・E233系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
クハE232-6以下10連(T6編成)
10両貫通編成の、クハE232-6以下10連(T6編成)
2007.10.13 中央本線高円寺駅にて撮影
 2006年、中央快速線の201系の置換えを目的として登場した通勤形電車で、E231系をベースに、故障による輸送障害防止のための、各種機器類の二重化が行われました。
 20m級4扉のステンレス車体で、制御方式はVVVFインバータ制御です。E231系では3レベルIGBTと2レベルIGBTが併用されていましたが、このE233系では2レベルIGBTに一本化されています。また、編成は6M4T編成に戻されました。
 中央線向けの10両固定編成、6+4両分割編成の他、2007年には京浜東北線用1000番代(6M4Tの10連)、近郊タイプとして東海道線用3000番代(6M4Tの10連と、2M3Tの5連)が登場しました(3000番代は2008年3月営業運転開始)。この他、2000番代として、地下鉄千代田線乗入用車両も登場予定となっています。
 0番代車走行音[E233-0a.rm/481KB]
 0番代車の走行音です。三菱電機製の2レベルIGBTインバータを採用しており、比較的高い「ヒュルルル…」という非同期モードの音が特徴です。E231系の三菱車と比べると、非同期モードの速度域かなり長くなり、また、音の調子は他社でもよく採用されるような、標準的なものとなりました。
 録音は中央本線三鷹→吉祥寺間です。空調の音が…
 1000番代車走行音(上り勾配)[E233-1ka.rm/721KB]
 京浜東北線に投入された、1000番代車の走行音です。0番代と特に変わりはありませんでした。停車直前の音が、よく聞こえていると思いますが、本当の意味での純電気ブレーキは採用されていないようです。どう聞いても停車する前に電気ブレーキ切れていますし。
 録音は根岸線新杉田→洋光台間です。
 1000番代車走行音[E233-1kb.rm/637KB]
 同じく1000番代車の走行音です。終着駅間近の区間で、ようやくきれいに録音できた、という状況でした。実は。
 録音は根岸線港南台→本郷台間です。
 1000番代車走行音(低速域唸り大きめ)[E233-1kc.rm/790KB]
 同じく1000番代車の走行音で、非同期モードで走行中に、モータから比較的大きな唸りが聞こえてくる車両です。よくよく聞き直すと、営業初日に乗った編成も同じようなタイプだったみたいですが…。
 録音は京浜東北線新子安→鶴見間です。
 3000番代車走行音(基本編成)[E233-3ka.rm/1.16MB]
 3000番代車(基本編成)の走行音です。日立製の2レベルIGBTインバータを採用しており、E531系と同じタイプの非同期モードとなりました。非同期モードがE531系の通常タイプと同様非常に短いため、1パルスモードに移行する際に爆音が鳴るのが特徴です。停車時の音も含めてそっくりです。
 暖房が強すぎるのか、すぐに暖まり過ぎてしまい、逆に送風や弱冷房(?)がかかってしまうようです。残念ながらこのファイルは空調が動作してしまっています。それを差し引いても、基本編成は6M4TとM車比率が高めで、ややVVVF音が小さいようにも感じられます。気のせいかもしれませんが。
 録音は東海道本線根府川→真鶴間です。小田原での通勤快速接続待ちで数分遅れとなったため、この区間としてはよく飛ばしているのではないでしょうか。
 3000番代車走行音(付属編成)[E233-3kb.rm/845KB]
 3000番代車(付属編成)の走行音です。付属編成は2M3Tの編成とされており、そのせいなのか、あるいは気のせいか、少しだけVVVF音が大きいようにも思います。こちらの走行音は、発車時、停車時とも、空調はほぼ停止の状態でした(ラインデリアだけ動作していたと思いますが音は聞こえません)。
 録音は東海道本線大磯→平塚間です。残念ながら速度は全然出ていません。
 3000番代車走行音(付属編成)[E233-3kc.rm/787KB]
 3000番代車(付属編成)の走行音です。こちらは空調ありですが、今までの中では一番の高速運転の録音となりました。
 録音は東海道本線茅ヶ崎→辻堂間です。基本的にどの車種でも速度を出してくれるし、手頃な距離だし、という区間です。一度ごく普通の速度域でノッチオフしますが、すぐに再加速を始めてくれます。110km/hくらいは出したのではないかと思います。
・その他の写真
 分割編成である、クハE232-56以下10連です。中央線向けでは10両貫通編成のLEDは高速シャッターでもきれいに写るのですが(その割に、上の写真も流し撮りですが…)、分割編成は、見事に途切れ途切れに写ってしまうLEDが使われているようです。
 2007.10.13 中央本線高円寺駅にて撮影
 京浜東北線向けの1000番代車で、クハE233-1002以下10連です。ラインカラーが京浜東北線の水色になったほか、正面のラインカラーの配置が変更されています。
 2007.12.22 京浜東北線川崎駅にて撮影
 クハE232-1002以下10連です。NDフィルター付けてシャッター速度1/100にしてみましたが、やはりLED表示器は微妙に切れた表示になってしまいました。編成によっては中央線の10連貫通編成と同じタイプを積んでいるという噂もありますので、早くその編成を撮影したいものです。
 2007.12.23 京浜東北線川崎〜鶴見間(矢向踏切)にて撮影
 クハE232-1003以下10連です。こちらは比較的LEDが切れにくいタイプらしく、1/320のシャッター速度でしたが、この写真のとおり、とりあえず写っています。低速シャッターにすればもっときれいだったのかもしれませんが、今更考えても仕方ないですね…。
 2007.12.25 京浜東北線川崎〜鶴見間(矢向踏切)にて撮影
 東海道線向けの3000番代車で、クハE233-3501以下15連(後はクハE233-3001以下10連)です。ラインカラーがE231系近郊タイプと同じ緑とオレンジの組み合わせに変更され、2階建てグリーン車も連結されています。
 2008.4.4 東海道本線川崎駅にて撮影
 東海道線向けの3000番代車で、クハE232-3001以下15連(後はクハE232-3501以下5連)です。上の写真のLED行先表示がバーコード状態になってしまったのでスローシャッターにしてみたのですが、ちょうど中途半端なタイミングで逆方向の京浜東北線が通ってしまったため、きれいに流せませんでした。京浜東北がE233系だったら並べてしまうところだったんですがね。
 2008.4.4 東海道本線川崎〜横浜(京浜東北線川崎〜鶴見)間(矢向踏切)にて撮影
 京浜東北線向け1000番代車で、モハE232-1002から、クハE232-1002方向の車内です。0番代と比較し、ドア上の液晶モニタがワイドサイズになっていたり、細かな差があります。
 2007.12.22 根岸線大船駅にて撮影
 東海道線向け3000番代車で、モハE233-3001からモハE232-3001方向の、ロングシートの車内です。ドア上の表示器が液晶から2段式LED表示器(E231系東海道仕様と同じ)に変更されています。
 2008.3.27 東海道本線熱海駅にて撮影
 東海道線向け3000番代車で、サハE233-3001からクハE233-3501方向の、セミクロスシートの車内です。E231系とほとんど同じ座席ですが、1人分あたりの幅が広げられているようです。
 2008.3.27 東海道本線熱海駅にて撮影
 モハE233-601のVVVFインバータ装置です。三菱電機製の1C4M×2群のタイプで、広く採用されたタイプとなっています。
 2006.12.29 中央本線神田駅にて撮影
 モハE233-1002のVVVFインバータ装置です。SC85形からSC85A形に変更されたようですが、外観上の差異は分かりません。
 2007.12.22 京浜東北線川崎駅にて撮影
 モハE233-3201のVVVFインバータ装置です。メーカーは日立となり、形式もSC90形に変更されました。形状も日立製らしいパワーユニットの網の形になりました。E231系と比べると、内部の機器が二重化されたのか(車両紹介を見ても制御器内の二重化は書かれてない気もするが…)、横幅が大きくなっています。パワーユニットは幅が狭く、縦方向がやや長く変化したようです。
 2008.4.4 東海道本線川崎駅にて撮影
 モハE232-1402のSIVです。よく調べてはいませんが、パワーユニット内がかなり白っぽく見えることや、銘板の社名の雰囲気(さすがに読み取れるほどには写らない…)から、東芝製と思われます。SIVについては、0番代、1000番代、30000番代とも同じ形状のものが搭載されているようです。(形式は0番代がSC86、1000番代がSC86A、3000番代がSC86B)
 2007.12.22 京浜東北線川崎駅にて撮影
 モハE233-1002の台車です。209系やE231系からの流れをくむ、軸梁式のボルスタレス台車です。台車についての細かな知識はありませんので、これ以上のコメントは差し控えます(笑)
 2007.12.22 京浜東北線川崎駅にて撮影
 モハE233-3201の台車です。3000番代では普通車も含めヨーダンパ付となりました。
 2008.4.4 東海道本線川崎駅にて撮影

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