乳の詫び状

Last update 1998/07/18

 ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。

 これより古い分については、こちらへ

 これより新しい分については、こちらへ

乳の詫び状(1998/06/24)

 「心のインターネット(On The Move #50)がPC Week日本版に転載されました。 その他の回で、PC Week日本版のサーバに転載されている分については、目次を参照してください。「On The Move」そのものが何かについては、On The Moveのページを参照してください。

 1998/06/18にも書きましたが、メールがたくさん来そうなんですが、個別には対応できないと思うので、その点、あらかじめご了承ください。

 なお、第40回からこの第50回までの分をまとめたものが、「続続星降る夜のパソコン情話 On The Move編」(仮称)として、ビレッジセンターから本になって出る予定です。発売予定日は、日本語Windows 98と同じ7月25日です(爆笑)。

 ほんとは、7月最初にあるWindows World Expo(WWE)に間に合わせるはずが、ぼくが怠慢こいていて書けなかったので、遅れてしまったのです。WWEでは、毎年サイン会をビレッジセンターのブースでやらせてもらってますが、いつも新作がなくて申し訳ないので、間に合わせようというのが当初の計画だったんですが、だめでした。その代わりといってはなんですが、「ミカンせいじんのぎゃくしゅう」の小冊子を作ることになりました。いま、担当のKさんがかけずり回ってくれています。なお、サイン会は7月3日(金)の予定です。時間がまだはっきりしてないけれど、午後は午後です。こっちの希望は午後3時ごろからなんですけど。いずれ決まったらまたお知らせします。

 昨日は、風邪で寝込みました。一昨日は葛餅を届けなければならないのと、食事の約束があったので、「走れ!メロス」の心境で会社に行きましたが、こうも気温変動が激しいと、年取ってきたせいか、情けないことに全然ついてけませんでした。みなさんも、健康には留意してください。

 東大明朝批判とか、ほかの漢字プロジェクトのこととか、いろいろメールもらったりしています。今日はもう時間がありませんので、いつか紹介する予定です。憶えているかなあ。

 Tokyo Linux Fairは、ちょろっとだけ行けました。大盛況でした。ASAHIネットのunix/linuxから。

標題: Re: Tokyo Linux Fair
---
 今日、午後2時ごろから、Tokyo Linux Fairに行ってきました。
数十人くらいかなと思ったらとんでもない。200人くらいはいたと思います。
 Turbo Linux用ApplixWare日本語版のセッションを聞きたいと思ってはいた
ものの、間に合いませんでしたが、立ち見が出て、さらに教室(場所は東京電
機大学だから)の外にまで立ち見(立ち聞き?)の人が出たそうです。ほかのセ
ッションも、立ち見が出る盛況ぶりだったそうです。
 パネルディスカッションも立ち見と外で立ち見立ち聞き状態でした。
 Linuxをビジネスとしてどう展開していくかという話が主題になってました。
技術面性能面ではNTよりずっといいわけだから、あとはマーケティング、お偉
いさんを口説く、草の根活動、データベース系、企業向けサポートの充実など
が重要という、ありきたりといえばありきたりですが、そういう結論だと、ぼ
くは把握しました。

 デモ会場では、各社がいろいろやってました。Intel PCはおろか、SPARC, 
Alpha, PowerPCでもLinuxが動いているのは、壮観ですね。

 Media LabのLinuxはCD-ROMからブートできるものが10月31日発売となってま
した。これはすごい。緊急時にブートフロッピーとこのCD-ROMさえあれば、X 
Windowまで動くLinuxが立ち上がって、回復作業ができますから。もちろん、
Linuxを試してみたいけど、Win95マシンにパーティションを切ってどうのこう
のは面倒だし、怖いなという初心者にも、最初のとっかかりとしてとてもいい
と思います。

 ほかにも、岡山情報スーパーハイウェイで有名になったインターネット冷蔵
庫を作ったブイシンクテクノロジーが写真だけですけど、みせていて、この中
ではLinuxが走っていますと説明していました。

 アミュレットは、Caldera Open Linuxをみせてました。日本じゃあんまり知
られてないようですが、これ、NetWareのサポートがいいし、Netscape 
FastTrack Serverも入ったりして、アメリカじゃ人気あるんですよね。

 Debian Project, RedHat, MkLinuxも出ていました。

中村(show)
p.s. ogochanと初めて生で会いました。
 MIX時代からだから、かれこれ10年近くお互いに知っている仲なのに、
今日が初めての対面でした。不思議なもんです。

乳の詫び状(1998/06/20)

 「障碍」の「碍」は「礙」の俗字なのに、なぜ俗字のほうを使うのかというメールまで来ました。これくらいのことなら、あれで思想家を自称したり、ロクな文章が書けないのに文科人の文章は深いなどといい、「パソコンを疑う」という著者の力量のほうを疑いたくなる本を書いた岩谷宏ほどマヌケじゃないんだから、ちゃんと考えていて、「電脳騒乱節Vol.4」の第37回(きのうは、第25回と書いてあったけど間違いだったので訂正しました)ですでに説明しています。ほんとは図書館に行くなり、本屋で探すなりして自分で見つけて読んでほしいんですけど、一部だけ抜粋します。

 こちとらは,特殊なイデオロギーだろうがなんだろうが,新明解に元の用字は障碍と書いてあったから使おうと思ったので関係ないのだが,この一件,「言葉を選ぶことは,イデオロギーを選ぶことだ」ということを気づかせてくれた.なるほど,言葉はイデオロギーであり,制度であり,システムだったのだ.今ごろ気づくなんてね.
 これからもシステムに取り込まれていないときは,障碍と書くだろう.でさ,こういうこと始めると厳しいツッコミがあるのよね.
 「碍」は「礙」の俗字である.よって「障碍」ではなく「障礙」と書けとかさ.でも,中国での表記は「障碍」でしょ.いまの中国もおかしい表記をしているってことですかね.まあ,「障害」がおかしいという主張は両者同じなんですけどね.
 でさらに,「壊滅」は「潰滅」と書けとか,「詮索」と書かず,「穿鑿」と書けとか.
 こうやって人は言葉のデーモンに魅入られていく.「ミイラ」れた挙げ句に,ミイラになったりして.

 やっぱ、なんか書くと、こうして反応があって、また書かないといけなくなりますね。それなりに面白いけど、面倒は面倒ですよね。とくにW杯のいまは、ほかにエネルギー使いたくない感情がどうしても勝っちゃうから。すみません。

 とかいいつつ、突然、これだけでもやると、クロアチアに勝てるんじゃないかと思って、ずっとほったらかしだった、NTのプリンストールのファイルシステムのことを、MS Watchに書きました(笑)。ほんと、ちょろっとです。

乳の詫び状(1998/06/19)

 きのう、会社で招待状をみたら、「6万5000漢字」ではなくて「6万4000漢字」でした。すみませんでした。表記は「六万四千漢字」だったかもしれない。^^;

 京大の「e漢字」ですが、すぐ体験できるページがありますと、川尻さんが知らせてくださいました。実は、京大の「e漢字ページ」(http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~ekanji/index.html)からもリンクがあるから、書かなかったのですが、友人がやっているということなので、紹介します。http://www.vacia.is.tohoku.ac.jp/cgi-bin/aiba?p-eKanjiに行って体験してください。

 「障害」を「障碍」と表記することについて、「電脳騒乱節」からの読者はよく知ってるけど、説明しておいたほうがいいのではと、まつださんから忠告メールがありました。変なメールが来ることを心配してくださってのことでしょう。「電脳騒乱節Vol.1」の第7回や「電脳騒乱節Vol.4」の第37回でも説明してますけど、そんなの読まなくても、国語辞典を引けば載ってることだからと思っていたら、「障碍」はミススペルではないかというメールが来ました(苦笑)。今度書いた「On The Move」の第50回の冒頭でも書いてありますけど、ともかく、用字が間違っているのではないかと思ったときは、国語辞典を引いてください。ぼくはもっぱら、三省堂新明解(いまは第4版)ですけど。ぼくだって、物書きのの端くれとして、用字や言葉にはそれなりに神経使っているんですよ。

乳の詫び状(1998/06/18)

 新しいRingサーバとして、京都高度技術研究所とインターネットワーク京都のサーバが運用を開始しています。ディレクトリの再構築も予定しています。詳しくは、最新ニュースをご覧ください。RingServer Projectについては、RingServer Projectのご案内をご覧ください。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 6万5000漢字
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 きのう、東大がやっている漢字のプロジェクト、TRONにも関係ある
プロジェクトですが、その発表があったんです。
 ぼくんところに、わざわざお知らせが来ていたんですが、行けるかどうか
ずっと考えていて、結局、行けなかったので、残念です。出欠の葉書も
出さずに失礼してしまいました。絶対行けないとき、行けそうでも興味が
ないときはすぐ欠席の葉書を出すんですが、色気があるとぐずぐずして
しまいます。

 出席してないので発表内容はわかりませんが、とにかく、一区切り
ついたということだと思います。

 #2511に書いたe漢字もお忘れなく。

 「#2511に書いたe漢字」の「e漢字」というのは、京大がやっているプロジェクトです。1ヵ月ほど前に情報をもらっておきながら、こっちには書いてなかったと思います。Murahoさん、すみません。jouwa/salonから。

標題: e漢字
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 Shuji Murahoさんから、e漢字というすごいプロジェクトのページが
あると教わりました。Thanks > Murahoさん
 ここでどうこういうより、漢字に興味がある人は、
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~ekanji/index.html
に行ってみてください。
 TRONが東大明朝とかいってるけど、京大もすごいっすね。

 今度の土曜日にあるTokyo Linux Fairは、行けるかなどうかなというところです。行きたいけどなあ。

 先週末にOn The Moveの第50回を書きました。つまり、ASAHIネット会員はjouwa/rensaiで読めます。PC Weekオンライン日本版への転載は、来週になると思います。障碍者とコンピュータのことを採り上げたので、jouwa/salonはその話題で盛り上がっています。PC Weekに転載されると、ぼくのところにいっぱいメールが来そうなんだけど、たぶん、個別には対応できないと思いますから、あらかじめご了承ください。ぼくのメインコミュミティはjouwa/salonで、いろんな人もいるから、そこに書いてもらうのが一番楽なんですけど、そうもいかないしね。

乳の詫び状(1998/06/07)

 昨日は知り合いの女性を祝福する集まりがあって、久々に会った人もいて、いろいろと話し込んだり、騒いだり。ガキがカラオケでワンマンショウやらかして、どうもすいません。喉がやられたかと思ったら、今朝も早くからご機嫌で歌ってました。ハイな気分が続いているようです。だれかヤバいリスクを使ったのか。

 サッカーのことを最近書いてないのはなぜなの?メールももらいますが、がまんしてます。ASAHIネットのkick/salonにさえ、書くのを控えているくらいです(読むだけでも精一杯という事情もあります)。ともかく、本業や家のことを開幕前に片づけないと、あとがどうなるかわからんわけで、これでも少しは考えて懸命にやってるわけです(爆笑)。そのしわ寄せで、On The Moveも途中で滞ったまま(苦笑)。

 カズをはずしたことで、岡田監督の自宅にいやがらせをやっている馬鹿がいるとのことですが、そういう奴は、いわゆるコロす扱いでいいんじゃないの? 少なくともそういう奴に対しては、インターネットで電話や住所を公開して、いやらがせを体験させる罰を与えたいと思う。人間のクズなんだから。

 MS Watchを更新しました。PPTPの大穴以外にも、NTのセキュリティで新しい穴が見つかってたようです。ぼくは知りませんでした。

 AS/400の話題。「Inside AS/400」の翻訳が進んでいます。ASAHIネットのjouwa/salonで、佐藤さんが教えてくれました。

標題: Re: Inside AS/400
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さとうと申します。

Inside the AS/400の 第2回翻訳分が追加されてますね。

http://www.ibm.co.jp/as400/inside400/

紙で欲しい方は以下から申し込めば送られて来ます。
こちらは 第1回翻訳分だけですが Notesのバインダーと
マウスパッドも付いてきます。:)

http://direct.fiesta.or.jp/ibm5/as400/news03.html

 ぼくはAmazon.comで買って、いま読んでいますが、やっぱ、このマシン、すごく面白いですね。本に書いてある昔の話やIBM内部の動きも、ああ、そういうことだったのと思うことがあって、興味深いです。あれだけの本を翻訳してタダで配るというのは、日本IBMのAS/400チームの並々ならぬ意欲を感じます。まだ部分訳とはいえ、これが日本語でしかもタダで読めるなんて、ありがたいことです。感謝、感謝。

 もう1つAS/400ネタ。ASAHIネットのjouwa/salonから。AS/400に関してはいろいろ書き込みがあるんですが、そのひとつのコメントの一部です。

 そういえば、AS/400を絶賛して、NTしか知らない人は是非AS/400を試してみ
ろと薦めているコラムがありました。それも、NT専門のオンライン雑誌のコラ
ムで!!
 この連載コラムの著者、Greg Scottは、NTの多くの欠陥をコラムで嘆いてい
たのですが、AS/400のことを知らされ、IBMのロチェスターに行くわけです。
みんな、洗脳されたんだろうと思うかもしれないが、そうじゃなくて、実際に
ビジネスがちゃんと動くようになるというのはどういうことか、よくわかるんだ
といってますよね。
 詳しくは、
http://www.entmag.com/archive/1998/jan14/0114nt.html-ssi
をどうぞ。
 いや、ほんと。盲目的に、PC + NTじゃなきゃダメ、UNIXじゃなきゃダメな
んて思っている人には、もっと別の世界にも目を向けてほしいですね。

乳の詫び状(1998/06/05)

 ああ書いた昨日昼過ぎに「アエラ」が来ました。「アエラ」編集部、疑って、どうも、すみません。該当部分に付箋を付して送ってくると教えてくださった方もいます。Thanks > 西沢さん。
 今回付箋はありませんでした。雑誌に広告を出した場合は、広告代理店が広告を出したページに付箋を入れて広告掲載誌を送ってくることが多いですけど。

 Tokyo Linux Fairのことを、Tokyo Unix Fairと書いてました。訂正しました。Thanks > 君塚さん

 PCDNPCDNカンファレンスについて書いたら、こんなメールが来ました。

今回、PCDNカンファレンスに参加し、パネルディスカッションを聞きました。
中村さんの意見に全く同感です。
正直言って私もアホらしくなってしまいました。
これは技術なのですか?

このPCDNというのは、メインはVisual Basic のプログラマーが困った時に質
問するニュースグループです。
ただ最近は読むと非常に空しくなります。
私は質問したことはありませんが、気の毒なプログラマーが困って初めてこの
ニュースグループに質問する。
すると大上段に構えた情報屋さん方が、NT か 95 かリビジョンはなんだ、そ
んな情報じゃ答えられないぜと凄む。場合によっては説教まで垂れる。
質問者は恐れ入ってこれこれかくかくの環境でやらせて頂いています、と答え
る。
ただレスする人よりそのままあきれて消えていく人の方が多いと思われますが。
答えるには当然必要な情報なのでしょうけど、そこまできめ細かく前提条件を
揃えないとまともにPCのWindowsでプログラムを開発できないとは。

PCDNというのはMSのしきるパソコン業界の副産物で、こういった組織の需要が
実際にあるから存在しているのでしょう。
主催者もMSのOBと言うことですし、確かにVBで早急にプログラムを作成しなけ
ればならない人には有用な組織なのでしょう。
今後こういったマーケットは広がってしまうのでしょうか?

 この人は、機械設計のエンジニアですが、そういう人の目からみたら、Windows上の開発なんて、技術とはとても思えないでしょうね。職人芸でもないし、サイエンスでもない。単に泥縄でやっつけ仕事をやってることが多いですしね。

 ぼくは実際の質問をみたこともないけれど、細かく前提条件を訊くのは当然だと思います。それに恐れをなしてしまうようなら、Windowsでの開発なんかやっちゃいけないです。Windowsは、きめ細かく前提条件を揃えないとダメです。パネルディスカッションで秋月さんもいってたけど、Windowsの場合、DLLの管理がでたらめです。MSはIEを入れてもOfficeを入れても好き放題システムのDLLを書き換えてしまうから、もうぼろぼろなんです。だから、Windowsのパソコンを95にしろNTにしろ大量に導入しちゃいけないんです。TCOが削減できないんです。ZAKやインテリミラーで、TCOが削減できるなんて絵空事を信じる人がいるからびっくり。何度だまされても、まただまされるんですよね。

 MSがDLLの管理をまともにする可能性は低いでしょう。「だってまともなDLL管理をしたら、MSがOSを勝手に自分の都合のいいように書き換えられないから」というジョークもありますから。IEがOSと一体というなら、あれだけDLLを書き換えるOfficeもOSと一体ですよ。IEだけが問題になって、どうして、これが独禁法違反じゃないのか、不思議なくらいです。勝手にDLLを書き換えることで、他社のOfficeソフトより圧倒的に有利な条件でやっているのにと思いますけど。

 NC Worldの記事http://www.ncworldmag.com/ncworld/ncw-05-1998/ncw-05-nextten.htmlの最後に、いかにWindows NTのDLL管理がでたらめかが書いてあります。この連載は、NTがMSの宣伝とは違って、どれほどUNIXより劣っているかがよくわかるので、3回とも読むといいです。

 VB自体はいいんです。もう名前を忘れちゃいましたけど、元々は別の会社が作った製品です。例によってそれをMSが買って、MSブランドで出したものです。ぼくがこの話を信じるのは、どう見ても、あのセンスって、MSのセンスじゃないんです。MSは、あんな技術センスはない会社ですから。MSのセンスは、QuickBASICです。決してVBじゃないんです。

 マーケットが広がるかといえば、みんな気づかなければ広がるでしょう。MSのマーケッティングモデルは、クズだろうがカスだろうが、大量にばらまき、ユーザをそのソフトで縛ることが大事という考えです。そのために、息のかかったメディアを総動員して、チョウチンを書かせて、これしかない、最高であるかのように洗脳します。そうやってでも広まれば、あとは、欠陥の悪さが、逆にビジネスチャンスになるんです。NTはUNIXと違って、ロクな管理運用ができない(NTがUNIXより管理が楽というのは、大嘘)。すると管理用の製品が他社から出る。信頼性が低い。すると信頼性を高める製品が他社から出る。といった具合です。結局、目先の導入費用はPC + NTはすごく安くみえても、UNIXやメインフレームなら最初から入っているようなものが入ってないから、あれこれ追加しないと業務には使えない。しかも運用コストは非常に高い。そうなって初めて気づいても後の祭り。あとは、次から次へと際限なく金を絞り取られていく仕組みです。

 ぼくはPCDNの木村さんは信頼してます。人間的にも技術的にもまともですから。まともだからこそ、MSKK(MS日本法人)を辞めざるを得なかったのかもしれません。

乳の詫び状(1998/06/04)

 「NTの大きなセキュリティホール」の続報があったので、MS Watchだけ更新しました。

 といいつつ、もうアエラの今週号が買えなくなるかもしれないので、ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: アエラ1998/06/08号
---
 週刊誌「アエラ」の1998/06/08号の18ページ「ウィンドウズ98提訴」という
記事に、ぼくのコメントが載っています。
 話したニュアンスと違うのは、アクティブチャンネルのことですね。あれは、
メインじゃなくて、メインは、IEをはずせないといったデスクトップ画面をMS
が統制する話だったんですけどね。伊藤記者は、アクティブチャンネルはテレ
ビの比喩で、わかりやすいと思ったのでしょう。

 デスクトップ画面をMSが統制していた点については、すでに、司法省の提訴
の影響が出ていて、Gatewayが、IEではなくNetscapeを選べるようにしますし、
NECアメリカもラップトップの新機種からIEを削除します。
 MSはいままで統制なんかしたことはないと言い張るけど、いかに理不尽な契
約で圧力をかけて、IEを強制していたか如実に証明していると思うんですけど
ね。

参考

http://cnet.sphere.ne.jp/News/1998/Item/980528-1.html?mn

http://www.zdnet.co.jp/news/9805/28/gateway.html

http://www.zdnet.com/pcweek/news/0525/29anec.html

 ところで、アエラって、掲載誌を送ってこないんですかね。人の時間と知識を使っておいて、コメント料を払う払わないのはそれぞれとしても(ちなみに今回のはコメント料なしです)、掲載誌も送って来ないのは失礼ですよね。

 今夜8時から、NHK教育の趣味悠々で山下洋輔さんのジャズ講座が始まりますね。ASAHIネットのtti/salonで、山下さん自ら舞台裏の話とか書いてくださってるんですけど、やっぱ番組作るの大変ですね。

乳の詫び状(1998/06/03)

 PCDNカンファレンスのパネルセッション。ついかっとなってしまってすみません。

 Windowsだけ、VBだけじゃ食っていけなくなるのは、ぼくの目からは明白なので、無理に「どうしてWindowsで苦労して開発するんですか。FreeBSDにしましょう」なんていう必要はないと思うけどね。Windowsだけによるシステム構築が破綻しているのは、もう明らかだし、適材適所でものを考えられる人なら、Windows NTを使う部分(小規模かつインターネットにつながないかつ信頼性が低くてもいいかつ性能が悪くてもいいかつ将来がなくてもいいような部分)、Solarisなど商用UNIXを使うところとFreeBSDやLinuxを使う部分は、みえてくると思うんですよね。あるいは、AS/400とかメインフレームとか。それらをつなぐJavaやCORBAとか。でも、自分はそこがうまくみえてないから、それを知りたいと思ってセミナーに来ていた人は、どう感じて帰っただろうなあと。

 秋月さんの「NetPCが重要な選択肢になる」というのもわかんなかったなあ。アメリカでは昨年中に失敗が明らかになって、いまや忘れ去られてしまったのに、日本でこれから流行る根拠があるのか。パネルセッションがつまらなくて半分寝ていた「アスキーNT」の藤村編集長の話がぼくには一番よかったですね。さすがに開発者じゃなくてメディアの人間ですね。でも、いくらNTの情報誌を読んだりしても、NTを使っている限り、そのシステム開発者も導入した企業も決して救われることはないことも多いですよね。別のOSややり方に切り替えるべきなのに、NTでなんとかならないかと、またNTの書籍や情報誌を買いあさるわけで、こういう人たちは、情報を売ってるほうとしては儲かるから都合のいい存在なんだよね。あてどもなくいくつもの宗教を渡り歩いている人と同じだなあと思います。

 NT5.0は使い物にならないだろうというのは、共通認識のようですね。来年半ばまで出てこないだろうし、ぼくは2002年まで使い物にならないだろうなと思っています(笑)。

 Tokyo Linux Fairというイベントが、6/20に開催されます。時間があれば、行ってみようかなと思っています。Linuxに興味がある人、Linux用の商用パッケージを知りたい人、Linuxビジネスの現状を知りたい人は行ってみるといいと思います。詳しくは、http://fair.linux.or.jp/を。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ファイアウォールハッキングコンテスト
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 ファイアウォールってほんとに大丈夫なのか、市販ファイアウォール製品を
アタックして破ると賞金がもらえるコンテストが始まっています。
 詳しくは、
http://www.inet-security.com/contest/firewall/index.html
をどうぞ。

 接続図をみると、見事にUNIXで固めてますね。
 例外はNT用ファイアウォール製品のために用意されているNTですが、
これが一番狙われそうですね。^^;

 NTの大きなセキュリティホールが発見されたそうです。今日のMS Watchに書きました。というか、これがあったから更新しないといけないなあと思って書いたら、ここも更新することになって、昨夜のPCDNのパネルセッションのことまでつい書いてしまいました。

乳の詫び状(1998/05/27)

 1998/05/07の「乳の詫び状」や「MS Watch」で紹介した、UNIX対NTの記事の翻訳が出ました。いろんな方がメールで教えてくださいました。ありがとうございます。ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 翻訳が出ました
 このUNIX対NTの記事の翻訳が読めるようになりました。
ASAHIネット会員の小林修さんの尽力によるものです。
 オリジナルの
http://www.kirch.net/unix-nt.html
からも一番上にJapaneseとしてリンクがおいてありますが、
直接行くのなら、
http://www.ne.jp/asahi/personal/kobayashi-osamu/Translation/kirch.net/unix-nt.j.html
です。

 実は訳者の小林さんはASAHIネット会員で、jouwa/salonにも来てくださって、あれこれと話が始まっていて、そこから得たアイデアですでに翻訳の改訂も行なわれています。そうそう、小林さんが、スケーラビリティの訳語として、いい日本語がないかなと提案を求めています。jouwa/salonで受け付けていますけど、メールなら、ぼくではなく、直接、小林さんのほうに提案してください。

 これも、こっちに書こうと思って、ずっと忘れていたもののひとつです。jouwa/salonに書いたのが、05/03だからざっと1ヵ月近く前ですが、思い出したので転載しておきます。

標題: 業界紙の嘘
---
 NC Worldが、PC Week、InfoWorldなどの業界紙が、NCやJavaに関して、いか
にミスリードする報道をしているかという検証をやっています。
http://www.ncworldmag.com/ncworld/ncw-04-1998/ncw-04-running.html
です。
 タイトルが、「Microsoft invents new technologies: The NC and Java」
です。つまり、MSがNC(Network Computer)やJavaを発明したというタイトルで
す。サブタイトルは「The trades prove once again that no technology 
exists until Microsoft invents it」となっていて、MSしかみてない無知な
記者やライターが書いた記事を、逐一やりこめています。
 以前みたPC WeekのJavaの記事って、ActiveXとJavaをごっちゃにしたような
記事とか、ほんとにおかしなこと書いてあったしね。

 こういう検証記事が出るところは、アメリカのメディアは、まだ健全なとこ
ろがあるということでしょう。
 日本でもしやったら、嘘が多すぎて、とても手が回らなくて結局書けなかっ
たりして(爆笑)。嘘も100回いうとほんとになっちゃうからね。

 05/22にOn The Moveのまとまりがつかないと書いて以来、すでに5日経つのに、全然、進まない。ソフトバンクには、数日中にお渡ししますといったのに。それより、これを書かないとビレッジセンターから、「星降る夜のパソコン情話」の第3弾が出ないんですよね。区切りがいい第50回まで収録する方針で、ほんとは3月末くらいには、あとがきとともに渡しておかないといけなかった代物なんですよね。7月頭にあるWindows World/Expoのブースで、サイン会をして、そのときに新刊として並べる予定なんですけど、どうなることやら。

 フジテレビのニュース番組に出ている木村太郎の馬鹿なコメントが、jouwa/salonでちょっと話題になってます。いずれ、こっちに載せるかも。

 書き忘れてましたが、業界の暴れん坊、マイクロソフトを05/23に更新しています。

乳の詫び状(1998/05/22)

 On The Move、うまくまとまりがつかない。困った困った。現実逃避して、ウェブページの更新をしました。MS Watchも書いてます。

乳の詫び状(1998/05/19)

 ついにMSを独禁法で提訴です。ようやくですが、MSのようなヤクザを取り締まれる道筋がちゃんとつくかどうか。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: スーパーアスキー廃刊
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 スーパーアスキーが来月号で廃刊(休刊といってもこっちにとっては廃刊)。
 小川編集長、無念だろうなあ。
 PCの雑誌では一番しっかりしたいい雑誌だったのにね。
 もっともアスキーDOS/V Issueが出て、境界があいまいになってきて、NTに
活路を見出そうとしたら、アスキーNTだっけ? NTの新雑誌を出すことになっ
て、ますます苦しくなったんだろうなあ。単に広告をかき集めてなかったから、
リストラで儲けが少ないと判断されたのかもしれないが。
 編集長以下、スタッフのみなさん、これにめげず、新天地で力を発揮してく
ださい。

さてさて、これで元麻布春男の文章はどこで読めるのか。それが気にかかる

 スーパーアスキーを廃刊にしちゃうなんて、よっぽどアスキーに余裕がないんだろうね。もうスーパーアスキーの連中はみんなアスキー辞めたほうがいいよ。でもって、ソフトバンクから、「スーパーアスキー ソフトバンクエディション」を出せばいいんだよな(笑)。「DOS/Vマガジン」より売れるようになったら、すごいだろうねえ。

乳の詫び状(1998/05/18)

 いろいろ問題のある試合だったが、先制されながら、パラグアイと引き分けたことは、素直に強くなったなと思いたい。

乳の詫び状(1998/05/17)

 なぜか寝られなくて、今日も、暗黒の帝国マイクロソフトを更新しました。いま、1998/05/17の03:15です。こんなに起きてるなんて信じられない。ヤバいクスリやってたりして(爆笑)。

乳の詫び状(1998/05/16)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: PCDNカンファレンス
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 PCデベロッパーネットワークが開催する開発者向けのカンファレンスの案内
です。
 ぼくは、6月2日のパネルセッションに出ることになっています。

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PCDNカンファレンス ご案内 〜「問題解決とハイテクニック」

いよいよ開催間近! お早めにお申込みください。

主催 : PCデベロッパーネットワーク
協賛: マイクロソフト株式会社、MSDN、日本オラクル株式会社、
ボーランド株式会社、株式会社アスキー、株式会社翔泳社、JWNTUG
後援: PCDN協賛各社

PCデベロッパーネットワークでは、現場の開発者にとって実務レベ
ルで役立つ情報を提供するカンファレンスを開催します。
ありがちな問題と、その原因の分析、解決法、そして知っていると
便利なハイテクニックなどを具体的なサンプルと共に提示します。
講師はベンダー各社からや一流ライターです。
パネルディスカッションには、特別ゲストとして中村正三郎氏を
招き主要ベンダーも交えて激論を交わします。

日時    1998年6月2日(火)〜3日(水) 2日間
会場    パシフィコ横浜会議センター (横浜国際平和会議場)
定員    400名 (先着)
受講料  \53,000(一般)/\48,000(PCDN, JWNTUG会員)

さらに詳細な情報およびお申込みは、次のURLをご覧ください。
http://www.int21.co.jp/pcdn/conf/
----------------------------------------------------------------------

 PCDNカンファレンスの紹介を書いたら、ずっと以前に紹介してくれと頼まれていたLinuxビジネスイニシアティブのことを思い出しました。ASAHIネットのunix/linuxから。

標題: Linuxビジネスイニシアティブ
---
 Linux Business Initiative (略称: LBI)が活動を開始しています。
Linuxで企業の情報システムを作ったり、管理運用をやったりして、ビジネス
をやっている会社が集まった組織です。
 ウェブページは、
http://www.linux.or.jp/lbi/
にあります。
 実際は、Linuxだけじゃなくて、FreeBSDを使ったり、いろいろみたいです。
 LinuxはNTより安くていいけど、サポートが不安で導入をためらっている企
業の人は、LBIに参加している会社に連絡してみるといいかも。

 次は、TRONWARE。なお、昨年末のTRON SHOWの模様は、On The Moveで書きました。TRONSHOW'97 電脳未来展(On The Move #48)を読んでください。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: TRONWARE Vol.50
---
 TRONWAREもとうとう第50号です。
 特集は、「文章を書くためのコンピュータ」となっていて、昨年末に開催さ
れたTRONシンポジウムでの講演やパネルディスカッションの模様、TRONの多国
語環境の論文といったものが並んでいます。
 3B/Vや原稿プロセッサの発売は春の予定ですけど、Windows 98とどっちが先
に出荷できるでしょうか。賭けは成立するかな。:-)

http://www.personal-media.co.jp/
 パーソナルメディアのページ。

http://www.personal-media.co.jp/book/new/new.html
 新刊・近刊のページ。

http://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/tw50.html
 TRONWARE Vol.50のページ。

http://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/tw51.html
 なぜか、近刊のTRONWARE Vol.51のページまである。

http://www.personal-media.co.jp/btron/spd/3bv.html
 3B/Vのページ。

http://www.personal-media.co.jp/btron/spd/gp.html
 原稿プロセッサのページ。

 次は本の紹介。ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: プロフェッショナル インターネット
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 kenjiさんの書かれた本が出ていますので、紹介します。
 力武健次著「プロフェッショナル インターネット」(オーム社)(ISBN4-274-
06172-8)です。
 昨日入手したので、そして昨夜は飲み会で帰宅がおそかったのでまだぱらぱ
らめくっただけですが、内容は多岐にわたり、しかもしっかりした技術解説が
あります。
 キーワードを列挙するなら、
 情報共有、ネットワークとコンピュータの融合、リアルタイム通信、マルチ
キャスト、WWW、Java、エレクトリックコマース(EC)、ファイアウォール、プ
ライバシー保護技術、イントラネット、テレワーキング、これからのプロバイ
ダに求められる技術とサービス、経路制御技術、次世代インターネットプロト
コル、ATM
などです。
 ぼくはとくに、経路制御の解説の部分を読んでみようと思います。この前、
RingServerプロジェクト(http://www.ring.gr.jp/)で、インテックの中川さん
が経路制御の話をしてくださったからです。

 Linuxのペンギンに名前があるのかという質問に、篠原さんからメール。

こんにちは中村さん、こちらは篠原といいます。
今日のホットコーナーでlinuxのペンギンについてふれていましたが、
少なくとも作者のレベルでは名前がないようです。
作者のホームページには特に名前が書いてありません。
参考までにURLをのせておきます。 
http://www.isc.tamu.edu/~lewing/linux
(Larry  Ewingのホームページ) 
http://www-mddsp.enel.ucalgary.ca/People/adilger/logo/
 (Andreas Dilgerのホームページ)

 園田さんからは、www.linux.orgにはペンギンの絵はないけど、www.linux.comにはありますねというメールも頂戴しました。

 暗黒の帝国マイクロソフトを更新しました。

乳の詫び状(1998/05/15)

 ASAHIネットのunix/linuxから。

標題: インターネット冷蔵庫のOSは
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 昨日のだったかな、電子メール新聞のMacWireに載ってたけど、岡山情報ス
ーパーハイウェイで一躍有名になっちゃった、インターネット冷蔵庫。
 試作品のOSはWin95だけど、製品版はLinuxを使うんだって。理由は、性能が
よくて安定したOSでないとまずいからだそうです。
 MacWireの会員制ページ(定期購読している人じゃないと入れない)に行くと、
冷蔵庫の扉に埋め込まれた液晶画面に、Linuxのシンボルであるペンギンちゃ
ん(http://www.linux.org/にもいる)が、出ている写真がでていました。
 おお、こんなところにもLinuxがと思いました。
 ところで、あのペンギンちゃんには、名前があるんでしょうか。なんという
名前か、ご存知の方、いらっしゃいますか?

 MacWireについては、http://sales.softbank.co.jp/price.htmをみてください。いま、キャンペーンで安いんだって。詳しくは、 http://sales.softbank.co.jp/http://sales.softbank.co.jp/whatnew.htmをみてください。

 Yasmasaさんという方から、OS/2情報がきました。ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: OS/2情報
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 Yasmasaさんからのメール。
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OS/2 Warp ver5 99年後半に出荷だそうです。
http://www.ibmlink.ibm.com/uspress&parms=P_1998050605

Win32バイナリをOS/2ネイティブアプリにコンバートするWIN32-
OS/2がまともに動くようになればWindows95捨てれるんですが、
まだ日本のOS/2だとFIXレベルの低さから全然動きません。
とか書いていたら多少は動くだろうレベルの差分が出てきた様
です・・・が・・・FD31枚分のFIXって一体・・・・まあ、出し
てくれるだけMSよりはましですが。
http://www.os2ss.com/win32-os2/
---
 最初のURLにあるのは、OS/2 Warp ServerとWorkspace On Demand(WOD)のロ
ードマップです。クライアント側のWarpそのものじゃないのが、ちょっと残念
ですね。
 Warp Serverは、MSでいえばNT Serverに相当するOSです(通常のWarpがNT 
Workstation相当)。詳しくは、
http://www.software.ibm.com/os/warp/warp-server/
をどうぞ。それぞれのトピックを読むと面白いです。これ読むまで知らなかっ
たんですが、Warp ServerのSMPって、4CPU用に最適化されているものの、一応
64CPUまで一応サポートしているんですね。NT Serverよりよっぽどすごいじゃ
んよ。Tivoliの管理システムを標準装備だし、セキュリティはDCEベースのDSS
で強そうだし、Dynamic IPはMS DHCP/WINSよりよっぽどよさそうだし、NT 
Serverよりいろんな面でよさそうに思えるよね。
 情報が少ないのと、サーバソフトやミドルウェアをIBM以外がほとんど作っ
てないのが、Warp Serverの泣き所ですね。もっとも、ソフト面は、
Enterprise JavaBeansでだいぶ揃いそうですけどね。
 WODについては、
http://www.software.ibm.com/os/warp/workspace/
をどうぞ。

 ところで、日本IBMにもWarp Serverの情報があります。場所は、
http://www.ibm.co.jp/pspjinfo/server/
ですが、アメリカと比べるとあまりに寂しいですね。やる気ないのかね。もう、
NTをかついでそっちで稼ぐことにしたから、きっとやる気ないんだろうな、も
う。それに、どうして技術情報をAmiPro形式なんて文書形式でおいてあるんだ
ろうね。神経疑いますね。HTMLかPDFにしてくれよと思います。

 Yasmasaさんが紹介してくれたもう1つのURL「http://www.os2ss.com/win32-os2/」で
やってる、Win32-OS/2プロジェクトってすごいね、これ。バイナリをコンバート
しちゃうんですね。まだまだ先は長そうだけど、こういうプロジェクトを始め
ちゃうパワーってのがすごいですよね。

乳の詫び状(1998/05/12)

 なんかいろいろあったような気がするけど、忘れちゃった。あ、そうそう。西さん、社長、クビになりましたね。そりゃ、そうだよな。成毛、げらげら大笑いだろうな。この話も、ASAHIネットのjouwa/salonでは、ずいぶん前にやった気がする。今週の週刊ダイヤモンドも巻頭でやってましたね。アスキー倒産も時間の問題でしょうかね。

乳の詫び状(1998/05/07)

 連休中は、過労による衰弱を風邪に攻撃された高熱?で倒れてほとんど寝てました。家族はつまらない連休だったかもしれないけれど、ぼく個人は久々に休めてよかったです。府中のくらやみ祭は、ケーブルテレビの生中継で見学でした。昨日、会社に行くに歩くとまだふわふわしてました。そんな関係で、MS Watchで04/29に書きかけていて、更新されてなかった分が本日登場したりしてます。

 MSも新たな独禁法訴訟を起こされ、Windows 98の出荷停止の可能性もあって、今週から来週にかけては、要注目です。

 ASAHIネットのunix/generalに書いたものから。

標題: UNIX対NT
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 UNIXとNTの比較を行なった論文があります。
http://www.kirch.net/unix-nt.html
です。
 長文ですが、ハイライトが抽出してあって、そこだけ読んでもいいようにな
ってます。
 結論的には、いろんな面でUNIXのほうがNTより優れていることを指摘してい
るわけですが、NTは管理が簡単でUNIXはむずかしいといったような、NTとUNIX
の誤解を正す面も多いです。
 いろいろと興味深い話が載っています。
 なぜ、MSのパートナーと思われているIntelはNTを使わないのかとか、なぜ、
www.windows95.comは、NT+IISを使わずBSDI+Apacheなのかとか、MSが買収した
HotMailはUNIXからNTに移行しようと考えたがNTの性能が低すぎて使い物にな
らないのであきらめたとか。
 システム導入にあたってNTしか念頭にない頭の固い人に、読ませるといいで
しょうね。まあ、金と時間を絞り取られるのは自業自得だから、読ませないほ
うが薬になっていいのかもしれませんけど。ちょっといじわる。
標題: MSのUnixチーム
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 MSもUnix版IEやOutlookを出すようになりましたが、MS内にいる
開発チームの様子が、Sun Worldの記事
http://www.sun.com/sunworldonline/swol-04-1998/swol-04-microunix.html?042198a
に載っています。
 なかなか微妙な立場ですよね。
 仲間であろうHPのHP-UX版やSGIのIris版の開発はあっても、宿敵IBMのAIX版
の開発はないし、NTで支配したいIntelプロセッサ用各種Unix(FreeBSD, Linux,
 SCO, Solaris for Intelその他)版は、ないんですって。Solaris for SPARC
はシェアが大きいから、Sunを殺すために仕方なしなんでしょうね。

 Java Workshop 2.0aの件、あれは日本語版では動作保証してないといわれたんですが、ぼくが試しておかしくなったのは英語版なんですけど。^^;
 でも、あまりに基本的なところだから、あれがほんとにバグだったら、ほとんどコンパイルできなくなるはずなんで、こっちが悪いのかもねとも思うし。別に困ってないからいいです。2.0aでは内部クラスなどがファストコンパイラ(以前のJDKのコンパイラとは比べ物にならないくらい速いです。瞬間でコンパイルしてくれます)でサポートされているのに使えないのが、ちょっとだけくやしいくらいです。

乳の詫び状(1998/04/27)

 IBMのVisual Age for Javaエントリ版が、http://www.software.ibm.com/ad/vajava/から無料ダウンロードできるけど、日本IBMは、キャンペーンやってて、インターネットで申し込むとプロフェッショナル版を8000円にしてるんですね。ASAHIネットのjava/salonで今朝知りました(苦笑)。詳しくは、http://www.ibm.co.jp/software/ad/vajava/index.htmlをどうぞ。でも、4月30日までだから、もうほとんど時間ないですね。「中村さんは相変わらずトロいです」(Copyright (C) Miyaichi)。

 ぼくはもっぱらJava Workshop 2.0です。2.0aへの拡張パックあてたらおかしくなりました。ASAHIネットのjava/salonに書いたものから。

 ところで、SunのJava Workshop 2.0の拡張モジュールが出ています。
http://access1.sun.com/workshop/jws20a/
にあります。
 これをインストールすると2.0aになるんですが、2.0aになったら
いままでコンパイルできていたものができなくなってしまいました。

import foo.bar.*;

のように、他のパッケージをインポートするのがだめなんです。
もちろん、foo.bar.*のパッケージはコンパイル済みでちゃんと
あります。何か、ぼくが間違っているのかもしれませんが、
追求する気もなくて、元に戻しました。元に戻すとちゃんと
コンパイルできます。

 foo.barが見つからないといってコンパイルできないんですが、こんな基本的な部分でバグがあると、だれかが気づきそうなもんだから、ぼくのほうが悪いのかもしれないけど、でもやっぱり、2.0aのバグだろうと疑っています。
 ちなみに上の例のfoo.barというパッケージは自分で作ったもの、そして、プロジェクトのクラスパスは正しくそこに通してあります。だって古いバージョンだとその設定でコンパイルできるんだもんね。

乳の詫び状(1998/04/26)

 MS Watchのみ更新。

乳の詫び状(1998/04/25)

 「止めないで」というメールをだいぶ頂戴しました。ASAHIネットのjouwa/salonに書いたものから。

 励ましてくださって、ありがとうございます。
 インターネットでも、止めないでというメールがだいぶ来ました。
 いま、仕事の面でも家庭の面でも、時間的・肉体的・精神的な負荷
がだいぶあるので、どこかを削るとしたら、まずHot Cornerなんです。
 人気があるのはありがたいことですし、感謝しておりますが、
逆にいうとあれを止めると時間的・肉体的・精神的負荷がすごく減る
ということなんです。
 止めないでというのもよくわかりますし、こちらもできる範囲で
続けようとは思いますが、何しろ元々ミッションなしの趣味で始めた
ものですから、続ける保証が一番ないのが、Hot Cornerであることは、
ご理解ください。

 変なメールが多いから止めるのかと考えてらっしゃる人が多いようですが、それより、ここを維持していくだけの時間的・肉体的・精神的の余裕が、だんだんなくなってきていることが一番の理由です。ここは趣味なので、経済的合理性から考えても、あまり時間や労力を割くわけにいかないのです。ぼくもプログラマとして本業があり、家庭もあります。

 そういうベースがあった上で、元々、現実逃避や息抜きの場所だったのが、毎日10数通、「あれについてご意見を」「これを紹介してください」「これに答えてください」といったメールがきて義務化されてきたのも、なんか気分がブルーになるわけです。

 ということで、いままでよりもアクティビティは落ちると思いますし、やれる範囲では続けてはみたいですが、保証はありません。

 FreeBSDのサイトのことで続き。

内川と申します

 > SRAの古田さんから。日本のFreeBSDサイトのURLとしては、
 > http://www.freebsd.or.jpを使わず、http://www.jp.freebsd.orgを使って
 > くれとのこと。先日の分はそう変更しましたが、過去の分の修正はしません。今
 > 後もそうなる保証はありません。「www.freebsd.or.jpのほうがユーザは憶え
 > やすい」「www.<国別コード>.freebsd.orgは、あくまでFreeBSD側の都合であっ
 > て、ユーザの都合ではない」からです。

これは古田さんからは「freebsd.or.jp はあくまで他に押えられることを防ぐ
ために所得したドメイン名であって、メンテナンスは保証されない。今後どう
なるかわからない」というような説明はされなかったと言うことなのでしょう
か? 

もしされていないのなら上で書かれたようなことはもっともなこと(もっとも
ユーザの都合と言うよりは中村さんの都合なのでしょうけど)でしょうが、説
明されているなら上の内容は不誠実な内容と言わざるを得ません。

(中略)
一般ユーザが 「freebsd.or.jp」で覚えたりブックマークに登録したらそ
のユーザの不利益になる可能性はあることを一応指摘しておきます。

 そういう説明はありました。その上で、ああ書いています。つまり、www.jp.freebsd.orgをなるべく使うようにするけど、ぼくにとって(そして多くの人にとって)、、www.<団体名>.or.jpは、標準的で心理的に自動化されているドメイン名なので、知らずに、www.freebsd.or.jpと書いてしまって気づかないかもしれない、それが保証できないという意味です。ユーザの都合というよりぼくの都合だというけど、多くのユーザは、www.<団体名>.or.jpは、団体名のドメイン名としては一番標準的だと考えていることでしょう。

 FreeBSDのほうで、www.freebsd.or.jpのメンテナンスが保証できないというのは、それはそれでいいと思います。インターネットって元々そんなもので、特定のURLがいつまであるかなんて保証されたものじゃないですから。でも、多くの人にとって一番標準的なドメイン名でのアクセスを閉ざすというのは、顧客サービスを考える企業ならまず考えられないことで、どちらのドメイン名でもずっとアクセスできるようにするでしょうね。ユーザの不利益は、FreeBSDの不利益につながりますから。

 MS Watchはセキュリティのことだったので、また書きました。


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