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北六甲台物語
 北六甲台は20数年の歴史を経て成熟した街並みとなってきた。「買物」「交通」「教育」といった日常生活の基本的機能もほぼ整備されてきた。以下、それぞれについての現状を概観してみた。
【商業ゾーン】北六甲台センター前のバス停のある通りに面したゾーンは、商業ゾーンとして計画されていたようだ。スーパーマーケットのパントリーをはじめ薬局、酒店、料理店、コーヒー、園芸、美容院、理髪店ゴルフ用品等の物販サービスのお店や、診療所、・歯科医院等のクリニックもある。
【パントリー】分譲開始9年目に北六甲台にようやくスーパーマーケットが開店した。西友と松下興産の共同出資会社と思われるパナ西友の北六甲台店である。この店は当時の北六甲台の在住人口不足もあってか退店し、現在はパントリーに引き継がれている。
【コープ西宮北店】北六甲台の区画に隣接した国道176号線沿いにコープこうべの西宮北店がある。1階は直営の食品・雑貨とともにベーカリーショップ、マクドナルドの専門店がある。2階は直営の衣料、スポーツの他、書籍、眼鏡、ゴルフ用品等の専門店がある。
 分譲開始後5年目から北六甲台に阪急バスが乗り入れを開始した。乗り入れから3年後のJR西宮名塩駅の開業に伴い宝塚行きに西宮名塩駅行きが加わった。その結果運行本数も現在では平日1日42本を数え、6時、7時のラッシュ時間帯に5〜6本が運行している。ちなみに「北六甲台センター前」の時刻表はこちらの通りだ。
 問題は朝の通勤時間帯の国道176号線の渋滞である。通常なら北六甲台〜名塩駅間を15〜20分で結ぶ路線が、朝の通勤時間帯は倍近い30〜40分もかかってしまう。
 この対策として現在、国土交通省(阪神国道事務所)の事業として「一般国道176号名塩道路」の事業が進められている。西宮市山口町と宝塚市栄町までの延長10.56kmの176号線を2車線から4車線に拡幅することを骨子とした事業である。山口町や宝塚側の両端は工事完了しているものの肝心の山口町の東端から名塩駅間は着工すらできていない箇所もあり完成はかなりかなり先になるようだ。
 北六甲台の中心に位置するゾーンに幼稚園と小学校がある。分譲開始の7年後に幸幼稚園が開園し、その4年後に北六甲台小学校が開校した。
 1989年開校の北六甲台小学校は、開校に当たって山口小学校や名塩小学校から多数の児童が編入された。校区は北六甲台に加えて上山口2〜4丁目、名塩赤坂、道場町生野高原等であり、主として山口町とその周辺の新興住宅街在住の児童が通学している。