黒澤明 プロフィール／フィルモグラフィ
プロフィール
1910年3月23日に東京で生まれる。若い頃は画家を目指しており、二科展に入選したこともある。36年にＰＣＬ映画製作所（後の東宝）入社。山本嘉次郎監督のもとで助監督をしながら、多くの脚本を執筆して修行を積み、43年に『姿三四郎』で監督デビュー。新進監督として注目される。戦後、無名だった三船敏郎を抜擢した『酔いどれ天使』で黒澤＆三船コンビが誕生。この後も二人で次々と『静かなる決闘』『野良犬』『醜聞』などの作品群を生み出す。51年に大映で撮った『羅生門』がヴェネツィア映画祭でグランプリを受賞し、国民的センセーションを巻き起こす。また『生きる』がベルリン国際映画賞で銀熊賞を、『七人の侍』がヴェネツィア国際映画賞で銀獅子賞をとるなど、世界的にも注目されるようになる。59年に黒澤プロダクションを設立、『悪い奴ほどよく眠る』『用心棒』『天国と地獄』などの娯楽巨編で一時代を築くが、海外との合作『暴走機関車』『トラ・トラ・トラ!』が挫折に終わり、初のカラー作品『どですかでん』も不評で、苦境に陥った71年に自殺未遂を起こす。その後、ソ連との合作『デルス・ウザーラ』でアカデミー外国語映画賞を受賞。『影武者』『乱』の時代劇大作を資金難の中で完成させ、その後も『夢』『八月の狂詩曲』『まあだだよ』と意欲的に創作活動を続けた。晩年は山本周五郎の小説の映画化を目指していたが、98年に脳卒中のため死去。自伝「蝦蟇の油」。フィルモグラフィ
『姿三四郎』（43）
『一番美しく』（44）
『続姿三四郎』（45）
『虎の尾を踏む男達』（45）
『わが青春に悔なし』（46）
『素晴らしき日曜日』（47）
『酔いどれ天使』（48）
『静かなる決闘』（49）
『野良犬』（49）
『醜聞（スキャンダル）』（50）
『羅生門』（50）
『白痴』（51）
『生きる』（52）
『七人の侍』（54）
『生きものの記録』（55）
『蜘蛛巣城』（57）
『どん底』（57）
『隠し砦の三悪人』（58）
『悪い奴ほどよく眠る』（60）
『用心棒』（61）
『椿三十郎』（62）
『天国と地獄』（63）
『赤ひげ』（65）
『どですかでん』（70）
『デルス・ウザーラ』（75）
『影武者』（80）
『乱』（85）
『夢』（90） 幻のエピソード
『八月の狂詩曲』（91）
『まあだだよ』（93）
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2001年7月20日作成