・1000形
1003+1027の2連
1003+1027の2連
2001.3.2 高徳線三本松駅にて撮影
 1990年に登場した一般用気動車で、2両ワンマン運転が可能なこと、121系電車と同等の加速性能が確保できることやコストの削減に主眼が置かれました。
 大型のステンレス車体に3扉が配置され、運転台直後は片開き、中間は両開きで、千鳥配置のセミクロスシートと共にJR四国のスタイルを確立した車両と言えます。走行機器については、2000系をベースとし、機関出力を更に向上し、1台搭載とされています。
 97年までに56両が製造され、高徳線、徳島線、牟岐線、土讃線で運用されています。また、2001年にはトイレを新設した車両も登場しています。
 走行音[JRS1000a.ra/395KB]
 2000系と同様小松製エンジンと新潟製変速機の組み合わせです。やはり高出力用の新潟製変速機のせいか、なかなかいい音がするものです。変直切替えのタイミングも迫力が出る回転数にちょうど設定されているんでしょうかね(51km/hで直結1段、72km/hで直結2段)。
 減速時はやはり排気ブレーキを常用しています。排気ブレーキ時にはどうやら直結2段がつながっているようです。
 録音は高徳線鶴羽→讃岐津田間です。
・その他の写真
 1000系の室内です(車号は1027)。特徴的な千鳥配置の様子がよく分かると思います。
 2001.3.2 高徳線三本松駅にて撮影
 1003号車の冷房装置です。最近の気動車にはよく見られる形状なんでしょうかね。似て非なるものがどの程度存在しているかも不明なのであまり軽はずみなことは言えませんね。
 この車両に関してはファンの近くにある「ノルナ」の文字がおもしろいです(写真でははっきりとは見えませんが赤で書いてある部分がそうです)。
 2001.3.2 高徳線三本松駅にて撮影

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