コーヨ−ラド製のラジエターの構造

 正確な名称を知らないのだが、下の写真で縦に筋が入っている部分がある。ここにクーラントが通る。その数を純正品と比較した。上側が純正品である。写真では、純正品の幅が広く見えるが、撮影の仕方の影響であり、実際は双方とも同じである。筋の本数を数えると、双方とも同じだった。



 ラジエターの厚みを比較する。左がコーヨ−ラド製のラジエター。純正品と同じだった。



 次に、タンク部分を開けてみた。実は、タンクを開けてから「何か軽いと思っていたが、これ純正と違うわ」と気がついてしまった。最初からコーヨ−ラド製のラジエターであると判断できていなかったのだ。それがわかっていたら、タンクを開けなかったはずだ。が、わかっていなかったからこそ、内部の比較ができるようになってしまったわけだ。

 これはコーヨ−ラド製のラジエター。



 純正と比較すると、全然違うぞ。



 この穴の中に、ワイパーブレードの芯を入れてみた。内部構造がわかると思ったからだ。その結果、コーヨ−ラド製のラジエターは、穴の幅に相当する穴が奥まで続いている事がわかった。



 純正品はというと、細い穴が奥まで続いている事がわかった。穴だけ小さくて内部は繋がっているわけではないということだ。



 穴の幅の差。



 この構造の違い、材質の違いがラジエター性能にどのような影響を及ぼすのだろうか。これについては次回検証する。