・東急電鉄デハ70形

デハ72以下2連  1942(昭和17)年から46年にかけて8両が製造された世田谷線用の車両で、当初は集電装置はポールで、両運転台の構造でした。後にパンタグラフへの改造や連結器の設置なども行われ、67年からは連結2人乗りへの改造と、片運転台化が行われています。
 78年からは車体更新が行われ正面形状や側窓の変更が行われ、84年からは奇数車にSIVを設置し制御電源の低圧化とコンプレッサの変更が行われました。94年からは保守に難のある平軸受を排除するため台車やモータなどの新製が行われ、この時にカルダン駆動化され、以前は各台車に1台のモータがあったところを連結側の台車を2軸駆動とし、先頭側は付随台車となりました。
 99年からは300形への台車提供のため廃車が始まり、2000年には全車引退しています。
2000.8.5 世田谷線三軒茶屋〜西太子堂間にて撮影
 走行音[toq70a.ra/214KB] 直接再生
 カルダン駆動となった後の走行音です。70形も80形も基本的には同じような音になっています。とは言っても個体差は結構あったとか・・・。夏の録音ではありますが、とりあえずまともにモータ音も聞こえてくるようです。まぁ、この時乗った車両は間もなく引退したらしいですから扇風機が動かなくなってから録音するということは不可能だったわけですが・・・。
 録音は世田谷線松原→山下間です。
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