・営団地下鉄06系

06-001以下10連  1992年12月、千代田線の増発用に新造された20m4扉、アルミ車体の車両で、これまでの0系車両を基本としながら、IGBTを使用したVVVFインバータ制御を国内で初めて採用したり、運転室の拡大を行った関係で室内の座席配置を従来車と変更するなど、以降の新造車に数々の影響を与えた車両でもあります。
 4M6Tの10連で、各電動車には個別制御のインバータが1両分4台装備され、万一1台のインバータが故障しても定時運転が可能な性能とされているようです。
 現在1編成のみが在籍し、千代田線、常磐緩行線、小田急線で活躍しています。
1999.11.10 JR常磐線北柏駅にて撮影
 走行音[sub06sa.ra/224KB] 直接再生
 06系の走行音です。ほぼ同時期に登場した07系は2次車まで登場し、6編成が在籍しているのに対し、この06系は未だに1本の増備もなされないままとなっています。インバータ装置は東芝製の3レベルIGBTインバータで、個別制御タイプとなっています。音は震えるような非同期が特徴で、一応3段階に分かれているように聞こえると思います。速すぎて分からないと言うのが実際のところですが・・・。
 録音は常磐緩行線新松戸→馬橋間です。高速域でノッチオフした後の激しい音は営団のVVVF車に共通するものですね。
・その他の写真
 06201のVVVFインバータ装置です。非常にシンプルな構成で、中央部がゲート制御装置、左側の3つの冷却ユニットがモーター1個分のU、V、W相にあたり、この3つを合わせてモーター1個分、右側も同様で、更に裏側にも同じものがあるので全部合わせて1両分4個のモーターが制御できるようになっています。そう考えると意外に大きいのかもしれないですね・・・。
 1999.4.20 JR常磐線我孫子駅にて撮影

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