・東急電鉄デハ80形

デハ82以下2連  1950(昭和25)年に6両が製造された世田谷線用の車両で、やはり当初は両運転台でした。その後木造車の鋼体化で仲間を増やしたものの早期に廃車となったようです。
 68年からは連結2人乗り化、片運転台化が行われましたが、85・86の2両は両運転台で残され、検査入場時にどの車両とでも組めるようになっています。78年からは車体更新が始まり、85年からは制御電源の低圧化が行われ、奇数車と86号車にSIVが設置されています。94年からは70形と同様台車の更新が行われています。
 99年に300形が登場したことで、徐々に廃車が進み、2001年にも全廃されるものと予想されます。
2000.8.5 世田谷線宮の坂駅にて撮影
 走行音[toq80a.ra/211KB] 直接再生
 カルダン駆動となった後の走行音です。基本的に70形と同じような音です。でもある程度のスピードが出てからどことなくMT46みたいな雰囲気を感じるのは気のせいでしょうかね。そういう面での個体差が非常に激しいという話も聞いているので間違いということもないのだろうと思うわけですが・・・。それにしてもコンプレッサが70形みたいに交換されていないので、個人的にはこの80形の方が好きです。このファイルでも駅に到着する頃に作動しているはずで、「ポコポコ・・・」という音が聞こえるかと思います。
 録音は世田谷線松原→山下間です。
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