・北大阪急行8000系

8907以下10連  1986(昭和61)年、翌年の御堂筋線なかもず延長と同時に行われる9連化に備えて登場した車両で、後に10連への増強も行われています。
 制御方式はVVVFインバータ制御で、阪急系列の会社であるせいか、東芝製の装置を装備しています。変わったところでは車内の貫通扉が自動ドアであることなど、妙に豪華な車両であることも特徴となっています。
 現在10連7本が在籍し、ほとんどが千里中央〜なかもずの全区間を走破する列車に充当されていて、日中は2編成が稼働しているようです。
2000.9.5 緑地公園駅にて撮影
 走行音[ktq8000a.ra/242KB] 直接再生
 東芝製の初期のGTOインバータということで今では関西地区にわずかな数があるだけという貴重な存在ではないでしょうか。VVVF音もさることながら、警笛、ブレーキ緩解音、地下鉄線内では鳴らないのでこのファイルでは聞けませんがドアチャイムなど、どれもなかなかいい音を出しているんですよね。VVVF音については停止直前までもうちょっと強いブレーキを維持してくれないと最後まで回生ブレーキが効いてくれないというのが大きなマイナスなんですが・・・。このファイルでは最後の音が鳴り始めたあたりで失効してしまっています。
 録音は御堂筋線北花田→新金岡間です。
・その他の写真
 8000系のVVVF装置です。車号は記録が残っていないので分かりません。この車両では音を聞くと4桁車号の20系に準じたシステムかと思ってしまいますが、その割には片面からしかVVVF装置が見えないなど、正真正銘の1C4Mになっていることが分かります。過渡期の車両ということになるんでしょうね。
 1998.3.7 緑地公園駅にて撮影

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