・800形(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
801-1以下6連
3連2本を固定編成化した801-1以下6連(回送列車のため、800形では珍しい通過標識灯点灯)
2002.7.6 京急鶴見駅にて撮影
 1978(昭和53)年、普通列車用として投入された18m級4扉の車両で、当時は3両編成でした。京急では初めて当初から冷房車として設計され、1C12Mの界磁チョッパ制御による回生ブレーキの採用も初めてのこととなります。また、逆L字型の右手ワンハンドルマスコンや、窓周りの内装へのFRPの使用は国内で初めてのものでした。
 3連25本が製造された後、増結用の中間車3両組を15組と6連2本を増備し、3連のままだった最初の10本も2本併結の6連固定編成に改造され、現在は6連22本となっています。
 なお、800形は登場時、現在の快特用車両のような窓周りを白くする塗り分けでしたが、83年以降、2000形との区別のため新製車から順に窓下白帯塗装への変更を受け、84年10月までに終了しています。
 走行音[kq800a.rm/198KB] 直接再生
 800形の走行音です。制御装置は全車東洋製、モータは東洋製と三菱製が混在しているようですが、どの車両がどちらのメーカーのモータを使用しているか分かりません。800形もいろいろな編成に乗車し、録音もいくつかしてあるのですが、皆違いはあるものの、どこが違うかというと説明ができないし、聞けば聞くほど同じ音であるような気がしてくるなど、訳の分からない車両でもあります。というわけで、やはり代表して1本だけ、確実に95km/h出ていると思われる音を載せておきます。
 音の雰囲気は界磁チョッパ車の割にはずいぶんおとなしい走り出しのような気がします。高速域は結構音が大きいですね。歯数比が大きいせいでしょうか・・・。
 録音は鶴見市場→京急鶴見間です。この区間で1分35秒のファイルというのは相当短いです。98km/hくらい出していたのか、あるいはブレーキをかなり詰めたのか、どっちでしょうね。両方のような気もしますが・・・。
・その他の写真
 これも3連2本を固定編成化した、809-1以下6連です。きれいな台車が目立つ、重検出場から間もない時の姿です。ちなみに、このような「文庫」表示は徐々に減りつつあります。このタイプだと、「川崎」「新町」「久里浜」等が入っています。最近の幕交換でいずれも正式な駅名を表示するようになっています。これが羽田空港乗入れの前兆なのかどうか・・・。
 2002.6.1 生麦〜京急新子安間にて撮影
 こちらは幕が交換された編成で、806-3以下6連です。品川方から見ると、806-3〜-1と、805-3〜-1が併結された付番となっています。ちなみに、このページの一番上にある、801-1〜3だけは、側面窓が熱線吸収ガラスを試用した関係で、色が違って見えます。
 2002.7.27 能見台駅にて撮影
 登場時は3連で、後に中間車を組み込み6両固定編成となった811-1以下6連です。現在の800形としては珍しく、通過標識灯を点灯させています。
 2002.6.1 生麦〜京急新子安間にて撮影
 こちらはラストナンバー編成である、827-1以下6連です。確か新製時から6両固定編成だったような・・・。
 この撮影をした時は、全検出場から間もなかったようで、車体、下回りとも大変きれいでした。今では・・・(以下自粛)
 2002.4.28 生麦〜京急新子安間にて撮影
 806-3の台車です。
 2002.4.28 京急鶴見駅にて撮影

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