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新・大森なんでも伝言板

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とりあえず試験レンタル中。旧伝言板ルールは引き継がれます。


津原泰水 駄目押し 2002年01月20日(日)08時41分08秒

 おやまあ、まるでSF大会。
『鉄塔武蔵野線』は私も良いと思います。映画の出来も良かったですよね。

 ふたたび告知に利用させてください。
 高野文緒さんが御登場ですが、『少年トレチア』(今月末発売/講談社/本体
価格2000円)の執筆に際しまして、彼女には多大なご助力を賜りました。IDDM
(インスリン依存型糖尿病)にまつわる描写においてです。高野さんのサイト
(タグの埋め方がわかんないや。高野さんの発言から飛ぶかGoogleで検索してく
ださい)に、平易な解説とリンク集があります。
 いわゆる難病を娯楽小説のモチーフとすることへの抵抗感はありましたが、イ
メージや状況を悪化させることはあるまいと判断し、描きました。文責は津原に
あります。

 文庫版『蘆屋家の崩壊』(集英社文庫/解説・皆川博子)は三月発売。四六判
には間に合わなかった「超鼠記」が加筆のうえ収録されます。
 文庫版『エロティシズム12幻想』(講談社文庫)も同月発売。追って『十二宮
12幻想』『血の12幻想』と連続刊行されます。順番が狂ったのは、『エロ』には
京極夏彦さんがお書きだからかと。
 こんな感じでいかがでしょう>担当者諸氏

 Googleといえば、イメージ検索、怖いですね。私は以前からウェブ上の写真を
お断りするか、不明瞭なものに限定していますが、それでも顔が出てくる。e-
NOVELSでの特集の表紙です。あれがまた怖く加工されていて、あはは。
 e-NOVELSといえば、間もなく桐野夏生さんの連携連載が始まるとか。宮部作品
以来のヒット数になること必至でしょう。
 こんな感じでどうですか>笹川さん

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北関東の伊東 2002年01月20日(日)08時21分40秒

三鷹先生、

このような門外漢に何度もお返事をいただきましてありがとうございます。
お返事のなかで少々混乱してしまうことがございましたので、一つだけお伺いさせ
ていただきたいことがございます。

> そもそも作品を作ることができない編集ならば、いくら作品について良いことが
> 言えたとしても、いったい何になるでしょうか?
> まず、作品が作れるということです。仕事はそれから始まります。

作品を作るというのはどういうことを指しているのでしょうか?
編集者が関わっているということなので、出版を指しているとは思いますが、
仕事とは出版までを指していることでしょうか。

私の作家というものに対しての勝手な認識として、作品を作るのはあくまでも作家
であって、編集者はその助け(取材・資料・矛盾点の指摘・市場のニーズに合う
あわないの判断等)をするものだと思っておりました。もちろん作品内部への言及
も含まれると思います。
しかし三鷹先生のお話を総合すると、先生は文章を書くだけでその後の作品として
のまとめは編集の責任と言う風に受け取られてしまいます。
そのように受け取られるのは先生の姿勢を疑われてしまうような気がしてなりません。

別に編集者がいなくても作品はでき、一般の人にも読ませることはできると思うのですが。
同人、といっても文学サークルに所属している友人は地方新聞の短編小説を時々書
いております。編集者について聞きますと、特に誰も内容に言及する人はいないと
答えています。

せっかく編集に関わる問題が終結したようですので、これからはご自分の納得する
作品をゆっくりと満足ゆくまで時間をかけてお書きになるのがいいかと思います。
その出来上がった作品を読む機会がありましたら一読者としては幸いです。

> いずれにせよ、大変なお仕事をなさってらっしゃるようですね。がんばって下さい。
ありがとうございます。そのお言葉はこれからの励みになります。
これからもっと寒くなりますので先生もご自愛ください。

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野尻抱介 鉄塔武蔵野線 2002年01月20日(日)06時05分47秒

 『鉄塔武蔵野線』ってそんな話だったんですか。これは読むしかないなあ。
 松浦さんの書き込みを読んだだけでじんわりきてしまった。

 幼少の頃、母のミシン糸がどこまで続くかと思って玄関から外の通りへと糸を繰り出しながら歩いたりしました。あれは50mくらいで終わったかな。子供心に無限を期待していたんですが。
 高校になって電車通学しているとき、友人が「あそこに巨大な十字架がある」と外を指さして言った。確かにそんなものが遠くに霞んで見えたので、気になって仕方なくなり、別の日に自転車で現地に向かいました。
 かなり苦労して探しだしてみたら、ただの給水塔でした。タンク部分が平べったくて、横から見ると十字のシルエットになる。

 去年は、近くの山の頂上付近にある施設が気になって現地調査しました。どうもアンテナにしては形が変だと思っていたんですが、レーダー反射板でした。用途は不明ですが、たぶん伊勢湾にいる船舶が測位に使うんだと思います。
 私は子供の頃から成長が止まっているのかもしれません。しかしこの掲示板にきて、成長の止まった人がほかにもいるとわかって心をなごませました。

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人参太郎 早速のお返事有難うございます 2002年01月20日(日)04時21分39秒

>大森先生
早速のご回答有難うございます。
それでは、件の方の書き込みを、飛ばし読みするよう努力してみます。
閲覧頻度も、十日に一度ほどで再挑戦したいと思います。

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北野勇作 ミステリー読者様ごめんなさい。 2002年01月20日(日)04時12分04秒

>過去の話を色々ありがとうございます。
 ほらね、ミステリー読者さま。人はいつでも運が良いわけではないんです。
 あきらめるタイプの方なら、きれいさっぱり消えていたと思いますよ。

>三鷹さま
 ありがたがっていただき、ありがとうございます。たとえこれが単なる
社交辞令だとわかっていても、とても嬉しく思います。恥をしのんで書い
たかいがあったというものです。でも、私に対してはこの社交辞令だけな
のですね。あとは、もうミステリー読者さまに呼びかけられているみたい
だし。もうあまり私とは関わりたくないのでしょうか。まわりにいる人た
ちのせいで私まで頭がおかしいと思われているのでしょうか。心配です。
でも、もしかしたらその通りなのかもしれませんね。だって、私にはあなた
が書かれている「あきらめるタイプの方」というのがどういうものなのか
さっぱりわからないのです。あきらめるというのはいったいどういうこと
なのでしょうか。いいものを書いているのにみとめてもらえないので、書
くことをやめてしまう方のことなのでしょうか。私の知っている小説を書
いている人たちは、どちらかと言えば書くことでなんとか正気を保ってい
るといった方たちばかりなのです。だから思うのですが、みとめられない
という程度の理由で書くことを止めることが出来るという方はあまりこう
いうことに向いていない、というか、そんなものなしでも充分に正気を保
って幸せになれる可能性のある方だと思います。あなたもそんな方のひと
りではないですか。あまり身体にも精神にもいいものではないので、もし
止められるのであれば止めるにこしたことはないと私は思うのですが。
ああ、ミステリー読者さんすみません、あなたに投げかけられたお言葉に
勝手に返事をしてしまいました。ここはひとつ運が悪かったと思ってこん
な私をお許しください。

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冬樹蛉 「和製イザヤ・ベンダサン」ってのはアリだろうか 2002年01月20日(日)04時00分13秒

>北野勇作さま

>「SF界の」などというちまちました呼び名
>より「日本の椋鳩十」あるいは「和製椋鳩十」と呼ばれたいのですが、
>なかなか誰もそうは呼んでくれません。それともすでに「日本の椋鳩十」
>とか「和製椋鳩十」は存在しているのでしょうか。

 よ、よろしいんじゃないすか(;^o^)/ チェッカーズがデビューし
たときのキャッチフレーズは、「日本のみなさん、こんにちわ」でした
し、宮迫千鶴は自分のことを「在日日本人」と称していました。ちょっと
ちがうような気もしないではありませんが、似たようなものでしょう。
「和製宇多田ヒカル」くらいならそのうちほんとうに出現するかもしれ
ませんけど、それは倉木麻衣ではないかとは言いっこなしです。

>「偽・日本の椋鳩十」でも「新・日本の椋鳩十」でも
>「帰ってきた日本の椋鳩十」でも「ハワイの日本の椋鳩十」でも
>かまわないのですが、それもだめでしょうか。

 「椋鳩十ブラックRX」「も〜っと!椋鳩十」なども捨て難いと思い
ますが、私としては「ギターを抱いた椋鳩十」を推したいところです。


>ミステリー読者さま

>お名前を間違えるという、失礼極まりないことほしでかしてしまって
>いました。

 いえいえ、たいていの人は「蜻蛉」と打って「蛉」の字を出すもので
すから、おまちがえになっても無理はありません。お気になさらず。

>SF薄読者なのですが、何かお勧めがおありでしたら、お教え下さいませ。

 第二回小松左京賞の『今池電波聖ゴミマリア』(町井登志夫、角川春
樹事務所)なんかどうでしょう? たいへん暗〜い気持ちになれます。
SFじゃないですが、ミステリーがお好きであれば、昨年出た最もバカ
な小説のひとつ、『さらば、愛しき鉤爪』(エリック・ガルシア、酒井
昭伸訳、ソニーマガジンズ・ヴィレッジブックス)なんかお薦めです。
ちゃんとしたハードボイルドですけど、ただ……登場人物の多くが恐竜
でして、彼らは絶滅していないことが人間にばれないように、ふだんは
人の皮をかぶって暮らしております。主人公の探偵はヴェロキラプトル
です。いやあ、アホです。このご時世、これくらいアホだと清々しく、生
きる勇気が湧いてきます。「なんで恐竜なんだ?」ってのは言いっこな
しということで(^ ^;)。本格SFホラーなら、先にも出た『ベルゼブブ』
(田中啓文、Tokuma novels)はいいです。虫好きにはたまりません。
「駄洒落を取るとなにも残らない」と絶賛される田中啓文作品ですが、
この作品はちょっとちがいます。本格SFホラーのしっかりとした骨格
を駄洒落の釘や鎹を使って組み上げているので、「駄洒落を取るとな
にも残らない」のではなく、「駄洒落を取るとバラバラに瓦解する」本格
SFホラーという、ちょっと常人には想像もつかないものになっています。
SFも読んでくださるということでしたら、うちのこことか参考にしてい
ただけると嬉しいです。


>小林泰三さま

>でも、どうしても三鷹さんが答えられないということでしたら、僕のことを
>「頭のおかしい人」扱いすれば、三鷹さんには返答能力がないということで
>了解いたします。

 わははは、それいいですね。三鷹さんに「頭のおかしい人」と認定され
たら“あがり”、チェックメイトということで。ミステリー読者さん、さ
すがにミステリーがお好きだけあって、きわめて論理的な思考をなさる方
とお見受けいたします。もう少しで“あがり”ですね。

 ところで、さすがにフレッシュアイは早いです。

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管理人 re:お願い 2002年01月20日(日)03時58分07秒

>>人参太郎さま
「私自身は何も迷惑しているわけではありません」とのことなので、とくに対処の理由があるとは思えません。ていうか、発言を読みたくない人が特定されているのでしたら、その人の発言を読まなければいいだけではないでしょうか。
 過去の経験に照らして言うと、管理人判定では、現在、とくに「書き込みの頻度」が高い人も、とくに「口汚い」発言も見当たりません。
 あるいは、閲覧頻度を「月に一回」程度にしてみるのもおすすめですね。この伝言板はなくなってるかもしれませんが、かなりの確率でどこかにログは残っているでしょう。

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小林泰三 2002年01月20日(日)03時37分24秒

>三鷹さん

>  わたしの行動を奇妙だとお考えになるなら、それも良いかもしれませんね。

はい。いいと思います。

>  わたしはただ、自分がやっていないことはやっていないと、はっきりさせよ
> うとしただけです。
>  それ以外に説明するすべもありませんねえ。

三鷹さんには説明するすべがないのですね。

>  そういうのを説明能力がないとおっしゃるなら、それも仕方がないでしょう。

説明するすべがないことは説明能力がないということでいいでしょう。
仕方がないのですね。

>  しかし沈黙しているほうを、精一杯誠実に説明してきたわたしより正常な行
> 動であると判断する方の求める、正常な説明能力とは、いったい何なのでしょ
> うか。深い謎ではありますね。

三鷹さんが以下の単純な質問に答えることです。

(1) 三鷹さんが出版社を切ったと思われることで、どんな実害がありますか?
(2) 出版社が三鷹さんを切ったと思われることで、どんな実害がありますか?
(3) 三鷹さんは何のために切られたという証拠が必要なのでしょう?

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一SFファン なんというか 2002年01月20日(日)03時36分11秒

>三鷹さん

> いいえ、全く違います。
> わたしが言っているのは、「作家というのは才能です。努力ではないのです」
> ということです。
> あなたが言っていたことは、「作家というのは、結果として作家になった人
> (世に出られた人)のことで、それはやる気のあった人」だ、です。
> 全く違います。

世に出てない人は作家志望であって、作家ではないでしょう。世に出てない人の
話を議論する意味はないと思います。

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人参太郎 大森先生へお願いです 2002年01月20日(日)03時25分31秒

大森先生

初めまして。
いつもサイトを楽しく拝見しております。
綺羅星のような憧れの先生方が書き込まれるこの掲示板は、SFやファンタ
ジーを好きな閲覧者にとって天国のような場所です。
今日は、不躾ながらお願いがあって書き込みをしております。
大森先生は、1月16日に、

>迷惑しているという声も、いまのところどこからも寄せられていません。
>寄せられたらその時点で考えたいと思います。

とお書きになっておいででした。
12月28日からこんにちに至るまで立て続けに書き込んでおられる作家志望
の女性の発言について、可能ならご一考頂けませんでしょうか。
私自身は何も迷惑しているわけではありませんが、鉄塔武蔵野線について
書き込んでおられる方の様な、詩情あふれる心優しい書き込みの上に、こ
の作家志望さんが2002年01月20日(日)02時40分32秒に書き込まれたような
ものが乗っていますと正直大変落ち込みます。幾ら興味深い本や映画の話
題が出ても、それを幾度となく断ち切ってご自分の話(もしくは信憑性に
疑問のある業界の話)をされるので、戸惑いと怒りを感じています。仕方
なく閲覧する頻度を減らし、もう幾ら何でも終っただろう、と訪ねてくる
と、相変らずご健在なので、辛くなって参りました。
図々しいお願いですが、書き込みの頻度に対して規制を設けていただくか、

>あなた、バカですか? 10年かけようが30年かけようが、受賞して、そ
>の後のびる人というのは、そもそも才能があるのです。ダメな奴は10年
>やってもダメなんですからね。

上に引用したような口汚い書き込みでこちらの掲示板を荒らすのをやめる
よう警告して頂くわけにはいかないでしょうか。
この女性の書き込みについて私のようなものがこれ以上語るまでもないと
思いますので、大森先生のご判断を、祈るような気持でお待ちしておりま
す。

>ミステリー読者様
この期間のご奮闘に、影ながら声援を送らせて頂いておりました。決して
一人で思いこんで一人で訳の分からない結論を出していらっしゃるなどと、
或る方を除いては思っておられないことでしょう。
僭越ですが一言、お疲れさまでしたと言わせて下さい。

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三鷹うい もしかして、混乱してらっしゃいませんか? 2002年01月20日(日)03時20分43秒

>高野史緒 先生、

 妙だ妙だと思っていたのですが。もしかして高野先生、勘違いされていませんか?
 わたくしが、「自分は作家として何回かデビューできたから、作家としてやっていける」と思いこんでいる人間だ、と。
 それで、作家としてデビューするべきではない作家がデビューしたという話をなさったのではありませんか?
 むしろ先生があげられたその例は、わたしの主張を補強するような例でしたが。
 受賞作家より、受賞せずにデビューした高野先生の方が、あとで高く評価された。それは、わたしがミステリー読者さんに、何度もくりかえし言ってきたことです。受賞作家が受賞しなかった作家に常に勝っているわけではない、ということはね。(わたしの意見を補強するようなことをおっしゃりながら、「あなたには何を言ってもしょうがない」などと先生がおっしゃたので、わたしは大変混乱したわけです。先生がこちらの意見に同意しつつ、しかしわたしが先生の意見を採り入れないだろうなどとおっしゃられるので。もしかして高野先生、誰がどの意見を言っているのかについて、混乱していらっしゃいませんか?)
 いずれにせよ、わたしはわたしを過信していません。お間違えないように願います。
 むしろ、自分を過信していないからこそ、執筆以外の仕事を優先して、「その日程では書けません」と仕事を断って、編集者を怒らせて、出版社に切られたわけですからね。どうかお間違えないようにお願いします。
 どうも、意見を、あれこれ色々な人にすりかえられて困惑しています。困ったことです。被害妄想の頭のおかしな人はいるし。

>小林泰三 先生、

 わたしの行動を奇妙だとお考えになるなら、それも良いかもしれませんね。
 わたしはただ、自分がやっていないことはやっていないと、はっきりさせようとしただけです。
 それ以外に説明するすべもありませんねえ。
 そういうのを説明能力がないとおっしゃるなら、それも仕方がないでしょう。
 しかし沈黙しているほうを、精一杯誠実に説明してきたわたしより正常な行動であると判断する方の求める、正常な説明能力とは、いったい何なのでしょうか。深い謎ではありますね。

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大森 望 re:鉄塔武蔵野線 2002年01月20日(日)03時14分34秒

 おお、ここにも『鉄塔武蔵野線』支持者が>松浦さん。

 刊行当時、大森が「本の雑誌」に書いた書評は、本の雑誌新刊SF時評1995年の冒頭とか、WEB本の雑誌の「過去の新刊めったくたガイド」とかにありますが、個人的にも少々縁がある(というか思い出深い)作品です。

 この小説のファンタジーノベル大賞応募原稿は、たまたまぼくが下読みを担当した箱に入ってて――というか、あまりにも巨大な原稿だったので、それだけでひと箱だった(笑)――それにグリグリの◎をつけて返したのは大森です。

 新人賞の予備選を担当するようになってから、たぶん2000本を超える原稿に目を通してるはずですが、その中でも印象的だったもののベストワンでしょう。なにしろ原稿段階では数百枚の生写真が一枚一枚丁寧に貼りつけられてて(だから巨大)、オブジェとしてのインパクトもじゅうぶん。
 こ、これはもしや電波系のひとなのでは――と半分おびえつつ読みはじめたところ、これが面白いのなんの。よくこんなこと考えたなあとしばし茫然。ある意味、ワン・アンド・オンリーの小説でしょう。
 それだけに、職業作家としてやっていけるタイプの書き手だと判断する根拠にはならないタイプの小説なんですが、そこまでの判断を新人賞の選考委員に求めるのは筋ちがいでしょう。中学生に授賞したとかならともかく、銀林さんもいい年をした大人だったわけですし、たとえもし本当に彼が「人生を狂わされちゃった」のだとしても――銀林氏とは授賞パーティで意気投合して以降、その後も何度かいっしょに飲んだり年賀状をやりとりしたりという関係なんですが、ご本人はたぶん「人生を狂わされちゃった」とは思ってないと思う――それを審査員の「罪」と呼ぶのは違和感がありますね。

「『賞の特徴づけ』のために利用された」という話もぼくは初耳で、まあそういう側面がゼロではなかったにしても、むしろそれは「『ムジカ・マキーナ』に授賞しなかったことの言い訳」という側面があったりするんじゃないでしょうか。
 ぼくが『ムジカ・マキーナ』を読んだのは単行本化されたあとだったんで、こんな傑作が無冠だったのかと驚いたんですが、『鉄塔武蔵野線』の大賞受賞に関してはなんの疑問もありません。この妙ちきりんな作品をよくぞ評価した、と感心したくらいです。

 ちなみに1995年のSFマガジン「マイ・ベストSF」の投票で、大森は『ムジカ・マキーナ』を2位に、『鉄塔武蔵野線』を4位に入れていますが、SF性に対する配慮がなければ、もしかしたら順位が逆になっていたかも(さらにちなみにこのとき大森が一位にしたのは『ソリトンの悪魔』だったり)。

 ところで、いま本が出てこないんですが、『鉄塔武蔵野線』のラストって、たしか文庫になるときに「アマアマ」部分は変更されたんじゃ?

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小林泰三 第一でナイトの知名度は? 2002年01月20日(日)02時51分12秒

>ふぉX 様

『密室・殺人』をお読みくださり、ありがとうございます。
最後まで読んだ方がもう1度読みなおしても面白い作品を目標に細かいところ
に工夫を凝らしたので、ぞわわわとしていただき、嬉しく思います。

まだ、なっちゃんの方が知名度高いようですね。今後は初代なっちゃんとか、
先代のなっちゃんと呼ばなくてはならないのでしょうか?

>三鷹 さん

僕は奇妙な行動の原因が知りたくて、三鷹さんに質問しているのです。編集者
さんは沈黙を守るという正常な行動をされているだけです。

でも、どうしても三鷹さんが答えられないということでしたら、僕のことを
「頭のおかしい人」扱いすれば、三鷹さんには返答能力がないということで
了解いたします。
いかがですか?

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三鷹うい 一人で思いこんで、一人でわけのわからない結論を出されても 2002年01月20日(日)02時40分32秒

>ミステリー読者 さま

>三鷹先生からの今回いただいたお返事は、ずっと私が言ってきたことで
>あり、

 いいえ、全く違います。
 わたしが言っているのは、「作家というのは才能です。努力ではないのです」ということです。
 あなたが言っていたことは、「作家というのは、結果として作家になった人(世に出られた人)のことで、それはやる気のあった人」だ、です。
 全く違います。

>はっきり言ってしまえば、三鷹先生の方が逆に、「一度の選考漏れで
>消えた作家を切り捨てるような言い方をするあなたは傲慢だ」と、誹りと
>も受け取れることを言われていると思うのですが。

 そうです。一度の選考漏れで消える「才能のある人」はいくらでもいます。
 あなたはそういう才能のある人を切り捨てているのです。わたしにはできません。

> いつ、デビュー後に作家として生き残る話に変わってしまったのでしょうか。

 デビュー後に作家として生き残る話ではありません。才能というのは、最初の一作から変化しないという話をしているのです。受賞しなかった作品でも、その才能が変わらない(魅力は最初からあった)ということは、受賞せずにデビューした作家の作品でわかります。
 一般に、世にでた作家のことにしか、人は知ることができません。ですから例として「デビュー作から」としか言えないのです。
 デビュー後どんなに巧くなっても、魅力という意味では変動は起こらないのです。それは、一作目から売れた作家も、何作も時間をかけてから売れた作家も同じですよ。
 つまり、その魅力は、彼らが世に出る前から変化していない可能性が強く示唆されるということです。

>> 人間の能力差はわずかです。
> それがどうして、
>>作家というものは才能ですよ。売れる作家は、デビュー作でわかることが多いですし、
>>ダメなやつはいくらやってもダメなんです。
> と、簡単に言を翻されてしまっているのでしょうか。

 翻してなどいません。考えは、変化していないのです。どうもあなたは、まともに人の発言を読むつもりがないのでしょうか。思いこみで、勝手にこちらの意見を曲げられては困ります。
 人の能力差はわずかです。しかしその差は確実にあるのです。
 全員が努力しているからこそ、その差は「才能」で決定的に決まるのです。 
 そういうお話をしているのです。わかりませんか?

>>ダメなやつはいくらやってもダメなんです。
> なんでしたっけ。
>じゃぁ、そもそも10年もかけて受賞ということすら、ありえなくなってしまいますよね。

 あなた、バカですか? 10年かけようが30年かけようが、受賞して、その後のびる人というのは、そもそも才能があるのです。ダメな奴は10年やってもダメなんですからね。
 あなたは、一回だめだった人間は、全部才能がない人間として切り捨てるようですが、その中には運の悪い人間がいるのです。
 才能と運とをごちゃまぜに話してはいけません。
 作家が消える(もしくは世に出られない)のには理由がないが、消えない(売れる)ことには理由があるのです。
 あなたは、作家が消える(世に出られない)のには理由があるとおっしゃっていますが、事実は逆なんです。

> いや、角川書店が総力を挙げてでも、他社も含めてデビューを阻止するほどの
逸材

 なにか勘違いされているようですが、角川書店が他社でのデビューを阻止しようとしたという事実はありません。
 ただ、わけもわからず、「あなたが辞めたのだ」と、責任を作家側に転換しようとしただけです。
 それが問題だという話をしているのですよ。
 どうもあなたは徹頭徹尾、御自分の妄想で話を別の方角に運んでいらっしゃるようです。
 わたしも迷惑ですし、角川書店も迷惑でしょう。

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田中哲弥 広告! 祭はまだ続いている 2002年01月20日(日)02時23分56秒

>ふぉXさま

そうです『蚊コレクション』は、プレステ2のゲーム『蚊』のノベライズ
です。嘘ではありません、本当に『蚊』のノベライズです。頭のおかしな
人たちが集まって、みごとにアホな本ができました。誰がいけなかったの
でしょうか。『蚊』のノベライズです。本当です。

同じことをくりかえすのが流行っているようなのでくりかえしますが
『蚊』のノベライズです『蚊』のノベライズです。

1月25日メディアワークスより発売。定価630円です。
『蚊』のノベライズです。

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Psykhe 「エレガントな宇宙」は良い 2002年01月20日(日)01時58分35秒

 いやいや〜。ここのところちょっと暇ができまして、どっぷり濫読していました。硬軟取り混ぜて、そりゃもうかたっぱしから。

%「かめくん」とてもおもしろう御座いました>北野様
%こういうお話をお書きになる方はとてもセンシティヴな方かな〜とも思っていたのですが−−もちろんセンシティヴな面をお持ちなのでしょうけれど−−抑制された筆致で、とても好ましく感じられました〜!! それに、私の好物のAIもミックスされて……ご馳走様でした。
%考えて見れば、己のセンシティヴさを剥き出しにされただけでは人を感動させることはできませんよね。そんなことまで考えて見たり。
%いやまぁ、センシティヴなことを悪いとは思わないんですが、そこに、なんていうか自己陶酔が感じられると嫌な感じがしちゃいますもので。

 で、今度はちょっとガチガチのサイエンスを読んでみたくなりまして、読んできました、草思社のブライアン・グリーン著「エレガントな宇宙」。
 う〜ん。とてもできの良いSFのようなお話で(まだ検証が済んでいないそうなので、強引にSFと言っても良いかな?)、また徹夜してしまいました。

 しかし、こういうことを考える物理学者って、ある意味とても詩的なセンスがあるのかもしれませんねぇ。「ラプラスの悪魔」とか「マクスウェルの悪魔」とか「シュレディンガーの猫」とか、ひどく想像力をかきたてられます。

 「シュレディンがーの猫」なんて、認知心理学とのコラボレ−ションもだれかやらないかしら。常識はずれの「観測力」(って、なんだそりゃ)で現実を「観測」すると、波動関数が収束しなおして別の現実が現れるとか。
 そんで、その「観測力」を、一風変わった認知スキーマを付与されたAIが持っちゃって、現実をどんどん変えてしまって皆「変な人」になっちゃうとか。

 ダメですね、素人だとやっぱりありきたりな話にしかならないや。ああ既視感。

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松浦 『鉄塔武蔵野線』賛 2002年01月20日(日)01時34分04秒

 確かに「頭のおかしい人」は無視するに如かず。別の話を書きます。もちろん冬樹さんではないですよ。

高野様

 野尻ボードのほうでは一度高野さんの書き込みにレスしたことがあります。松浦と申します。

> 池上さんのほうは直木レヴェルでしたので、
>そちらの受賞に不満はありませんが、もう一
>方の方は……はっきり言って、受賞すべきで
>あったとは今でも思っておりません。

 これは隠しても仕方ない。これだけ書けばこの作品が銀林みのる「鉄塔武蔵野線」であることは明らかですね。

 上のように高野さんが評価するのはご自由です。が,違う評価もあるとお知らせしたいと思いまして――

 私はこの小説の「鉄塔」という単語に惹かれて発売直後に購入しました。一読して「くううう」と感動してのたうちまわりました。回りの数人に読ませましたがどいつもこいつも「くううう」とのたうち回りました。

 私思うに,この小説は子供時代にある経験をした人にはハート直撃なのです。

 ふと「この道はどこまで続いているのか」と考えて,本当に歩き出して日が暮れてしまった経験のある人や――目の前を流れる川の水源や河口が見たくなって本当に行こうとしたことがある人や――遙か彼方の山や高層ビルやそんなものにわけもなく惹かれて電車もバスも使わずにそこまで行ってみようとしたことがある人や――小学生の頃にそんな経験をした人に,この「鉄塔武蔵野線」は「うおーあるある,あったあったあった」という懐かしいような自分の恥ずかしい部分をえぐられるような感覚の連続なのです。

 私としては「征服」した鉄塔の真ん中に王冠を埋めるというルールを決めるあたりで悶絶しました。あるあるある,そういうバカなルールを自分らで決めて後で自分たちが困ったこと。

 写真についても,これがなければいかんと思いました。だって,でないと鉄塔の形が分からないじゃないですか。
 「そんなことどうでもいい」という人は,子供の頃に何かの形にこだわったことがないのでしょう。鉄道とか昆虫とか自動車とか飛行機とか魚とか。

 興味のない大人にとってハチはハチでしかないですが,昆虫少年にとってそれがセイヨウミツバチかマルハナバチかは重大な問題なのです。鉄塔少年が鉄塔にこだわってあたりまえで,それを「あたまのわるいおとな」が読む小説の中で説明するなら写真は絶対必要だったのだと思います。

 つまりは,私のようにおバカな子供だった人にとって,この小説は自分のおバカさんぶりを思い出させると同時におバカだったかつての自分へのノスタルジアをも引き出す,もう悶絶するしかない感覚を引き起こす小説なのです。

 確かに小説としては最後がアマアマなのですが,でもそんなことはどうでもいいのです。本質は鉄塔を追っかけることで,それがきちんと書けていればそれでいいのです。

 きっと『賞の特徴づけ』としか思えなかった審査員の方は,上記のような経験を子供の頃にしなかったのでしょう。それはそれで仕方ないことです。また,高野さんが「はっきり言って、受賞すべきであったとは今でも思っておりません。」と書くのも自由です。

 でも,私にとっては「これをファンタジーと呼ばずして何がファンタジーよ」と思わせる傑作でした。私にとっては傑作でした。作者がその後泣かず飛ばずなのは知っていますが,それでもこの一作が書けただけでも人生十分報われたじゃないかと思わせる作品でした。自分もこんな作品を書いてみたい…

 私のような者はかならずしも少数派というわけではないようです。Googleで「鉄塔武蔵野線」と検索すると1110件引っかかりますね。

 そして1997年には映画にもなっています(ここ参照のこと。観客が中年男性ばかりというのがいかにも。私も中年だし。なんか中勘助「銀の匙」みたいだ)。

 『送電鉄塔Web Ring』なんてものまで出来ています。わはは,アホじゃアホじゃ(ほめ言葉)。

 好みというのはありますから,理解してくれとは言いません。ただ,違う評価もあって,決して少数者でなないということを聞き知ってもらえればと思います。

松浦

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ふぉX 本の紹介がいい感じです。 2002年01月20日(日)00時39分49秒

>小林泰三さん

遅ればせながら、”密室・殺人”読みました。
最後のオチというか、謎にはしてやられたって感じです。
仁科順子と谷丸警部の会話は、ぞわわわときたりして。
玩具修理者の文庫解説で、井上雅彦さんが書かれてるようにオノマトピアのひらがな表記は良いですね。クトゥルーのぬめぬめとした嫌悪感じゃなく、日本的な怨念じみた恐怖を感じます。

#クトゥルー自体はテーブルトークという遊びでしか知らないのですが(^^

あのCMからのファンなので、なっちゃんが変わってしまうのは悲しいです。
田中麗奈という名前を知らなかった頃はなっちゃんって言ってたくらいですし。

>田中哲弥さん

電撃のゲーム文庫ということで、もしかしたらPS2のゲームがらみでしょうか?
書かれている方々を見ますとホラーかSFみたいですが、とても気になります。
ところで、新刊は発売一週間ぐらいで買ったほうが良いのでしょうか?
ある作家さんが、重版が一週間ぐらいの売上で決まるので、できれば早めに買って欲しいと書かれていたのですが。

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ミステリー読者 大困惑!(汗) 2002年01月19日(土)23時58分57秒

>三鷹うい先生以外の、この掲示板を読んでらっしゃるみなさまへ

1、最終選考に残っても、その後、世に出ずに消えるには消えるだけの
理由がある、それについては同情出来ない。
2、やる気のある書き手は、何度、ダメを出されても、新しいものを(ある
いは同じ作品を改稿して)、同じ賞または違う賞に出し続けて受賞するか、
または持ち込むないしは、出版社から声がかかって刊行される。
3、1と2を併せて、魅力のある作品を書ける書き手は、本人さえあきらめ
ずに続ければ、いつかは認められ世に出るだろう。
4、だから三鷹先生も、がんばって欲しい。

 私はこの場で上記4つを言い続けて、言を翻しつもりは一度もありません。
そうは読めなかったと思われる方がいらしゃいますでしょうか? 
 いらっしゃったら、どうぞ一声お掛け下さいませ。
 正直、いろいろな意味で不安を感じ始めましたもので。

>三鷹うい先生 
 三鷹先生からの今回いただいたお返事は、ずっと私が言ってきたことで
あり、はっきり言ってしまえば、三鷹先生の方が逆に、「一度の選考漏れで
消えた作家を切り捨てるような言い方をするあなたは傲慢だ」と、誹りと
も受け取れることを言われていると思うのですが。

それと、
>作家というものは才能ですよ。売れる作家は、デビュー作でわかることが
>多いですし、ダメなやつはいくらやってもダメなんです。

 いつ、デビュー後に作家として生き残る話に変わってしまったのでしょうか。
今回はずっと、受賞デビューすることについて話していたと思っていたのですが。

 さらに言うのであるならば、三鷹先生はかつてこう言われています。
>わたしはあなたのように、人間の能力に大きな差があるものとは考えていません。
>みんな努力しているのです。たとえ運良く勝てたとしても、その差は微妙なものでしょう。
>わたしは、他人の努力について、正当に評価したいと思います。圧倒的に良い作品
>なんて、いったい誰が書けるでしょうか? 人間の能力差はわずかです。

 それがどうして、
>作家というものは才能ですよ。売れる作家は、デビュー作でわかることが多いですし、
>ダメなやつはいくらやってもダメなんです。
 と、簡単に言を翻されてしまっているのでしょうか。
 もしかして、ご自分で考えを変えてらっしゃることに気づかれてらっしゃらないので
しょうか?

 さらに失礼を承知で書かせていただくと、内部的な真実はどうであれ、実情、受賞作
一作だけしか世に出ていない作家・三鷹うい先生は、先生ご自身が言われたように、
>作家というものは才能ですよ。売れる作家は、デビュー作でわかることが多いですし、
>ダメなやつはいくらやってもダメなんです。
 で、片づけられ、忘れ去れてしまいます。
 もちろんビッグなタイトルを10年かけてでもおとりになられた暁には、見事に
払拭されるとは思いますが。
 でも、
>ダメなやつはいくらやってもダメなんです。
 なんでしたっけ。
じゃぁ、そもそも10年もかけて受賞ということすら、ありえなくなってしまいますよね。

 なにはともあれ、三鷹先生には、
>もしわたしが自分を客観的に見ることができたら、適当なところでストップをかけるかも
>しれませんね。問題は、わたしはわたしの才能を測れないということです。
 とのことですので、ご自分の人生の時間を、お好きなように費やしていだたければ
よろしいかと存じます。書くことが好きならば、それが商業出版に達しなくても、趣味とし
て続けられることもまた素敵だと私は思いますよ。

 以下、独り言で恐縮です。
 いや、角川書店が総力を挙げてでも、他社も含めてデビューを阻止するほどの
逸材(魅力ある作品を継続的に書くことの出来る)なのだろうとばっかり思いこんで
いたもので、それだけの才能であれば、本人さえ持続しつづければ、いずれは世に
出られますよ、世の中そんなに捨てたものでもないし、そんな才能を出版社がいつま
でも放っておくわけがない、と思い、話しかけさせていただいていたのですが……。

 冬樹蛉さまの書き込みを、敬愛を込めて使わせていだたきます。
(S.E. 遠くでトーフ屋のラッパの音)

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三鷹うい 発言が多すぎて、取り落としがあるかも。 2002年01月19日(土)21時25分12秒

>北野勇作 先生、

 過去の話を色々ありがとうございます。
 ほらね、ミステリー読者さま。人はいつでも運が良いわけではないんです。
 あきらめるタイプの方なら、きれいさっぱり消えていたと思いますよ。

>浜茄子 さま、

 ご理解ありがとうございます。その通りです。

>小林泰三 先生、

 好奇心を満たすためならば、角川書店で、わたしの元の編集者から話を聞くのが一番でしょう。どうぞ。たくさんお話が聞けると良いですね。

>高野史緒 先生、

>あまりネットでいろいろ言うばかりで

 ネットであれこれ言うつもりはないのですがね。
 話を始めた責任上、質問には一応お答えしているだけです。礼儀ですから。すでに、被害妄想気味の頭のおかしい方は相手にしておりませんしね。
 わたしが疑問なのは、あなたも含めて、わたしのあずかり知らないことについてまで、わたしに質問してくるような部分です。
 本当にわたしに作品を書かせてやりたいと思っているならば、まずはそっと見守るのが一番だと、どうして考えないのでしょうか。不思議です。

>ま、あなたにとっては誰が何を言っても何の参考にもならないようですが

 一方的な思いこみで、こういう失礼な物言いをなさる方ですから、何をおっしゃっても驚きませんがね。
「言っても何にもならない」とわざわざ言う人って、何を考えていらっしゃるのでしょうか。自己矛盾ですよね。コミュニケーションを拒絶するために話しかけるということですから、無視されるのが怖いけれど、相手にはしてもらいたいという感情を表しているわけで、どこかに幼さを感じます。

>もしかして、三鷹ういさんって、過去にあのペンネームだったあの方でしょうか?
>ちょっと心当たりがあるのですが。

 これはおそらく勘違い、何らかの思いこみだろうと思います。わたくしは高野先生と御面識はありませんから。
 たぶん上の失礼な御発言は、そういう思いこみから由来したものだろうと思いますが、いかがなものでしょうか。
 その方に無視されたんですか? お気の毒ですが、無視してくる相手を無理に相手にすることはなかろうと思います。老婆心ですが。

>北関東の伊東 さま、

>せっかく作品の面で有能な方とめぐりあったのですから、それ以外の事は大人の余裕で目を
>つぶってあげればよかったのに

 そもそも作品を作ることができない編集ならば、いくら作品について良いことが言えたとしても、いったい何になるでしょうか?
 まず、作品が作れるということです。仕事はそれから始まります。
 いずれにせよ、大変なお仕事をなさってらっしゃるようですね。がんばって下さい。

>匿名記者 さま

 「斜め屋敷の犯罪」は第27回江戸川乱歩賞に応募されています。また、「この子の七つのお祝いに」(たぶんこのタイトルで)も、第23回に応募されています。横溝正史賞に応募されたのはその後のことでしょう。
 間違いの訂正に間違いがあるというのも面白いことですね。正確な情報というものは、なかなか達成できない目標であるようです。

>極楽トンボ さま、

>読者の立場からすると「作品がすべて」です。

 もちろん、そうですとも。わたしもそれを否定するものではありません。
 誤解がないようにお願いいたします。

>ミステリー読者 さま、

 わたしの考えは、ずっと変わっていません。
「なにがなんでも作家になる」といったような根性主義は、間違いではないだろうかと、わたしはずっと考えてきました。
 作家というものは才能ですよ。売れる作家は、デビュー作でわかることが多いですし、ダメなやつはいくらやってもダメなんです。
 もしわたしが自分を客観的に見ることができたら、適当なところでストップをかけるかもしれませんね。問題は、わたしはわたしの才能を測れないということです。

>和寛 さま、

 わたしの名前はミタカではなく、三鷹です。一応、訂正を。
 できれば、頭のおかしい人をあおるのを辞めていただけると助かります。

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和寛 短か過ぎました。 2002年01月19日(土)19時14分43秒

>ミタカさん
話しかけていないのにわざわざレスして下さるとは恐縮です。
いや、当方は冬樹先生をおかしいとは微塵も思ってはいないのでして。
冬樹先生のあのご意見に共感してしまったのでして。
(失礼、妙な口調に・・・)
むしろ面白いのもおかしいのも・・・いやいや。
業界その他の事に無知蒙昧な輩であり、繊細でもないもので、何が
ご迷惑なのかぴんと来てないのが申し訳ないんですが、おわびします。
ミタカさん風に言うときっと当方は頭が少しおかしいのでありましょう。
最後に和寛から一言。
「残念でもないのですが、かなり関わりにならない方が良い方の
ようですので、以後はミタカさんにお返事はいたしません。
わたし、臆病な人、ほんとに恐がりなんです。」

失礼しましたー。ハンドルの短い和寛でした。

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kaos 会議を抜け出す技とは? 2002年01月19日(土)16時55分44秒

三鷹先生ー!!!
なんとSFは苦手とのこと!! 科学とか空想とかはお嫌いなのでしょう
か??? とっても残念ですー。よくわかりませんが。
次の新人賞はやはり「うぶすな」で挑戦されるのでしょっかー??!!
「作品に対する見解は非常に優れている」編集者の方が、「これは売れると
思います」と言い張った「うぶすな」!! 再々デビューは楽勝と思いま
すー。がんばってくださーいではなく、全然がんばらなくてもいいです
ねー。
例え科学的でなくても、出版されるのを楽しみにしておりますー。
長時間の会議をする人のことも分かって、ますますサルガッソー様との相互
理解が進んだことと思います。ほんとよかったですねー。途中でトイレに
行ったついでにお菓子を食べたりメールをチェックしたり許されるといいん
ですけどねー。

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ただの読者です 北野先生へ 2002年01月19日(土)13時15分59秒

先生、先生のホームページのURLが違っているようです。
エラー表示が出てしまいます。
次のときに直しておいてくださいませー、どうぞよろしく。

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ミステリー読者 蒼白! 2002年01月19日(土)12時54分37秒

冬樹蛉さま>

 本当にごめんなさい。以前の書き込みでも、そして下記の書き込みでも、お名前
を間違えるという、失礼極まりないことほしでかしてしまっていました。
 もう、平に、平にご容赦を(平身低頭)。
 お詫びとして、ミステリー読者のハンドルをSF読者に変えられるべく、SFも
たくさん読むようにさせていただきます。
(って、そんなことどうでもよいですか?)

 SF薄読者なのですが、何かお勧めがおありでしたら、お教え下さいませ。
 ちなみにここ最近で読んだSF(?)でおもしろかったなと思ったのは「スノウ・
クラッシュ」と「レキオス」でした。あ、「ザリガニ・マン」もです。

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北野勇作 喜びや希望など。 2002年01月19日(土)12時53分20秒

>冬樹様
>三鷹うい先生とお話しすると、その種の実益が得られます。

 思いがけない効果に家族一同驚きと喜びの声をあげております。
私はまだやったことがないのですが、ブラックホールからエネルギー
を取り出せた時というのはたぶんこんな感じなのでしょうね。

>それにしても、さすがは“SF界の椋鳩十”ですね。

 この前も申しましたように、私はかねてより「日本のエリック
クラプトン」とか「和製マドンナ」というような呼び名に憧れて
おりまして、従って、「SF界の」などというちまちました呼び名
より「日本の椋鳩十」あるいは「和製椋鳩十」と呼ばれたいのですが、
なかなか誰もそうは呼んでくれません。それともすでに「日本の椋鳩十」
とか「和製椋鳩十」は存在しているのでしょうか。もしそうなら
「偽・日本の椋鳩十」でも「新・日本の椋鳩十」でも
「帰ってきた日本の椋鳩十」でも「ハワイの日本の椋鳩十」でも
かまわないのですが、それもだめでしょうか。

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ミステリー読者 かなり、気が引けるのですが。 2002年01月19日(土)12時38分21秒

 以下の書き込みをするのは、この掲示板にたくさんの現役の作家さんが書き込まれて
いるので、なんかちょっと気が引けるのですが……。

三鷹うい先生>
>結果論ならなんだって言えますからね。
 この掲示板に書き込んだり、読んだりされている方の多くは、かなりの率で出版に関わって
らっしゃる方で、本というものは「重要」なものかもしれません。
 ですが私を含めて多くの「本に興味があって、お金を出して買うか、人や図書館で借りること
で読む」読者にしてみたら、時間とお金を費やすものの代替品はいくらでもあるのです。
 誰が書いたのかも判らない、手に取れない出てもいない、それが本当にあるのかも判らない
ものに、個人的な知り合いでもない限り、そこまで思い入れることなど出来ないと思うのですが。
 それどころか、「本」として世に出ているものですら、「本に興味がない人」にとっては存在を
無視されて(買われない→売れない→それが原因かどうかは判りませんが作家自体が消える)
いるのが実情ですよね?

>それは夢にすぎません。
 夢にすぎないと公言されたもなおかつ、そんな非情な場に立ち向かわれる三鷹先生に、
私が言えることは「がんばってください」だけです。
 
>わたしは消えた作家さんを、「あなたは所詮そこまでの人だったのだ」と、言ってのける
>ほど傲慢にはなれませんね。作品を書く能力と、根気よく営業できる能力とが同じ物だとは、
>どうしても思えないので。
 ええ、傲慢と言われてもかまいません。
 というより、口に出さないまでも、多くの消費者によって、「存在すら認識してもらえない」そして
「買われない」ことによって、きちんと出版社によって刊行されている本を出してらっしゃる作家
さんすら消えていくのが現実です。
 消費者は言わずもがな、傲慢なのです。
 
 作品を書く能力と営業力に関しては、その両方を兼ね揃えなくては、今の出版界で作家を続
けることが難しいというならば、兼ね揃えるべく努力するしかないでしょう。
 業界全体の流れや状況に、作家個人はあくまで「自ら参加した」だけなのですから。
 そういうことをしないで良い時代、作家は作品さえ書いていれば良い時代がかつてあったのかも
しれませんが、今が違うのでしたら、仕方ないことですよね。
  
 三鷹先生のHPと、冬蜻蛉様が作られたHPを拝読して参りました。
 先生はご自身で「作家なんて売れなければ消耗品だ」というようなニュアンスに受け止められる
ことを、日記の中で書いてらっしゃいました。
 世に出ている作家さんですら消耗品であると言われるならば、世に出てもいない作品や作家など、
消耗品にすらなっていないと思います。
 もちろん、刊行に至らなかった作品を書いたご本人には特別であり、三鷹先生も書き手という
立場の方なので、だからこそ感傷的なご意見なのだとは思いますが。

 それと三鷹先生は、以前に別名で雑誌掲載デビューなさられてらっしゃいますよね?
そしてそれは賞受賞ではなく、出版者側からの「受賞ではないものの、スカウト・デビュー」だった
と私は理解したのですが、ちがいますか? 
 先生ご自身が「賞から漏れたものの(あるいは、賞に応募もしていないのに)、作品の魅力を
評価されて世に出た」ご本人ではないのですか?
 そしてその後、その出版社とは縁遠くなられたものの、ご自身で角川ティーンズ・ルビー大賞に
応募され、受賞デビューなさってらっしゃる。まさに、「他で道を断たれても、また魅力ある作品
を書いて出しさえすれば、再び世に出られる」を、実践なさられてらっしゃいます。
 さらにこの掲示板での以前の書き込みで、「再び世に出るのは困難とは思わない」とも言われ
てらっしゃる。
 なのに今は、ずいぶんとお考えが変わられたのですね。

お読み下さったみなさま>
 あくまで世間一般の「さほど読書に興味がなく、本屋に行くことが習慣になっていない消費者」
の視点で書かせていだたきました。不愉快と思われる書き込みでしたら、本当に申し訳ござい
ませんでした。

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極楽トンボ はじめまして。……蚊? 2002年01月19日(土)11時34分13秒

こちらに書き込ませていただくのは、お初です。
はじめまして、極楽トンボと申します。

なんか、どうにも気になるタイトルが出てきたんで思わず書き込んでしまいます。

>蚊コレクション
な、なんですかそれ!?
蚊のアンソロジーって……。
買いますぜひとも買わせていただきます。ええもう絶対に。
おもしろかったらうちのサイトでも宣伝しちゃいます。
……でも蚊?
どんな話なんだろう。


>三鷹ういさん
このところ、ずっと掲示板を拝見していました。
特に私が言うようなこともないのですが、ひとつだけよろしいでしょうか?
読者の立場からすると「作品がすべて」です。
場外のいろんな出来事にはおそらく興味ない方が大半だと思います。
けっこうこういう場外戦にはエネルギーを使いますし……。

一刻も早く、他の作品を書き上げてそこですべてを語った方が早いかと。
心に残るような良質な作品が出来上がることを楽しみにしています。

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匿名記者 三鷹ういさんの、作家・作品に関する間違い・勘違い(まとめ) 2002年01月19日(土)09時55分03秒

1・「バトルロワイヤル」ではなく『バトル・ロワイアル』
2・江戸川乱歩賞を逃した島田荘司の作品は、『占星術殺人事件』
3・『この子の七つのお祝いに』は、斎藤澪の作品なら、第一回横溝正史賞の受賞作
  (受賞を逃してはいない)。『この子七つのお祝いに』という作品は存在しない
4・『あした天気にしておくれ』『画狂人ラプソディー』は、受賞を逸して消えた作品
  の例としては、残りすぎるぐらい残っているので、不適切
5・小松左京賞は角川春樹事務所主催の賞で、デュアル文庫は徳間書店の文庫
6・貫井徳郎『慟哭』は第四回鮎川哲也賞の最終候補

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ミステリー読者 お詫び 2002年01月19日(土)09時49分36秒

大森望さま>
>で、そのホラー大賞に関する事実関係の訂正なんですが、戸梶圭太『CENTURY OF THE DAMNED』は98年の同賞最終候補です。
>一応、刊行予定がなくはないらしい。新潮社から昨年刊行された『未確認家族』
(のことだと思いますが)とは全然別物です。
 間違った情報を書き込んでしまったこと、この掲示板を読まれてらっしゃる方
と、何より戸梶先生に深くお詫びを致します。
 たいへん申し訳ございませんでした。

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高野史緒 老婆心ながら…… 2002年01月19日(土)09時45分11秒

あのう……
もしかして、三鷹ういさんって、過去にあのペンネームだったあの方でしょうか?
ちょっと心当たりがあるのですが。と、もしその方でしたら、わたしがそう
申し上げればお分かりでしょう。どうしていたのかとずっと心配していました。

だとしたら、なおさらお気をつけ下さい。
掲示板に編集者や出版社の批判を書くより、作品を書いてください。

もし違う方でしたらごめんなさい。

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北関東の伊東 2002年01月19日(土)09時34分24秒

三鷹先生

仕事でしばらくネットにつなげられませんでしたが丁寧なお返事ありがとうございます。
当方門外漢なもので編集者がかなり作品の内容に関わるとは存じ上げておりませんでした。
特に先生はまだデビューして二作目がでていらっしゃらないので、内容に言及される編集者は
かなり重要とお見受けいたします。
せっかく作品の面で有能な方とめぐりあったのですから、それ以外の事は大人の余裕で目を
つぶってあげればよかったのに、と今更ですが感じております。

> そういったことはもちろん、資本主義社会である以上、当然であろうと思いま
> す。ただ、最下層の相手どころか、取引の予定のない相手に対しても、人間とし
> てやってはいけないラインはあるだろうと思います。
 
そのとおりですね。取引の金額に関わらず、一時間おきにヒステリックに電話をかけてきて、
非生産的なことを叫ぶだけの方に以前悩まされたことがございます。どうもストレスのはけ口にされていたようで
片っ端から電話をしては皆扱いに困ったようでした。また、同じことを何度も説明させたあげく、
セクハラめいたことをしてくるような方もいらっしゃり、担当だった同僚の女性は体を壊して
休職する羽目になったこともございます。

> そういった部分に人間の品性というものが現れるのです。
まさにそのとおりですね。常に自戒し、気を引き締めて対応に気をつけたいと思います。

正直言いまして先生がそこまでのストレスをお感じになったのかどうかについては疑問ですが、
創作に携わる方はとても繊細な方が多いようですのでいたし方ないのかもしれませんね。
では私の不躾な質問にお答えくださってありがとうございました。
本職の方々がでてきて、全く関係のない人間がでしゃばるのも恥ずかしいかと思いますので
この辺にさせていただきたいと思います。
では次の作品を心待ちにしております。

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高野史緒 そーいえばファンタジーノベル大賞 2002年01月19日(土)09時33分26秒

三鷹うい様

>良い作品なら世に出るはず。それは理想にすぎません。現実である証拠はないのです。

私もこの賞から「賞なしデビュー」でしたけど。
証拠にはなりませんかそうですか。

かの賞、私の回では「作品の質」より、「写真つきで応募されてきたという
他の賞では認められないような変わった作品をここで認めることによって、
ファンタジーノベル大賞という賞を『特徴付ける』ということが優先された」
と、某審査員の方(実は複数)からうかがいました。池上さんのほうは直木
レヴェルでしたので、そちらの受賞に不満はありませんが、もう一方の方は
……はっきり言って、受賞すべきであったとは今でも思っておりません。

『賞の特徴づけ』のために利用された方は、それで人生を狂わされちゃった
(もう「作家」なのだから、と仕事を辞めてしまわれたのです)という罪も
同賞にはあると思います。

しかし、私は受賞しなかったことによって、当時の能力でさばききれないほどの
仕事が殺到してスポイルされる、という目に会わなかったことによって、「作家
として救われた」とも言えるのです。

ま、あなたにとっては誰が何を言っても何の参考にもならないようですが、
いちおう、そういう例もあるということで。

あまりネットでいろいろ言うばかりで「そう言えるだけの実力を証明する
次の作品」を書かないとなると、ますます道は遠くなると思います。


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