・東京都交通局8500形

8501  1990年に登場した都電荒川線用の、7500形以来28年ぶりの新車で、VVVFインバータ制御が採用されています。
 8501では横軸式のマスコンや乗降口付近の監視用モニタが装備されるなど様々な試作的要素が盛り込まれましたが、1992年製の2次車(8502・8503)や1993年製の3次車(8504・8505)では従来型のマスコンとされ、監視カメラも廃止されるなど、標準的な仕様となったようです。
 現在5両が在籍し、都電荒川線で活躍しています。
1999.8.21 にて撮影
 走行音[to8500a.ra/240KB] 直接再生
 路面電車の場合、インバータはほぼ三菱製か東洋電機製のどちらかを積む傾向にありますが、この8500形では三菱製となっています。さらに、たいていの路面電車はいずれのインバータでもなぜか初期形の音の場合が多いのですが、この車両では5300形に似た、非同期モードの長いタイプが装備されています。
 本来はワンマン運転のため自動放送が流れたり、ドアが閉まった後には「チンチン」とベルの音が鳴ったりするのが特徴なわけですが、とかく都電は混雑が激しいのでなかなか簡単に録音できるものでないのが悩みなわけです。そんなわけで、この音はMajin Houseで行われたオフ会にて貸し切った車内で収録したものです。そんなわけでドアの開閉や自動放送等はありませんが、とにかく静かな車内で録音しています。
 区間は東池袋四丁目付近→鬼子母神前間です。
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