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2002年2月 |
2月7日(木) 税金を取り戻そう!確定申告奮闘記・・・結果は? | ||
■1月中旬、転籍前の親会社給与担当からの退職者宛に「退職所得の定率減税について」の連絡文が送られてきた。退職所得に関する確定申告を促す連絡だった。 退職金なんぞという並みの日本のサラリーマンなら一度しかない所得にかかわる税金である。「これはもうチャント取り組まねばなるまい」と意を決した。その気になって、ハウツー情報を入手すべく本屋を覗く。この時期の金融関連の雑誌コーナーには、「確定申告」の文字が乱舞している。ダイヤモンド社の「ZAi」を購入。 「ZAi」と首っ引きで、取り寄せた確定申告書に取り組む。ちなみに退職所得に関する確定申告は、確定申告書(B)と源泉徴収票(給与所得と退職所得の2通)が必要だ。ハウツーに沿って申告書の第一表、第二表、第三表を記入するが、イマイチ自信がない。 そんな折、西宮市政ニュースが配布され、タイミングよく確定申告相談会のアナウンス。休日予定の2月7日の木曜日に最寄の公民館で開催されるとのこと。これを逃す手はない。 ■というわけで本日、自宅から徒歩15分の公民館に出向いた。開会予定の10時前というのに会場は既に満員。係員からNo94の整理券を渡され「相談者が多く、この順番だと午後3時前になります」とのこと。やむなく出直すことに。長引く不況に、みんな生活防衛に必死なのだ。無策の行政に対する庶民の怨念が、取られ過ぎた税金を少しでも取り戻すという行動に駆り立てているのかもしれない。 2時半頃、再び公民館に。整理券の効果もあってか、会場で待っている相談者は10人足らず。相談デスクでは4人の税理士が次々に裁いている。ひとり当たり5分程度の相談時間か。 3時前、順番が回ってきた。持参の申告書と源泉徴収票を提示。ひと通り書類を確認した税理士は、デスク背後のノートパソコンに向かい、源泉徴収票の数字を次々入力。入力後、隣のプリンターに新しい申告書3表をセットし順次出力。あっという間に正確な申告書が出来上がる。いろいろやり取りをしながら必要事項を確認し改めて正式書類を作成する積りでいたのだが・・・・。拍子抜けするほどのあっけなさである。 「一部記入漏れがあったようですね。還付金はこの額になります。」とのご宣託。指摘された欄には「40640」の数字が並ぶ。自分で記入した数字からは大幅な減額である。「住所、氏名、振込み先をこの新しい用紙に記入し、捺印して提出すればこの場で受付できます」とのこと。ここまで出来ているのに出直す馬鹿はいない。必要事項を記入し、くだんの税理士に再確認をしてもらう。お墨付きを得た申告書を隣のデスクに控える税務署員らしき人に渡す。申告書と同一記載内容の「控え」が「受付済」の印を押して渡される。かくして確定申告は完了した。 |