フレーム版|非フレーム版|リンク集|S澤わくわく|scifi伝言板|FAQ|home@ltokyoASAHIネット|旧伝言板log

新・大森なんでも伝言板

記事を書く時刻順目次スレッド検索過去ログ最近の記事

とりあえず試験レンタル中。旧伝言板ルールは引き継がれます。


三鷹うい それはいけないことですよ。 2002年02月13日(水)20時50分43秒

>北関東の伊東 さま

 こんにちは。

>作家は、こんな些細なこと、もしくは嫌だったと思われることは作品に昇華する
>べきだと思います。

 そういう考え方は、わたしにはとても醜く思えます。
 小説は自分のコンプレックスや欲求不満のはけ口じゃないでしょう。そんな個人の恨みつらみなんか、読まされる読者にはいい迷惑ではありませんか。少なくとも、わたしはそんなものは読みたくないです。
 もう少し、小説は小説として、独立して、綺麗に扱ってあげたい。せめて自分の作り出すものくらいは、大切にしたいと、あなたも思いませんか?

 ところで、個人攻撃だというのは、ある種のいいがかりでしょう。
 わたしは特にその編集者について、とやかく言うつもりはありませんから。言ったところで、ダメな人間は直らないのです。直らないから、替わってもらう他、方法はないわけで、つまり「替えて下さい」と言ったのは、仕方なかったかなあと思っているだけです。
 ここ数日、元担当に関する色々な話を聞いて、わたしが被害にあった彼女のミスの数々とその類似の行為が、彼女についてだけ話されている(同じ編集部の他の編集者は同じタイプのミスはしていないようだ)という事実を確認するにつけ、自分の判断は正しいことだったと確信するに至りました。
 これは個人攻撃という物とは、全く別で、単なる冷静な判断にすぎません。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メールURL


北関東の伊東 あの…… 2002年02月13日(水)09時38分38秒

三鷹先生、
もう投稿するのは止めるつもりでしたが、最近再び先生の投稿内容を見て、
この人には志がもうないのではないかという疑念に取り付かれてしまいました。
正直言いまして、編集とのトラブルは過去の作家を振り返るによくある話、
また、書店との契約を切る、切らないもありがちだと思うのです。
しかし、ずるずるとどこか個人攻撃に走っているように見える先生の姿勢は
正直言いまして一読者としては幻滅です。

作家は、こんな些細なこと、もしくは嫌だったと思われることは作品に昇華する
べきだと思います。ここまでの流れは当事者以外の人間にはどうでもいいことで、
ただ、次の作品を読みたい読者としては無駄なことに時間を取っているとしか
思えません。

本当に作品を書きたいのですか?それともただ商品として流通させたいのですか?
変な話、あなたが本当に小説を書きたいのかどうか分からなくなってきました。
いろいろな話が飛び交っているようですが、あなたの小説に対する気持ちを
確認したくて、この掲示板のオーナーには申し訳ないのですが、再度投稿
させてもらいました。編集者は添え木のようなものだと思うのです。
ただ、元々の志があなたに本当にあるのかどうか、つまらない計算はどうでも
いいので、ただ気持ちをお聞かせ願えればと思います。

寒い日が続きますがご自愛ください。

この記事にコメントこの記事自身スレッド


田波正 清水逆転するかなあ。 2002年02月13日(水)05時02分19秒

岩井志麻子様、ご回答ありがとうございました。
これで胸のつかえがとれ、冬季五輪中継に集中できます。

それにしても、水野監督のインタヴュー発言は非常に正確だったんですね(笑)。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先


大森 望 re[3]:シべ超3  2002年02月13日(水)03時45分19秒

 岩井志麻子さんからの回答があったので転載します。

>「シベリア超特急」にイテコマサレたイワイは、続編が作られるんなら出たい出たい
>と騒いでいました。そうしたら、それが水野監督のお耳に届いてしまったのです。届
>く場所で騒いだ甲斐があったというものです。演じたのは、モンペはいて煤で顔汚し
>て、引き揚げ船の中で号泣するという「満州の女郎」。水野監督に「シマコちゃんの
>ために作った役どころだよ〜」と言われました。ちょびっと恥ずかしいけど皆さんに
>観ていただけると嬉しいのう。

 だそうです。観たいような観たくないような(笑)

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メールURL


KAZUTO  書いても詮ないことながら、あああ、『砂の王』の続きが読みたいよ〜 2002年02月13日(水)03時10分11秒

『アラビアの夜の種族』の作中作とは、似て異なる別物でしょう。
まあ、上位互換っても、WIN95とXPみたいなものの気はするけど。
ログアウト文庫で出た当時に『砂の王1』読んでしまった人、同情
します。

岩井志麻子 in シベ超3>満州の女郎役で、という話は聞いたこと
ありますが、ほんとに出てますかそうですか。

んで、『新刊「住宅新時代への指針」』というDMは韓国海苔の一種?

この記事にコメントこの記事自身スレッドメールURL


冬樹蛉 ♪牛の来る町を〜、うっしの来る町を〜 2002年02月13日(水)01時26分13秒

>柏崎玲央奈さま

 北野勇作さんの「おお、それにしても、つぎつぎと驚くべき効果が!
博士、私には信じられません」
につられて、とうとう出てきましたね(^ ^;)。

>レビュアーという寄生虫になってしまって、青山さんには申し訳ない
>限りですが、役に立つ乳酸菌を目指してがんばりたいと思います。

 乳酸菌などとは、軟弱でいけません。かくなるうえは、バクテリオファージ
を目指しましょうぜ。堅気の方々の頭の中に、ミームの核酸で時限爆弾を仕掛ける
のです。

>レビュアーの心得を先輩方に聞いてまわったんですが、やっぱり〆切を守れとい
>うことを数人に言われました。

 あっ。み、耳がっ……耳が痛いっ。プロフェッサー・ギルめっ……。

>↓のURLを間違えてしまいました(何でだろうな〜)。ほんとはこっちです。

 まちがえたほうのURLのページは、いっそうパワーアップして、ただいま
サービス中です。


>三鷹うい さま

 おやおやおやおや??

 もしかして、(いつものこととはいえ)もう忘れちゃったんですか?

>ちょっと関わりにならない方が良いかたのようですので、以後はお返事はいたしませ
ん。
> わたし、頭の変な人、本気で怖いんですよ。



 はて、私は「頭の変な人」なので、「関わりにならない方が良」く、「以後
お返事はいたしません」
のではなかったでしたっけ? そんなに取り乱して関
わりあってくださるとは、たいへん光栄に存じます。
私がそんなに三鷹さんの気に
障ることを言ったのだとしたら、まことに申しわけないです。なにしろ育ちが悪い
ものですから、ついつい思ったことを率直に言ってしまうだけでして、悪気はまっ
たくないのです。面白いので、おちょくっているだけです。

 それにしても、まだひと月も経っていないというのに、こんなに忘れっぽ
く、自分で言ったことも実行できない
ということを、ここであっさり証明し
てしまったんじゃあ、やっぱり、柴田よしきさんや高瀬美恵さんのおっしゃ
ることのほうがずっと信頼性が高そうだと誰もが思うであろう
と愚考する
ものでありますが? ここの読者は九割方は三鷹さんの言うことに真剣に耳を
傾けてきたと思うのですが、そんなに忘れっぽいところを見せてはまずいです
なあ。もはや、三鷹さんの主張の支持率は五割を切ったような気がします。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メールURL


大森 望 WXIII PATLABOR THE MOVIE3 2002年02月12日(火)22時12分43秒

 ファンタで見損ねて松竹の社内試写でやっと見てきたんですが、じつにすばらしい。
 セリフでの説明を徹底的に追放したとりさんの脚本も見事。ちゃんと「日本映画」になってる怪獣映画っていうか、刑事物のミステリ映画としても秀逸。
「2」とはちょっと比較しにくいんですが、1作目より好きかな。
 ミニパトのほうも3本まとめて見たんだけど、こっちも上々の出来。押井さんがしゃべりまくってる感じ?
 2月の試写は試写状がつくれなかったらしいので、関係者(というか大森が知ってるような人とか媒体持ってる人)で試写スケジュールを知りたい人がいたらメールしてください。

この記事にコメントこの記事自身スレッドメールURL


三鷹うい 嘘つきはどっちかな(笑) 2002年02月12日(火)20時15分44秒

>くろねこ さま、

 はたして、2月5日の日記の高瀬嬢のコメントは本当でしょうか?
 もし本当だとしたら、わたしの元担当は作家によって著しく態度を変える人だということが明らかになりますね。
 わたしの場合、しめきりをつめる説明を彼女はしなかった。それどころか、上司も求めていないことを一存で命じてきたわけです。が、高瀬氏には、その理由をちゃんと説明して、彼女のミスではないという証拠まで提示したことになるわけですから(大笑)。むしろ、そういうことをする編集って、珍しいと思います。そんなわけないと思いますが、本当のことだと信じてみましょうか。
 とすると、今度は、彼女の1月31日の日記の記載の方が、根拠がなくなるということになりますね。
 だって、そんなに作家ごとに態度を変える担当の行動が、どうやって正しいと証明することができるでしょう? なのに、彼女は盲目的に彼女を信じると書いているわけです。ほとんどバカです。
 さて、彼女は嘘つきなのか、それともバカなのか。どっちでしょうか。興味のあるところですね(笑)。


>一面識もない人間を「あんた」呼ばわりできる三鷹ういさん さま、

 自分のバカを一般公開するようなハンドル設定、ご苦労さまです。
 先に喧嘩を売ったのは高瀬氏の方だということは、彼女の1月31日の日記で明らかですが。喧嘩を売っておいて「あんた」と言われて文句を言うのは、殴っておいて、その相手に殴りかえされると先生に言いつけに行く小学生のようなもので、高瀬氏の間抜けさをあらわしていること甚だしいわけです。
 今回、その間抜けさに気づかないあなたの間抜けさも明らかになったわけで、まことにめでたいことです。良かった。良かった。


 ああ、それにしても、「噂の真相」、使って欲しかったなあ。あの雑誌、裏をとらないからなあ。とってもらえたら、角川のミスがぼこぼこ出て来て、ものすごく面白くなったのに。残念。
 いずれにせよ、「ネット荒らし」というのは、事実を書くわたしではなく、他人の悪口しか書くことがない冬樹さんのことでしょうなあ。でも、冬樹さんの記事では、「噂の真相」も何も書いてくれないでしょうね。雑誌が売れるレベルの有名人ではありませんものねえ。
 いやいや、わたしも有名でなくて良かったんですが、他人が有名ではないのは、なんだか気の毒なような気もするから不思議です。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メールURL


青山智樹 RE:あーもうがまんできん 2002年02月12日(火)17時32分10秒

 柏崎玲央奈様

 ほめろよ。
 けなしたら、コロす。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メールURL


ケダ 水野監督のインタビュー 2002年02月12日(火)10時39分59秒

岩井さんの著書名が「ぼっけえ、きょうて」になってる……(泣)。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先


田波正 re[2]:シべ超3 2002年02月12日(火)07時01分00秒

岩井志麻子先生の濡れ場があるのなら見てもいいなあ>シベ超3。(ないか)

たったいまふと思い出しましたが、、
以前、NHK教育「ふるさと日本のことば」岡山県編にゲスト出演なされていて、
いまやNHK的にも岡山といえば岩井志麻子さんなんだなあ、と感心したことがありました。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先


柏崎玲央奈 2002年02月12日(火)06時29分08秒

すみません(^_^;)

↓のURLを間違えてしまいました(何でだろうな〜)。ほんとはこっちです。

この記事にコメントこの記事自身スレッドメールURL


柏崎玲央奈 あーもうがまんできん 2002年02月12日(火)06時26分01秒

おれも宣伝させて下さい〜。
ご無沙汰しています。みらい子こと柏崎玲央奈です。
わなびーな同人誌(やおい)書き、ネット(の一部)で有名人なおれでしたが、〈SFマガジン〉のブックスコープ欄で毎月ライトノベル系SFのレビューをさせていただけるようになりました。ほかに〈ぱふ〉でマンガレビューを、季刊ですが〈活字倶楽部〉でもレビューを書いています。〈SFマガジン〉や〈SFオンライン〉、文庫の解説など、単発のお仕事をいただいていたのですが、やっぱり継続してないと、なかなかプロという自覚が持てないですね(ほんとはそれじゃいけないんだろうけど……)。レビュアーという寄生虫になってしまって、青山さんには申し訳ない限りですが、役に立つ乳酸菌を目指してがんばりたいと思います。
去年は本職でパッとしなかっただけに、今年レビュアーデビューできて、本当にうれしい限りです。
レビュアーの心得を先輩方に聞いてまわったんですが、やっぱり〆切を守れということを数人に言われました。別に職業がある分、どちらにも迷惑かけないようにきちんとしようと思います。SF方面では特に甘えてしまうことがあるので、気をつけます。ではでは、今後ともよろしくお願いします。

#とかいいながら、今日の〆切が……。塩澤さんにメールするっす……(泣)

この記事にコメントこの記事自身スレッドメールURL


冬樹蛉 そこはかとない既視感が…… 2002年02月12日(火)05時40分07秒

 まあ、既視感とは、そこはかとないものですが。

 おおお、三鷹ういさんは〈噂の真相〉ネタになりかかっていたんですね。
惜しいなあ。記事になっていれば、角川書店もいよいよ本格的に“事業活
動に対する脅威の排除”に本腰を上げたかもしれないのに。
 それにしても、NG一行情報読んで感心しました。

WEB噂の真相
 −「★2002年3月号 今月使わなかったNG一行情報」
 ●角川書店が有名ネット荒らし三鷹ういを作家デビューさせトラブルの噂
 ●男の噂絶えない藤原紀香が売れっ子カメラマン大塚雄一郎とも交際の噂


 いまや、「有名ネット荒らし三鷹うい」は、藤原紀香と並び噂される存在
であるらしい。「有名ネット荒らし」ってのがいいじゃないですか。なんか、
すがやみつる先生がマンガ化してくださりそうな……(せーへんせーへん)。

 最近は、有名ファンタジー作家の高瀬美恵先生のホームページで厭がらせをし
ているようですから(掲示板形式日記「墨西酔夢日記」2002年1月31日・2月5日)、
さらに目に余れば、そのうちどこかが記事にすることでしょう。まず、どう考え
たって、「ルーズな編集者(?)」の記事などにはならず、「有名ネット荒らし」
の記事になることでありましょうが。

 そういえば、むかし、〈週刊東洋経済〉(2000年1月22日号)の「[覆面座談会
 今週の問題]第2395回 −私用ネットで解雇も?管理・監視は厳しくなるか」

なる記事で職場ごと紹介され、それからぱったり姿を消してしまった「有名ネット
荒らし」公務員(当時)がおりましたなあ。

 なにもかも、みな懐かしい。

三鷹ういホームページ研究


>Psykheさま

 先日の藝論は、興味深く拝読いたしました。「末路哀れは覚悟の前」なる言葉
をあのように捉えるのは盲点でした。聖と穢れの属性をアンビバレントに付与さ
れる周縁人としての藝人という視座には馴染んでおりましたが、あの「末路哀
れ……」をそうした視座から翻訳して考えてみることはなかったもので、目から
鱗の落ちる思いであります。米団治がそういう意味を込めて言っていたかどうか
はこの際重要ではなく、そうした文化人類学・民俗学的な図式に嵌めることもで
きる言葉であるという点が非常に面白いです。こちらこそ、ありがとうございま
した。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メールURL


大森 望 re:シベ超3 2002年02月12日(火)00時54分46秒

>>田波様

 えーと。そもそものなれそめはなんだっけ。聞いたけど忘れました。
 本人に回答してもらうといいんだけど、某社の担当編集者から掲示板への投稿はかたく禁じられてるらしいので(笑)。メールで回答していただければ転載しますが>岩井様。
 ちなみに水野監督のインタビューによれば、

「ホラー大賞獲られた岩井志麻子さんが「1」を観てビックリなさって、そんなのアリかよと最初は思ったけど、目から鱗がとれたとおっしゃいましたね。以来ファンになって「3」には出ちゃったんですよ。これが名演技でね。泣かせますよ」

 だそうです(笑)。しかしこのインタビューはすばらしい。とくにクリスティのとことか。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メールURL


Psykhe 母さん、牛タンのソースを下さい。 2002年02月12日(火)00時54分30秒

どうも。いや、タイトルには何の意味も無いんですが。連休で実家に戻っていまして、こういうほのぼのとした会話を久しぶりに堪能してまいりました。
レンズマンと指輪物語も書庫から引っ張り出せたし。京都博物館の雪舟のチケットもついでに手配して、有意義な休暇となりました。昔の本に囲まれて、ノスタルジックな気分です。

>大森さま

やはりアレは傑作ですか。友人たちからも「いいから見れ!」みたいなメールが来てましたので、期待しておったのですが。
映画の予習(復習かな?)のために通して読んだのですが、しかしあれは凄い作品ですね。話の構成といい、バックグラウンドの緻密さといい、巨匠トールキンの才能を痛感しました。
最後に読んだのは高校の終わり頃でしたのでもう10数年ぶりなんですが、面白いと感じるところが変わるものですね。今回は、アクションシーンもさることながら描かれる人物像に感銘を受けたり。
特に昔は気持ち悪さしか感じなかった「ゴクリ」ですけど、あれは良いキャラですねえ。己には手が届かないものに魅せられてしまった人間の酷く醜悪なメタファに、ちょっとやるせない悲しみを覚えたりして。
6部作ですか……10年計画だなあ。どうせなら、「ホビットの冒険」から始めて、テレビシリーズでやんないかなあ。ともあれ、音響施設のいい映画館で、ゆっくりと鑑賞することを決意いたしました。

 あ、「ホビットの冒険」引っ張り出してくるの忘れてた……

>一面識もない人間を「あんた」呼ばわりできる三鷹ういさん さま

ハンドルとタイトルの位置を間違えられたのでしょうか?
あまり関係ないのですが、祖父の遺訓に「初対面の相手を『お前』だとか『あんた』などと呼ぶ輩は、およそ真っ当な人間ではないので、それ相応の対処をせよ」というのがありまして、それを思い出してちょっと懐かしく思い出に浸ってしまいました。

しかし、親密な間柄での「あんた」ってのは耳に心地よく響きますよねえ。「おまえ」なんかも、江戸前落語で「ちょいと、おまいさん……」なんて出てくると、えもいわれぬ艶が出てきて良いもんです。
まあ、呼び方なんてものは2人の関係性で変わってくるもんなんじゃないですかね。どんなに艶っぽい言葉でも、それが出てくる相手によりますわね。

ゴクリみたいな相手から「いとしいしとぉぉぉぉぉぉ!」なんて追っかけられたら、踵でケツっぺた引っ叩きながら逃げますもん。お札3枚持って……って、それは昔話か。

この記事にコメントこの記事自身スレッドメール


一面識もない人間を「あんた」呼ばわりできる三鷹ういさん 2002年02月11日(月)21時30分05秒

>みたか : 期限3日……。全然反省しとらんな、あんたの担当。
>ちゃんと仕事していれば、何週間も前にわかっていたことだろうに。
>..2002/02/09(Sat) 23:51 No.[15]

>みたか : 自分の仕事の遅れのつけを作家に回すんだよ、あの人は。
>あんたでダメなら、君? 先生? ネエチャン? それともやっぱり
>わたしもおまえと呼ばないといけませんか?
>おまえと呼ぶのは嫌だな。夫になったみたいだ。
>..2002/02/11(Mon) 14:44 No.[26]

>みたか : というより、「おまえ」が良いのか?という問題ですよ。
>「あんた」より。「おまえ」の方が「あんた」より、イイわけ?
> 一般的には。すごい感覚だな鹿(殺)さんって。
>それにしても、編集のミスや怠慢のせいでないと言い切れる材料があ
>るってのが、妙ですねえ。
>あの人、ただだまって一方的に日程押しつけてくるじゃん。
>で、断ると、すねた小学生のように機嫌を悪くしてだまり込んじゃう。
>で、念のため上司に「本当にその日程でやらなくちゃならないのか」
>と訊ねると、「そんな指示を出していない」という返事が返るんだな。
>ふーん、作家ごとに態度を変えているわけかあ。確かにベテランは
>ごまかせないものなあ。
>..2002/02/11(Mon) 20:37 No.[31]


ご自分のHPの関連ログにはもちろんこの素敵な発言も載せるんですよね?
タチの悪い中年男の酔っぱらいかと思いましたが、なんとご本人様でしたか。
しみじみ、貴女を切った角川の担当嬢は英断を下したのだな、と思いました。
一年以上かけて商売物レベルのものすら書けないクズ小説家見習い。
締め切り一つ満足に守れず、病気と兼業を理由に逆切れするようなヤツは
大人しく入院してなさいって。
人格もスキルも最低のクズ野郎に割く予算はない。この甘ったれデブ。

貴女が角川に切られた後も未練たらしく「三鷹うい」の名を掲げている
HPですが、いつかあなたの可哀想なご家族があそこの内容と貴女の
書き込みを真剣に読まれた上で、決断を下される日を待っています。
あまりにも周囲の人間が哀れなんでね。

この記事にコメントこの記事自身スレッド


くろねこ 嘘はやめましょう、三鷹さん 2002年02月11日(月)20時46分39秒

真相はこちらの方が詳しいかと。

http://hpcgi2.nifty.com/watergarden/diary/diary.cgi

この日記の1/31と2/2のところを参照のこと。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先


田波正 シベリア超特急の謎 2002年02月11日(月)17時38分50秒

特殊伝言板でも質問したんですけど、大森さんに直接訊いたほうが早そうなので、ご質問。

「シベリア超特急3」になぜ岩井志麻子さんがご出演なさってるんですか? いったい何つながりなの?

この記事にコメントこの記事自身スレッド


大森 望 クローン対レプリカント南海の大決戦 2002年02月11日(月)17時25分50秒

>>♪きむらかずし様
 ディック原作のレプリカント映画(Impostor)が「クローン」になったんだから、クローンの映画が「レプリカント」になって、これでおあいこかも(笑)
 そういえば、「クローン」のときは、字幕に対して、「あれをクローンと呼ぶぐらいならまだレプリカントにしたほうがいいのでは」と宣伝部の人に提案した記憶がありますが、まあどっちも「そっくりさん」ってだけの意味で使ってるんだろうなあ。
 サイボーグ/アンドロイドの混乱を思い出すような……。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メールURL


三鷹うい 柴田さん 2002年02月11日(月)15時02分34秒

 なんだかやっぱり、「担当を替えてくれ」と言った自分の判断が正しかったような気がしみじみしてくる今日この頃ですよ。
 直らない人は直らないので、人を替えてもらうほかないんだよね、やっぱり。
 良かったような、良くなかったような。

 リンクは下。7日と9日の日記、それぞれの頭のところ。

 http://homepage2.nifty.com/o-m-1/dia/020201.html#7
 http://homepage2.nifty.com/o-m-1/dia/020201.html#9

この記事にコメントこの記事自身スレッドメールURL


♪きむらかずし 本物のレプリカント? 2002年02月11日(月)00時07分11秒

アクションのバンダム「レプリカント」で善悪2役(朝日新聞)なんだそうですが、 単なる(?)クローン人間に「レプリカント」という由緒正しい言葉を使ってほしくないですねぇ。 ちなみに原題もREPLICANTでした。

この記事にコメントこの記事自身スレッドURL


大森 望 映画版『指輪物語 旅の仲間』 2002年02月08日(金)00時50分44秒

 やっと見ました。
 いや、ほんとに傑作だったので驚いた。なぜピーター・ジャクスンにこんな映画が撮れるんだ! おたくでも努力さえすればなんとかなるんだなあ。とても『ミート・ザ・フィーブルス』の監督の映画とは思えん。すげー。
 ていうか、四半世紀前、「スター・ウォーズ」の16mmパイロットフィルムを初めて見たときの興奮を思い出しました。
 まあね、どっちかというと男の子の『指輪』なんで、女性の原作ファンから不満が出るのもわかるけど。だいたい3時間は短すぎるね。3部作なんてケチくさいこといわずに6部作にすればよかったのに。第一部『旅の仲間・上』で2時間。9人そろって旅立つところでエンドマーク、と。これでしょう。そしたら柳じじいの話とかも入れられたのに。後半なんかアクションばっかりでのんびりするヒマがないもんなあ。
 などと文句を言ってるとバチがあたるぐらいの映画。1961年生まれのニュージーランド人のおたくがこれをつくれるんだから、庵野さんも結婚で浮かれてる場合じゃないってば! って違うか。いやしかし、日本の同世代映画監督にも奮起してほしいなり。だってピーター・ジャクスンだよ。すごい天才じゃないんだよ。やればできるんだよっ。(って結局そこにいちばん驚いているらしい)

この記事にコメントこの記事自身スレッドメールURL


菅 浩江 ほんとうによかった 2002年02月07日(木)15時08分36秒

 大森様

>まあしかしすみやかに訂正されてよかった。

 ほんとうに(^-^)
 ガイナックスはデマが飛びやすいので、私もちょっと過剰に警戒してしまいました。
 ナディアの時には、樋口シンジさんが「NHKの中年プロデューサ」になっちゃったり。あの時、まだシンちゃんははたちそこそこだったのに。いや、本人は大笑いしてたんでいいんですけど。
 今回は、ファンをいっぱい抱えた人気漫画家さんを架空の人物A子さん扱い(グラビトンには女性はいないはず……ですよね?)なので、「なにを、このーっ」って思ってしまいました。←ここらへんがデマまみれ慣れの過剰反応。

 しかし、新年会でお話ししたモヨコさんは素敵だった(^-^)
 おしゃれ系の漫画家さんをあまり知らないのですが、彼女はとっても気さくで、まさしく夫婦漫才が楽しくできちゃう感じで、心の底から「よかったね、よかったね」とふたりに言いたい気分です。

 情報混乱も落ち着き、庵野さん本人の発表で私も落ちつけました。
 あとは祝うのみ! ああ、めでたい!

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先URL


大森 望 アンノ×アンノ 2002年02月07日(木)14時29分39秒

>>菅さま

 いや、日刊スポーツの記事は、高度な叙述トリックなのか? とか思っていろいろ考えちゃいましたよ。「同監督が設立した製作会社」は実はガイナックスのことじゃないとか、安野モヨコさんはひそかにガイナックスと雇用関係を結んでいたとか。まあしかしすみやかに訂正されてよかった。

 ガイナ新年会の二次会では庵野秀明×安野モヨコ両氏からいろいろ話を聞いたんですが、なんかほとんど夫婦漫才の域に達してて、それはもう見事なコンビネーションでした。当然、庵野さんがボケで安野さんがツッコミ(と字で書くぶんにはいいんだけど、しゃべるときはめんどくさいですね。二回しか会ってない安野さんを「モヨコさん」と呼ぶのも失礼だし、庵野さんを「カントク」とか呼ぶのもちょっと……。ガイナックス的にはこの問題をどう解決しているんでしょうか)。
 安野さんも意外とおたく文化には理解が深そうだからノープロブレムか。庵野さんのほうは「正しいおたく教育」に一家言あるというか、完璧な庵野メソッドを構築してるようなので、そっち方面の展開も楽しみだったり。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メールURL


菅 浩江 とかって書いた直後に 2002年02月06日(水)22時31分36秒

 コトの真相は庵野さん本人がちゃんと表明してるし(^^;)

 ソースはこちらです。

この記事にコメントこの記事自身スレッドURL


菅 浩江 ここを間違えちゃダメなのに…… 2002年02月06日(水)22時25分10秒

 >大森さん

 私もびっくりでした。いや、話は知っていたので、あの報道に。
 しかし、相手を間違えてちゃ、ニュースとしては「ぜーんぜんダメ」。
 なんでも、このソースをもとにテレビのワイドショーでもネタになっていたそうな。
 本当の相手を知った時の記者さんたちの大騒ぎぶりが楽しみです。

(ひっぱる書き方ですみません。庵野さんは「隠してはいない」と言っていますが、私が相手さんの名前をイチバンに書くのはどうも気が引けるので。今はこうして「相手が違う! そんな一般人じゃなくてもっとスゴイ人なのに」とだけ、突っ込ませておいてください)

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先URL


大森 望 祝・庵野さん結婚。 2002年02月06日(水)04時00分47秒

 なぜか日刊スポーツがスクープ
 珈琲館で新聞開いて芸能面見て、思わずコーヒー噴きそうになりました(笑)。
 ていうか、オレが聞いてる話とは若干違うんですけど……まあいいか。詳細はおいおい明らかになるでしょう。
 とりあえず、同年代の知り合いの結婚話はひさしぶりなのでめでたい。
 というか、同年代おたく独身男子諸君もこれに続いていただくと吉。まず殊能将之たんとか(笑)→サイファイ伝言板参照。

この記事にコメントこの記事自身スレッドメールURL


田波正 御礼 2002年02月04日(月)12時15分33秒

> 久しぶりにおもしろかったです。ありがとうございました。

こちらこそ、おつきあいただいてありがとうございました。
でも、SFの話のほうが、読んでる人にとっては
楽しかったかもしれませんね(笑)。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メール


北野勇作 そうだったんですか。 2002年02月04日(月)11時03分21秒

>田波さま
>わたしが北野様や冬樹様のご意見に違和感を持つ理由は単純でして、
>松本人志に対する評価が低すぎるからです。
>わたしは松本は本物の天才だと思っております。

 なんだそうだったんですか。すみません、そういうふうには読めなかった
もので。どうも読解力が不足しているようです。
 自分ではけっこう高く評価しているつもりだったんですが、表現力も不足
しているようです。

 では、私と田波さんの相違点は、

田波さんは
>かつての松本人志は確かに「自分の信じる笑いの探求者」だったかもしれ
ませんが、
>いまやテレビ番組では、司会業とフリートークに徹していますし、
>舞台にもいっさい出ないし、ライヴもやらない。
>おそらく「ごっつええ感じ」を“切った”ときが転回点だったのでしょう。

 私は、
『今も松本人志は「自分の信じる笑いの探求者」であると思うし、「ごっつ
ええ感じ」を“切った”ときが転回点だったとは考えていない。』

 ということだけですね。別にこれは意見を一致させる必要はないですよね。

 こちらこそ、お気にさわったのならお許しください、“雑談”ですから。
 あ、“雑談”ついでに、ちょっとだけ気になったのですが、松本人志氏が
ピカソだというのは、松本氏自身の発言からきたものだと思いますよ。二丁
目劇場が女子高生女子中生であふれていた頃、たしか「上方漫才への道」と
いうラジオ番組のインタビューのなかで本人が答えていたと記憶しておりま
す。
 自分のやりたい笑いは絵で言えばたぶんピカソのようなもので、でもそれ
がいきなり二丁目に来ている子らにわかるはずもないから、今やっているの
はそれをもっとわかりやすくして、とりあえずマンガみたいなものから始め
て徐々にピカソにしようと思っているが、でもこのところちょっとそれをや
りすぎてマンガでも「サザエさん」みたいになってしまったのかもしれない、
そのことを自分でもちょっと心配している、というようなことをしゃべって
いました。あれはダウンタウンが東京に進出する前で、初めて大阪でレギュ
ラーのラジオ番組を持った頃だから、クラブ紳助より前だと思いますよ。
なにしろまだ注目の若手漫才コンビの頃ですから。インタビュアーは新野新
だったかなあ。
 自分のやっていることがピカソのようなことだと自覚していて、いきなり
ここまでは来れないだろうからわかりやすくしてあげよう、という発想は
天才を自覚しているということだと思うし、自分が天才だと思うのとまわり
がアホばっかりだと思うのはこの点においては同じだと思うのですが、
まあこれもとくに意見を一致させる必要はないですよね。

 では、これにて予定終了。
 久しぶりにおもしろかったです。ありがとうございました。

この記事にコメントこの記事自身スレッドメールURL


中山大安 2001年梅地下の旅 2002年02月04日(月)07時59分31秒

ありがとうございます。>ゆ〜びっくさま
20世紀版の方は堀氏のweb pageで読ませていただきました。
新しい方はもう少し待たないといけないんですかねぇ。やっぱり。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先


田波正 漫才についての追伸 2002年02月04日(月)07時25分43秒

>  ガキの使いでやっているあれが、なぜ漫才の否定になるのか私には
> わかりません。単に新しい手がひとつ増えるだけのことだと思います。

要するに、ダウンタウンは、
「漫才なんか真面目にやってるやつらはバカだ」
と言っているわけです。(現に一時期公言していました)
もちろん、これは本物の天才だから言えることで、
凡人は真似してはいけません。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メール


田波正 まあ、ここは雑談の場ですから 2002年02月04日(月)07時04分47秒

北野様>

わたしが北野様や冬樹様のご意見に違和感を持つ理由は単純でして、
松本人志に対する評価が低すぎるからです。
わたしは松本は本物の天才だと思っております。
島田紳助が「松本はピカソや」と言ったのは、要するに
「松本は本物の天才や(だから凡人は真似したらあかん)」ということです。

(島田紳助への言及が多いのは、
彼がいち早くダウンタウンを認めた慧眼の持ち主であり、
批評かとしても優れていると思っているからです)

したがって、「『ガキの使い』のトークはすばらしい」とか
「『Hey! Hey! Hey!』の司会は力技」だと聞くと、違和感を感じるのです。
あれはダウンタウンにとっては「テレビに出ているだけ」ですよ。

「天才」うんぬんについてもそうで、
本物の天才が「おれは天才だ」などと思うはずがない。
「みんななんでこんな簡単なことできないんだろう?」
と不思議がるだけでしょう。

そういう違和感を表明しただけであって、
べつに北野様のご意見に反論したつもりはありません。
これは“雑談”ですので、お気にさわったのなら、お許しください。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メール


北野勇作 みなさん、なんかすみませんねえ 2002年02月04日(月)01時52分03秒

>田波さま

 ガキの使いでやっているあれが、なぜ漫才の否定になるのか私には
わかりません。単に新しい手がひとつ増えるだけのことだと思います。
 それに漫才にはもともと即興的な要素があります。間とかリズムは
同じことを同じテンポでやる練習で身につけるものではありません。
それで身につくのはあくまでもストライクゾーン程度の精度であって、
そのくらいなら素人にも反復練習で出来ます。それ以上の精度はセンス
と才能と、そして生きているボールをその時のタイミングで打ち返す
ということをやり続けることでしか生まれないし磨けないと思います。
だから舞台の上でやるのです。
 才能とセンスさえあれば漫才はできるのではなくて、才能とセンスが
なければ漫才はできません。それを磨いているところまでちゃんと見世物
として成立させてしまうのが芸人の力だし、例えばそんな力のまだない新米
の落語家のために実際に客前でそれをさせてあげるのが前座というシステム
だと私は解釈しております。
 生きた間と言うのは、ひとりで一生懸命ネタをくっているだけではなか
なか身につかないものだからです。お客は前座の落語家がまだうまくでき
ないことに目をつぶって、むしろうまくなっていく過程を楽しむのです。
 もちろん、そんなことをしなくてもいきなり出来てしまう人間もなかに
はいますが。

田波さんは
>北野さんや冬樹さんが依拠する落語における“芸”とはまったく質が
異なるものではないでしょうか。

 と書かれましたが、“芸”にどんな様々な質があるのか、私には見当も
つきません。「自分の信じる笑いを探求すること」でいいんじゃないでしょ
うか。
 それから、
「高度な“芸”をお持ちですね」などといきなり言われたらふつうは誰でも
おちょくられた思って憤慨するんじゃないでしょうか。
 そもそも私は、「高度な“芸”を持っている」などというような妙な文章
は書いていません。

>かつての松本人志は確かに「自分の信じる笑いの探求者」だったかもしれ
ませんが、いまやテレビ番組では、司会業とフリートークに徹していますし、
舞台にもいっさい出ないし、ライヴもやらない。
>おそらく「ごっつええ感じ」を“切った”ときが転回点だったのでしょう。
>松本人志はいま「テレビに出ているだけでいい人」となっている。

 という田波さんの書き込みに対して、私はそうは思っていないと書き、
続けて自分なりのその理由を述べただけです。それがなぜ「高度な“芸”
をお持ちですね」になるのかさっぱりわかりません。

>古くさい漫才が完璧にできるからこそ、即興もできるということでしょう。

 もちろんそうです。で、「ガキの使い」で即興をやっている。もしかしたら
古臭い漫才は今のところ冗談としてくらいしかやる気がしないからかもしれま
せん。芸人として別にそれでいいと思いますが。
 それから、島田紳助氏の名前がよく出てくるのもいまいちわかりません。
 島田紳助氏が「クラブ紳助」で「松本はピカソや」と言ったことと、ピカソ
本人が自分のことを天才だと思っていたかどうかというのがはたしてどういう
関係にあるのかも私にはよくわかりません。ピカソの絵が子供のらくがきのよ
うなのかどうかも私にはよくわかりません。
 田波さんは私や冬樹さんの松本氏評価に違和感を持たれているようだし、
ここで意見を一致させることなど出来ないことはわかっているのだから、お互い
の評価の違いを明確にしてそれで終わりでいいんじゃないでしょうか。
 田波さんはそういうお考えではないのでしょうか。

追伸
 気の毒もなにも、末路あわれというのはまさにそういうことだと思います
けど(笑)。

この記事にコメントこの記事自身スレッドメールURL


Psykhe 藝論もどき 2002年02月03日(日)22時05分51秒

 いままで深く考えたことはなかったのですが、皆様のお話を拝読しまして思ったこと、駄文ながらに書き留めてみました。
 そもそも「芸」とは何ぞやとメタな問いかけをしたくなるのですが、私は至極自然に聖なる彼岸と俗なる此岸を橋渡しするものはまとめて、「芸」であると感じております。まさに「道」であると。
橋渡しですから、もちろんそこには当然グラデーションがあって然るべきでしょう。
 完全に彼岸へ渡られた方は、なんと言いますか、此岸の住人に了解可能な「芸」とはもはや呼べないような境地に達してしまって、優秀な翻訳者が必要となってしまうのではないか。
また、その反対の極に立つ方は、それは一種の業者であってもはや「芸人」とは呼べないのではないかと感じます。
 そういうわけで、私あ初めて「末期あわれ」という言葉を聞いたときは、非常にすんなりと「此岸を旅立ち彼岸へ赴く者の覚悟の言葉」として受け取りました。
こうしたところに「芸」が「道」たりえる所以があるのではないかと漠然と感じております。

 その一方で、寄席や小屋が好きな私としては「芸は受け手があって始めて存在する」と強く主張したい気になります。科学の言葉を持ち込めば、「芸とは、観測されて初めて存在するものである」とでもなりましょうか。
そも芸とは、ある種の「場」を形作り、そこに何かを呼び込むものであって、その「場」とは舞台を中心としてその受け手さえも含んだ空間であると。
こうして思うと(どなたのものでしたかは失念しましたが)「良い芸人は良いお客様を作り、良いお客様は良い芸人を育てる」と言う言葉は至言だと思う次第です。
 どんなものであれ芸を見に行くと、観客も各々が各々なりに参加することを求められるのを感じる瞬間が多々あります。それはTVを眺めるのとは別の、ハレの瞬間であると申せましょう。
ハレのものである「芸」がケの道具であるTVに取り込まれたとき、もしくは彼岸を呼び込む場たる「舞台」が「お茶の間」へ拡散したときに、また別種の「TV芸」なるものが生まれたように感じます。
 こうした流れの中で、自らをケに取り込まれてしまう芸人さんがいらっしゃる一方で、TVを通しながらもお茶の間をハレの舞台へと変えてしまう稀有な才能をもった芸人さんが、これからもどんどん生まれてくるのではないでしょうか。
ダウンタウンの松本さんなどは、そうした稀有な方の一人だと思います。

 芸人を、「その周りにハレの場を作り、彼岸を呼び込む存在」だとするならば、その存在はメディアの分化と共にさまざまな形を取りつつ生まれてくるような気がします。
おそらく未だ黎明期であるネットメディアにおいても、「ネット芸人」なる存在が生まれてくるのでしょう。もしかしたら、自分が不世出のネット芸人さんの誕生に立ち会えるかもしれない。
こうした可能性を考えると、良い時代に生まれたものだと思わないでもないです。

 私が芸能が好きなのは、彼岸にしがみつき此岸に旅立てぬ凡俗の売芸の徒が持つ、踏み出した人々に対する憧憬と芸の神様に見込まれなかった安堵の入り混じった混沌とした感情からかもしれないと自覚した次第です。
 お礼を申し上げる筋合いではないかもしれませんが、こうしたことを考えるきっかけを頂いて、お礼を申し上げたく存じます。>冬樹蛉さま、北野さま、田波さま

この記事にコメントこの記事自身スレッドメール


追伸 追伸 2002年02月03日(日)20時51分45秒

>  あと、末路あわれ、というのは覚悟であって、現実にお金を手にしてしまった
> こととはあまり関係ないでしょう。

というのは、現にあわれな芸人さんたちに気の毒なんじゃないですか(笑)。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メール


田波正 藝と書かないと叱られるかな 2002年02月03日(日)20時43分49秒

「ガキの使い」におけるフリートークは、北野さんがおっしゃるとおり、
即興演奏としての漫才ですが、
それは言いかえると、漫才という“芸”の否定なわけです。
ネタを練らなくても、練習をしなくても、漫才を極めたいと思っていなくても、
才能とセンスさえあれば漫才はできる、ということです。

それも“芸”である、
松本はいまもテレビで高度な“芸”を披露している
と解釈すれば確かにそうでしょうが、
北野さんや冬樹さんが依拠する落語における“芸”とは
まったく質が異なるものではないでしょうか。
「高度な“芸”をお持ちですね」
などとほめたら、松本は憤慨すると思いますよ。

もちろん、これはダウンタウンが
漫才師としても高度の達成をとげているから可能なことです。
残念ながら、わたしは“漫才師時代”の彼らの舞台を見ていませんが、
彼らがテレビで“冗談として”漫才を演ずるときに、そのことがわかる。
たとえば、わたしは一度、ダウンタウンが坂本龍一を加えて、
陳腐かつ古くさいトリオ漫才を“冗談として”演ずるのを見たことがありますが、
(たしかスキューバダイビングネタでした)
間とタイミングの取り方が絶妙で、舌をまきました。
古くさい漫才が完璧にできるからこそ、即興もできるということでしょう。

そのあたりのことは島田紳助がかつて「クラブ紳助」で
「松本はピカソや」と喝破していました。
つまり、写実的な絵画が完璧に描けるからこそ、
子供のらくがきのような絵が描けるということです。

さて、ピカソは自分を「天才」だと考えていたでしょうか?
わたしはそうは思いません。
ただ、まわりの連中がバカに見えていただけでしょう。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先メール


北野勇作 個人的意見 2002年02月03日(日)16時40分54秒

 まあひとそれぞれという結論になったようなので、私も最後に個人的な評価を
述べさせていただきます。しつこいと思われるかもしれませんがいちおう自分の
立場を明確にしておかないとまずいので。

 私は、『松本人志はいま「テレビに出ているだけでいい人」となっている。』
とはまったく思っていません。
 とくに「ガキの使いやあらへんで!!」は、回によっての出来不出来はあるに
しても、質・密度共に「ごっつええ感じ」以上のレベルにある番組だと思う。
後半のだらだらしたフリートークのように見える舞台でのあのしゃべりも、かな
り高度な即興演奏であると考えます。客席を全員味方につけていてもあんなこと
はなかなかできない。そして、客席を完全に自分の味方につけることができるの
なら、歌番組の司会業くらいは喜んでしても不思議はない。
 さらに、漫才師の司会者が、出てくる歌手より優位にたって好き放題、時には
ゲストをボロクソに言ったりする歌番組というのはこれまであまりなかったもの
というか初めてかもしれないのだが、それをあたりまえのように感じさせてしま
っているのは、たぶんダウンタウンのとんでもない力技だと思う。
 あと、末路あわれ、というのは覚悟であって、現実にお金を手にしてしまった
こととはあまり関係ないでしょう。芸人になるとき、うまくいったときのことな
んか心配する必要はない。うまくいったんなら、それでいいに決まっている。
覚悟というのはダメだったときのことですから。ダメだったときに、やめとった
らよかったと、後悔するか、まあもういっぺん選べ言われてもやっぱりこっちに
するやろからしゃあないかなあ、とあきらめることができるかというだけのこと
だと思います。
 以上、私の個人的意見です。
 どうも長々とすみません。
 あ、それから私は、松本氏は自分のことを天才だと思っている、と思ってい
ます。ほんと、ひとそれぞれですね。


この記事にコメントこの記事自身スレッドメールURL


ゆ〜びっく  「梅田地下オデッセイ」  2002年02月03日(日)15時10分33秒

自己レス(^^;

21世紀版「梅田地下オデッセイ」ってもしかして
去年 徳間書店のデユアル文庫で出るはずだった「梅田地下オデッセイ2001」の方でした?
これは延期になってそのまんまなような…
違ってたらごめんなさい

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先


ゆ〜びっく 「梅田地下オデッセイ」 2002年02月03日(日)14時41分59秒

古本屋かネットのオークションで探すしかないです。
どーしても見つからなければ堀先生のWEBページでも読めます

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先


中山大安 尋ね本 2002年02月03日(日)11時34分01秒

中山ともうします。割り込んで申し訳ありません。少し古い噺なのですが、

> というわけで、本の宣伝はもちろん、「尋ね人」とか「売ります・買います」とか
>「交際相手を求めています」とかもチャンス。

とありますので、ご存じの人がおられたら教えていただきたいことがあります。
かつて、恐怖省に潜入し、トリニティを肩に、太陽風に乗って、バビロニア・ウエーブ
に向かって出門された堀晃氏の21世紀版「梅田地下オデッセイ」という本を探してい
ます。ここ何年か、噂ではその存在を耳にするのですが、目にすることができません。
どなたかご存じの人がおられましたら、お教えいただけないでしょうか。

この記事にコメントこの記事自身スレッド返答先


1つ前の過去ログ:新・大森なんでも伝言板 (0059)


管理者: 大森望 <ohmori@st.rim.or.jp>
CGI_Board 0.66+VA0.01