・阪急8200系

8201以下10連(後ろは7022以下8連)  1995年、阪神大震災からの復旧と同時に運転を開始した座席収納式の通勤車で、8000系を基本としつつも多くの変更点があります。扉は1500mm幅となり、その関係で窓の配置も変更され、行先表示は日本語用と英語用の2台のLED表示器が並び、日除けは伝統の鎧戸をやめフリーストップ式巻上げカーテンになるなどしました。
 走行関係ではインバータを個別制御式としモータ出力を向上、130km/h運転も可能な性能としかつ3M5T編成にできる容量のため2連の8200系では3軸だけを駆動軸としています。
 1995年に2連2本が登場し、今では専ら朝ラッシュ時の増結用に運用されています。
1999.3.9 梅田駅にて撮影
 走行音[hnq8200a.ra/302KB] 直接再生
 8000系と似たようなVVVF音ではあるのですが、8040形同様、非同期の次の音が長くさらにその次は逆に短いなどの違いがあります。歯数比が違うために全体的な雰囲気も違って聞こえますし。
 登場当時は阪急と山陽電鉄の直通運転があり、山陽直通が6連に限られるため神戸線の基本編成は6連でして、夕ラッシュ時になると三宮までは増結車をつないだ8連で運転されていました。そのため夕方にも8200系の運用があったのですが、山陽直通が終了した現在では神戸線の基本編成は8連となり(寧ろ8連にするために直通をやめたとも言えますが、阪神と山陽の直通特急の開始なども契機となっています)、夕方の増結が無くなってしまい、朝の西宮北口→梅田間の増結だけになっています。しかも折り返しは回送という、何とも贅沢なことか・・・。それにしてもそんなに怠けた運用しかしていないくせに何でこんなに派手にフラット作ってるんでしょうね。
 録音は神戸線武庫之荘→塚口間です。
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