玄道、堀口、周藤、金沢の25名の皆さんだった。