明日香亮のつぶやき日記 2002年4月

4月16日(水) 大阪さくら会4月例会「接遇がマーケットを創造する」 
■大阪さくら会4月例会の日である。前回から定例会場となった堺筋本町の「蕎麦や 本店やなぎ」に向かう。
「堺筋本町駅」に限らず地下鉄の出口にはいつも悩まされる。今回も当たりをつけて浮上した地上の世界はとんでもない所だった。ようやく探し当てた目的地近くの交差点に地下鉄出口があった。「12番出口」とある。堺筋本町駅ご利用の会員の皆さん!12番出口をメモっておきましょう(余計なお世話!ッてか?)。そして、アッタアッタ!「やなぎ」の幟。この際だからと、通行人の胡散臭そうな眼差しを受けながら「やなぎ」玄関を撮影。
■18:45頃の定刻遅れの到着。メンバーの多くは既に参集。奥まった席に陣取った井上さんのお呼び。本日のテラ銭徴収とのこと。今回から前納制に転換か?さくら会も日々進化する。
会場には川島さん、岸さん、竹内さん、市川さん、森さん、盛田さん、吉川さん、北村さん、菅さん、谷山さん、上林さんの顔が見える。上林さんの隣には、いかにも今回の講師とおぼしき妙齢の女性の姿が。今回の初参加は、井上さん紹介の立花エレテックの奥村さんである。ナント奥村さんは20代半ばで、例会参加の最年少者記録者である。少し遅れて(あくまで自分中心)岡さん、福井さんが参加。そして講演終了後の参加となった生原さん、府録さんを加え、今回の参加者は18名であった。
■19:00過ぎ、紹介者の上林さんの講師紹介の後、講演開始。
講師は吉田富貴子さん。リーガロイヤルホテル宴会部のチ−フブライダルエスコートとのこと。参加者の聞き慣れない肩書きへの戸惑いを察したかのように、ブライダルエスコートの意味合いの説明。「ブライダルコーディネーターでもブライダルスタイリストでもありません。当日の花嫁のお世話係です。」
ちなみに吉田さんの経歴は、元日本航空のフライトアテンダント(小生の年代ではどうしてもスチュアーデスということになる)を皮切りに、接遇の社内講師、JALアカデミーの講師等を歴任。
■以下は吉田さんの講演ポイントである。
「8年前にリーガロイヤルホテルに移り、接遇の経験を見込まれてブライダルエスコートの仕事の立ち上げを求められた。当時は不安の多い花嫁を専任でお世話する係りがいなかった。スチュアーデス時代からの接遇ノウハウを活かして痒いところに手の届くような気遣いと気配りのお世話係の業務を整備した。4名でスタートし、現在は20名のスタッフが新婦だけでなくご両親や親族の方々も含めてお世話をできる体制になった。私たちの仕事は、お客様とはたった1日のお世話という繋がりだけです。それでもその僅かの交流に感謝の気持ちを込めて生まれたばかりの赤ちゃんをわざわざ見せに来て頂くお客様もあります。笑顔と姿勢、そして心を込めてお世話をしたいという気持ちをどこまでも大切にしています。」
■接遇というビジネスの1局面に特化し、高度に洗練されたスキルにまで昇華させることで創造される市場というものをあらためて実感した。たった1日の繋がりを息の長い交流にまで拡げられるスキルは、あたかも一瞬の言動で視聴者の爆笑を誘う瞬間芸にも似ている。瞬間を支えている途方もない努力とノウハウの蓄積が、感動を生み出している。
■講師を含めた女性陣の席には、入れ替わり立ち代りメンバーたちが訪れ談笑した。小生もいつになく緊張しながら懇談させていただいたものである。もっとも、酒の勢いでかなり突っ込んだ質問などもした記憶が冷汗とともに蘇る。マナーを学ぶ講演直後の講師へのこの振舞い(絶句)。ダメダッ!コリャ!
さくら会の例会には、異色の素敵な講師を紹介していただいた上林さんにあらためて感謝したい。
学級委員の森さんからは、出席者名簿のメールを送信していただいた。今後の例会は、参加者メモを取らねばならないという緊張感から解放されそうである。

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