江戸時代の九州方言・久留米浜荻

 天保(1830-1844)ごろに、江戸詰めの久留米藩士野崎教景が、国元へ行った際に収集したという九州方言語彙集です。原題は『はまおき』ですが、『仙台浜荻』『庄内浜荻』などとの区別のため、『久留米浜荻』(『筑紫浜荻』とも)と呼ばれています。
 九州大学文学部国語学国文学研究室蔵本の影印(奥村三雄『九州方言の史的研究』桜楓社1989.2)によっています。詳しくは同書の解題(岡島執筆)をご覧頂ければ幸いです。
 なお、本データは同書所載の「浜荻江戸語一覧」のために打込んだデータを元にしています。同書には分量の関係もあって、「浜荻項目索引」を載せませんでした。
 おかしな所などあればお教え願えれば幸いです。
 なお、上記影印の荒巻富美子・高橋敬一両氏による翻刻が、『活水日文』26(1993.3)/27(1993.9)に掲載されています。ただし、手書き原稿による入稿だったそうで、電子テキストは無いそうです(いずれ電子化したいとは思っています)。

《凡例》
第1フィールド
見出し語、江戸時代の九州方言です。現代仮名遣の五十音順にしています。
第2フィールド
丁数
ABは表裏
行、123456789@の順
abは上下
【例】37A5a→37丁表5行目上
第3フィールド
項目中の江戸語。説明のために使われた語と言うだけのことで、第1フィールドの語と同義とは限りません。項目語の意味は上記の書にあたってください。

『久留米浜荻』項目索引
くわしい解題
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