MS Watch

Last update 1998/12/19

 ここには過去の「MS Watch」が集めてあります。

 これより古い分については、こちらへ

 これより新しい分については、こちらへ


1998/11/30

 いずれもASAHIネットのjouwa/salonから。

Windows 2000の不吉な運命

標題: Windows 2000の不吉な運命
---
 John C. Dvorakのコラムがまた面白いです。詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/magazine/pcmag/9811/jd981116.html
「Windows 2000の不吉な運命」
をどうぞ。
 ギガビットイーサが満足に動かないなんて、もうWindows 2000なんて終わっ
てるよなあ。Novell NetWareはギガビットイーサがまともに動いているという
のに。
 大体まともに動かすには、400MHz以上のPenitum、メモリ128MB以上のマシン
なんてことになると、移行するのも大変ね。マシンまた全部買い換えだもんね。
 それ以上にバグだらけで何分まともに動くかなんて状況になるかもしれませ
んね。いま、きっとそういう状況でいくらやってもバグが減らないんだろうな。
以前紹介したと思うけれど、日経コンピュータの記事だと、ほんとに死の行進
でしたね。
 ガートナーグループが、2000年までこのOSが出荷されず、2001年までは手を
出すなといってるのもなるほどですよね。ぼくは2002年W杯以降じゃないと手
を出すべきではないように思います。2005年くらいには少し枯れてくるかな。
 でもこんな出来の悪いOSを作っているようじゃ、そのころには、Windows 
2000はなくなってるかもしれないし、Microsoftもなくなってるかもね。:-)

高いOS価格

標題: 高いOS価格
---
 パソコンのハードは、この10年で価格が下がり続け、コストパフォーマンス
は圧倒的になりました。Windows以外のソフトの安くなったり無料になったり
しています。しかし、Windowsの価格(特にOEM価格)だけは同じか、むしろ上が
っているそうで、他が下がっているのに同じなら相対的に高くなってしまい、
PCのコンポーネントで、コストパフォーマンスが一番悪いのが、マイクロソフ
トのOSなのです。
 そういう高いものをパソコンメーカを脅したりすかしたりして、買わせ、消
費者から金を巻き上げて肥え太ったのがこの10年のマイクロソフトでした。
 詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9811/27/license1.html
「ライセンス見直しとチップメーカー買収を提案したMS幹部」
http://www.zdnet.co.jp/news/9811/27/license2.html
「MicrosoftとOEMの関係を明かす公開文書を読むために」
をどうぞ。
 そうやってOSから吸い上げた資金で、ブラウザをタダでばらまいたりして、
ライバルを中傷するデタラメ記事をパソコン雑誌に書かせたりして、他の分野
のライバルを殺してきたわけです。

 このOS価格の高さを指摘されているもんだから(もちろんアメリカの話であって、日本のパソコン雑誌じゃ、指摘するような鋭い人間はいません(爆笑))、メーカに出す価格を下げて年間購読制にして、メーカからではなくユーザから値下げした分を徴収しようという計画があって話題になってます。バージョンアップで儲けるのがソフトメーカのやり方だけど、バージョンアップ間隔が長くなってるし、日本と違って馬鹿が少ないアメリカでは、そうやすやすバージョンアップしてくれなくなったから、年間購読というのはいいやり方なんですよね。日本でも、BTRONやってるパーソナルメディアがずっと以前からこの方式でやってますね。手堅く金を回収するには都合がいいわけです。

 なんにせよ、MSの奴隷はずっとMSに年貢を払い続けるしかありません。

スコット・マクネリのインタビュー

標題: スコット・マクネリのインタビュー
---
 「週刊東洋経済」にSunのスコット・マクネリのインタビューが載ってます。
Thanks > Takehideさん
 詳しくは、
http://www.sun.co.jp/corp/ceo/981107_tk.html
をどうぞ。
 さっき書いたように、OSで莫大な金を吸い上げて、他の製品をタダ配りして
ライバルを殺してきたわけです。
 だから、支配的な力を持つマイクロソフトが、OSとアプリ(たとえばブラウ
ザ)を統合をするのを認めるとまずいんですよね。それを認めると、途端にMS
はMS OfficeはOSの一部だと言い出すでしょう(半分以上マジ)。そして、OSに
何でも統合できるようになれば、自分に都合がいいものは全てOSの一部だと言
い出して、どういうライバルでも殺せるようになりますね。

 Takehideさんは、後半の「日本のメーカーはすべてディーラーになる」とい
う部分が個人的には面白かったそうです。
 実際、もう日本のコンピュータメーカはそうなんです。
 パソコンは、ハードは台湾やら東南アジアから買って、OSはアメリカから買
って、箱に詰めて、NECだとか富士通やら各社のロゴを張り付けて売ってるだ
け。単なる輸入商社。
 UNIXワークステーションやUNIXサーバもアメリカメーカのOEMです。
 富士通と東芝は、SunからハードとOSを買ってるし、NECと日立はHP(ヒュー
レットパッカード)からハードとOSを買ってます。それに東芝や日立のロゴを
張り付けて売ってるだけです。
 どこが技術立国、電子立国なんだっていわれても仕方ないですね。

1998/11/21

マイクロソフトに排除勧告

 マイクロソフト(MSKK)が本社と同様にあくどい商売をやっていたことが明らかになり、公取委が排除勧告を出しました。マイクロソフトのメンタリティからすれば、まあ、蛙の面にションベンでしょう。ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: マイクロソフトに排除勧告
---
 昨日、テレビのニュースでも大々的に採り上げられ、今朝の朝刊でも一面扱
いになったりして、もうご存じと思いますが、公取委はマイクロソフト日本法
人が、独禁法違反の抱き合わせ販売をやっていたとして、排除勧告を出しまし
た。
 マイクロソフトは事実関係を争わず命令に従うようです。実際そうやってき
たんだから、争っても無駄だもんね。

 一太郎潰しのために、ExcelにWordのバンドルを強要。以前からいってた通
りじゃん。なぜ、一太郎とExcelのバンドルモデルがないの?って。それはマ
イクロソフトが脅しているからでしょって。
 Outlookのシェアを高めるためにバンドルを強要。これって、Netscape潰し
にIEのバンドルを強要したのと同じだよね。いつもの手口ですよ。

 成毛はそんなことやってないなどとシラを切ってましたが、いつものように
嘘だったわけです。
 これで、マイクロソフトが行なってきた略奪的な商法、ヤクザまがいの脅し
商法が少しはまともになれば思いますが、あの体質はゲイツをはじめとする本
社の幹部たちの体質そのもので、体質は死ななきゃ直らないから、まあ、なか
なか難しいでしょう。
 今後も必要なのは、警察がヤクザ対策でいってることと同じです。脅された
ら、公取委に届け出たり、告発することです。怖がって従うと骨の髄までしゃ
ぶられます。そうやってしゃぶり尽くして肥え太ってきたのがマイクロソフト
です。
 そして、こういう会社の商品を派手に持ち上げるチョウチン持ちをやって、
せっせと犯罪に協力してきたのが、アスキーをはじめとする日本のパソコン雑
誌界です。
 いつもいうけど、ユーザはマイクロソフトや出版社にいいように食い物にさ
れてますよね。でも、それに気づかない奴は食われて当然というのが、コンピ
ュータ業界ですから。というかアメリカ資本主義ですから。ビッグバンでおろ
おろするようなお人好しの日本人は、食い物にされても仕方ない面はあります
ね。

 ただ、もう遅いんだよね。はびこった後で排除するのは難しいもんね。こういう脅しがあった時点で富士通やNECといったメーカにしろ、出版社にしろ、告発する義務があると思うけど、逆に一緒になって犯罪に加担しているんだから、それじゃ、ヤクザの企業舎弟と変わらないよね。まあ、NECは血税を何十億もかっぱらった泥棒だし、トップの独裁ぶりもよく似てるから、MSと仲がいいのはよくわかります(笑)。

 MS Exchange, MS Internnet Mail and News, OutlookといったMSのメール製品はトラブルメーカーで、初心者はOutlook使って他人に迷惑かけまくってて馬鹿だなあと思うけど、タダで付いてくるから使っちゃうんだよね。そういう連中を馬鹿だというのは簡単だし、大切なことだけど、啓蒙を担うべき出版社が取り込まれちゃってチョウチン書いてるんだもんね。馬鹿はいつまで経っても馬鹿であるように仕向けているわけですが、それは食うほうからすれば、金を巻き上げるのには非常に都合がいい状態。悪化が良貨を駆逐する仕込みはせっせとやっているわけです。ナチスはメディア戦略が上手だったけど、MSもこういう体制作りは上手ですね。

 こういう体質を覆い隠して、いいイメージを作るために、大量の広告出稿でマスコミの口封じをするというのが、典型的なパターンですが、メディア社会に生きている以上、その辺は見抜きましょうね。そういう雑誌やメディアは購読・視聴しないのが一番です。編集部にも文句をいうべきでしょうね。まだ文句をいわれるうちが華です。

追加: 朝日の記事は、http://www.asahi.com/flash/tokuhou/tokuhou981120ms.htmlに載っています。Thanks > 上林さん

 上林さんは、Linuxは「フィンランドの学生が既存のユニックスOSを改良して」作ったと書いてあることに突っ込んでましたが(既存ユニックスOSの部分がひっかかるようです)。^^;

マイクロソフトのJava問題

 Sun支持の仮処分が出たMSのJava問題。java/salonから。

標題: MSはどうする?
---
 Sunに軍配をあげた仮処分が出て、MSがJavaをどうするか注目されています
が、次の記事がよくまとまっています。

http://www.zdnet.co.jp/news/9811/20/sunms.html
Java訴訟で連邦地裁が出した「MSへの仮命令」を読む

 ここに書いてある通りなら、MSは勝手にキーワードやディレクティブを追加
したりといったことができなくなりますね。
 Sunの互換テストにパスしないと、開発ツールのVJ++はおろか、JVMを搭載し
ているIEや(皮肉なことにIEと統合したがために)WIndows 98まで回収する羽目
になるので、MSにとってはうざったいですね。
 裁判所の命令に従うのは、技術的にはそんなに大変ではないと思うけれど、
戦略的にどう扱うか、思案が必要ですね。
 ナベツネの読売新聞がヴェルディが撤退して歓迎されたように、MSもJavaか
ら撤退すると歓迎されると思います。

1998/11/19

Sun支持の判断

 司法省との対決では、Appleは当然としてもIntelの幹部がMSのヤクザな脅迫ビジネスを暴露証言したり、にぎやかですが、Javaを巡るSunとMSの訴訟でひとつの判断が出ました。ASAHIネットのjava/salonから。

標題: Sun支持の判断
---
 SunがMSのJava出荷差し止めを訴えていた訴訟で、裁判所は、90日以内にSun
の互換性テストにパスするようMSのJavaを修正することを命令しました。詳し
くは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9811/18/sunms1.html
「Javaめぐる訴訟で裁判所がMSに「製品の修正」を命令」
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?981118.ecjava2.htm
「Sun wins injunction against Microsoft in Java case」
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?981118.ecjavareax.htm
「Java developers await Microsoft's response to injunction 」
をどうぞ。
 Windows 98 + IE 4.0やVisual J++などのJava開発ツールも、互換性テスト
にパスしなければ出荷停止の対象になるようです。
 これで、IEでもRMIなどが使えるようになる?
 それともMSはJavaをはずしちゃいますかね。そうなるとMSのツールに依存し
たJavaを使っていた連中は真っ青でしょうね。自業自得かもしんないけど。^^;

1998/11/18

スカイマークにマイクロソフト(その4)

 スカイマークで使っているOSについて、ゴミ箱があるからMacOSか?などといろいろ推測を書いてきた人がいますが、Solarisが標準でMacintoshをサポートするかどうか憶えてないけど、netatalkを使えばできるから、その線かもしれません。どうしてSolarisだと推測したかというと、http://www.netcraft.com/cgi-bin/Survey/whatsでやったからです。Thanks > 「たてのと」さん、園田さん

 元々、このサービスのことは、1998/07/18に伊藤さんが教えてくださったのです。そのときのメールを掘り出すと、「7/10のMS WatchのLotusの反論のページ中に”ロータスWebサイトはドミノで運営されているのではありません”というMSの人がのたもうたお言葉がありますが、この様なサイト(http://www.netcraft.com/cgi-bin/Survey/whats)で調べることができます。結果はちゃんとLotus-Domino/Releaseと出てきます」という、MSの文書の嘘の指摘でした。なお、「ここでMSNのサーバ(www.msn.com)を調べるとMicrosoft-Internet-Information-Server/1.0.と出ます」とありましたが、現在はもうIIS4.0です。1.0なんてセキュリティホールだらけでしたから、きっと落とされまくったんでしょうね。

 「RESOURCE.FRKとかfinder.datとか、いかにもマックでページ作ってる感じですね。ws_ftpのログも残っていました。不安だよなあ。早く直しましょうね。>スカイマーク」と書いたことについて、マックでコンテンツを作るのはセキュリティ上危ないのかという質問がありました。
 何で作ろうがサーバのセキュリティがいい加減だと危ないです。実際、Home Page Builderも使っているから、マックだけでなくWindowsも使っているようです。ですが、ここでの意味は、ファイル転送のログが丸見えだったので、UNIX側にどういうユーザがいて、どういうディレクトリ構成になっているか、一部を知ることができたのです。いまは一応ふさがってますが、実はまだ見えちゃうんですよね。^^;

 日経情報ストラテジーの12月号(今月号)に以下のような内容で,スカイマークの話が掲載されているようだとの情報を頂戴しました。Thanks >小田原さん
 日経情報ストラテジーのページをみると、特別レポートに、「スカイマークエアラインズ/基幹系を1人で構築,費用はわずか1億円以下」とあります。
 一人かあ、大変だなあと思いますよ。Apacheの設定もうまくやれないような感じですしね。素人のおれがやってるような感じだもん。オンラインショッピングは怖くて買わないよなと思ったら、賢明にも電話で申し込みですね。そういう割り切りはほんとに大事で、コストと利便性のバランスよね。最終的には顧客満足度ですからね。でも、そのためにはもうちょっとセキュリティをね。^^;

 あんまりいじめてもかわいそうなので、もう今回でこのネタ終わりにしましょう。今度、九州に帰るときはマイクロソフトじゃない機体が指定できるなら(笑)、スカイマークにするでしょう。

1998/11/14

スカイマークにマイクロソフト(その3)

 ひー、大訂正。「nmはナノメートルじゃねえよ、馬鹿」というメールがいっぱい。すみません、すみません。最初の10通くらいでまだ全部は目を通していませんが、メールをくださったみなさん、ありがとうございます。早い者勝ちなので、一番最初に来た森田さんのメールから。

「nm」は、「航法マイル」のことだと思います。海事関係で使う「海里」と同じ
です。大文字にするとか、少しは物理のナノメートルと区別すれば良さそうに思
えますが、航空関係では平気で使われているようです。
もう100通ぐらい同様のメールが来ていたらすみません(^^;。

 同趣旨のメールが60通以上も来てます(爆笑)。飛び抜けた新記録です。メールを総合すると、「nmは、ノーティカルマイル(nautical mile)の略。海里と同じ(浬とも書く)。1ノット(knot, ktと略す)は時速1海里。1nmは1852メートル」となります。ああ、海里のことなのかと思った次第(苦笑)。

 InfoSeek Japanで調べたら、http://www.php.co.jp/THE21/kokusai/takeyogo.htmlというページには、「1カイリは、約1852m(アメリカ・イギリスでは約1853m)」とあって、英米だと微妙に違うんですね。知りませんでした。さらに調べると、単位換算をやってくれるユニットマーケットというページがあって、長さの変換をしてくれるユニットマーケット(長さ)には、海里と英海里がありますね。ほかに知らない単位がいっぱいありましたけど。東京タワーや富士山に換算できるのがナイスです。

 例のページでは、「巡行速度 880km」となっているが、これは「km」ではなくて「km/h」だろうというツッコミも多くありました。早く直しましょうね。>スカイマーク

 北大の福岡さん(なぜわざわざこう書いたかというと、九大の札幌さんみたいで面白かったから)のメールでは、

この場合の「nm」はnanometerではなくて、nautical mileの意味だ
と思います。と言っても、古い意味の
nautical mile
(海里 : 1 nautical mile = 1853.25m)
ではなくて、
international nautical mile
(国際海里 : 1 international nautical mile = 1852m)
の方です。

とありますね。長さからして、この古い意味の海里が、英海里なんですね。上田さんより、これに類する説明は、英和辞典(研究社の英和中辞典)にも載っているとのこと。

 さらに、マイル系の言葉には、ほかに「法定マイル(statute mile, sm)」と言い方もあるそうで、わしゃ、もう、よーわーらんです。でも、中本さんと笠井さんのメールを総合してみると、「nautical mile」が「海マイル」なら「世間一般でいうマイル」は、「陸マイル」になって、そしてこの陸マイルが、法定マイルで「1 statute mile = 1609.34メートル」なんだそうです。

 いままでの話からすると、航空会社がやっているマイレージプランのマイルは、海里、それも国際海里なんでしょうね。こっそり、英海里や法定マイルを適用している会社ってないんでしょうか。あ、この件については、メールもういいです。:-)

 ほかにも、航空業界では常識とはいえ、日本はメートル法でやっているし、一般向けの広報資料だからメートル法(km)換算で表記すべきだという意見も数多くありました。ほかの項目はメートル法なのに、ここだけ違うと勘違いするということです。ここを海里でやるなら、ほかもヤードポンドでやれってことですね。たしかに速度はノットじゃなくて「km」(km/hでもない)を使ってますからね。日本の伝統文化を重んじるなら、尺貫法で表記したほうがいいんでしょうね(笑)。

 それから略記の仕方も、「nm」をナノメートルと思うのが当たり前だから、「nm」じゃなくてフツー「n.m.」「NM」「N.M.」だとか流儀があるようです。

 各社の資料では、たとえば、ANAにあるB767の資料ではメートルに換算してます。一方、BoeingにあるB767の資料では、アメリカはヤードポンドですから、当然のようにヤードポンドです(しかもメートルでも表示)。さっそく各社のウェブを調べてくださった神谷さんのメールによると、

 ボーイングやノースロップ・グラマン、それにエアバスといった航
空機メーカーの Webサイトを調べてみましたが、誤解を招かない
ようにか海里は nautical miles と省略しないで表記する(アメリカ
2社)か、あるいは nauti. mil.(エアバス) としてありました。

 また、アメリカ2社のうちボーイングでは数値表記には全てヤー
ド・ポンド法の他にメートル法での数値も併記されていましたので、
大きさにはメートル、エンジン推力はポンド、航続距離は海里で表
記しているスカイマークの対応はあまり適切ではないと思います。
(そもそもヤード・ポンド法を主として用いているアメリカ企業が悪
いという気もしないではありませんが(^^;)

とのこと。やっぱり、表記を変えたほうがいいんじゃない? >スカイマーク

 河野さんによると、旧ソ連や東欧の航空業界はメートル法だったのが、最近、アメリカ流のヤードポンドになってきているという話もあるそうです。グローバルスタンダードという名のアメリカンスタンダードですね。

 ほかに、B767については、http://home4.highway.ne.jp/~t-park/tp/boeing.html#B767も教えてもらいました。これらの資料を教えてくださった、国場さん、岡田さん、藤森さん、おださん、神谷さん、ありがとうございます。

 いやあ、今回めちゃめちゃ勉強になりました。お前が無知なだけだろうが。>おれ
 そうですね、今度理科年表でも買ってきます。ずっと買ってないから罰が当たったんでしょうか。11:30、やっと全部目を通して改訂終了。

 以上でやっと「nm問題」が終わって別の話題。
 ディレクトリが丸見えという話がありましたが、まだまだスカイマークのサイトはぼろぼろのようです。古谷さんのからのメール。

ところで、既にお気づきかとも思ったのですが、スカイマークのウェブ
Home Page は確かにディレクトリ丸見で無くなっていますが、その下は
まだ丸見えのままですね。
http://www.skymark.co.jp/company/
http://www.skymark.co.jp/company/RESOURCE.FRK/ 
http://www.skymark.co.jp/shop/
...
http://www.skymark.co.jp/shop/index.bak
なんていうのもありました(^^;。

ここ(skymark.co.jp)大丈夫んなんかいな、ひょっとしたらと思って
mail relay を試してみたら、出来ますねぇ(^^;;。
大丈夫じゃありませんでした。

 RESOURCE.FRKとかfinder.datとか、いかにもマックでページ作ってる感じですね。ws_ftpのログも残っていました。不安だよなあ。早く直しましょうね。>スカイマーク

 メールリレーをもう試されちゃってるし(苦笑)、もうポートスキャンかけた奴もいるんだろうな。マイクロソフトがスポンサーになったというだけで、サイトがアタックされる危険性が100倍くらい上がってるでしょうね。がちがちに固めておかないと、クラッカーの餌食になりますよね。マイクロソフトをスポンサーにしたということは、そういう意味ですからね。Webサーバは、Apache/1.2.5なので、OSは賢明にも?UNIXなのかな。なんにせよ、システム管理者、大変だと思います。がんばってください。

1998/11/13

スカイマークにマイクロソフト(その2)

 スカイマークのウェブ、ディレクトリ丸見えだったのは直ってますね。昨日の朝は丸見えでしたけど。会津さんからのメール。

て件のスカイマークですが,MSKKロゴの写真がないかどうかWWWを
探しに行ってみました。
http://www.skymark.co.jp/company/body.htm
さすがに2号機の写真はなかったのですが,1号機の航続距離が,
5200nmになっています。ってことは5.2E-6mですから,福岡どころか
調布までも飛べないですね。

 不安だよなあ。早く直しましょうね。>スカイマーク

 MSKKロゴの機体写真は、小玉さんからのメールにあった、http://www.microsoft.com/japan/events/Skymark/default.htmで観られます。クジラやミッキーやポケモンにペインティングに馴染んだ身としては。あまりといえばあまりの機体なんだよね。品がないよねえ。

1998/11/12

スカイマークにマイクロソフト

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: スカイマークにMSKK
---
 東京福岡間を半額で飛ぶので話題のスカイマークのスポンサーにMSKK
(Microsoft日本法人)がなったのは、ご存じと思います。2機目の胴体にMSの
どでかいロゴが入りまくりです。
 この話を聞いたとき、いろんな人が、みんな一様に「墜ちそうだなあ」とい
うのが笑いますね。
 そんな折り、小玉さんという方から、
---
ちなみに、スカイマークエアラインズのWebサイトをクリックすると、
ディレクトリが丸見えです。
http://www.skymark.co.jp/

httpサーバのデフォルトが、index.htmlかdefault.htmなのに
設定をindex.htmに変更してません。
http://www.skymark.co.jp/index.htm

あまりにも恥ずかしすぎます。ウェブマスターいるんだろうか?
運賃は魅力的なのに、心配になってきたなあこの会社。
---
というメールをもらいました。
 ほんと、ますます墜ちそうな気がしますね。窓口業務のあたふたぶりなんか
も聞きますしね。
 でも、MSKKすごいよ。ちゃんとスポンサーの立場をフル活用します。機内で
Windows CEマシンを無料で貸して、MS製品のビデオを流すんです。洗脳ですね。
^^; 機内じゃパソコンなどはまずいんじゃなかったの? ますます、墜ちそ
うな気がしてきます。
 今度、九州に帰るときは、スカイマークにしようかと思っていたのに。
 禁煙席が指定できるみたいに、「マイクロソフトじゃない機体」の便を指定
できるようにしないと。

 たぶん、MSのことだから、Windows CEが原因で飛行機が墜ちても、自分たちには一切被害がないような契約条項が入ってますね(笑)。MSとのやり取りは、テープに録音したり、書面に残しておくことが大事ですよ。曖昧な条項は自分の首を絞めるだけです。スカイマークは、よく心しておくように。って、もう手遅れかも。

1998/11/10

ハロウィーン文書の翻訳進行中

 Microsoftが、Linuxとオープンソースソフトウェアの脅威を分析した、内部文書として話題沸騰の「Halloween」文書の翻訳が、山形浩生氏によって進行中です。ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ハロウィーン文書
---
 On The Move #51で紹介した、MicrosoftがLinuxとオープンソースの脅威を
分析した内部文書といわれる「Halloween」文書の翻訳が進行中です。
 「伽藍とバザール」の翻訳も手がけた山形浩生氏からのメールを頂戴しまし
た。
原文は、
http://www.opensource.org/halloween.html
翻訳は、
http://www.post1.com/home/hiyori13/freeware/halloween.html
にあります。
 「NT vs. UNIX」の翻訳を小林さんがさっさとやっちゃったとき、あんな長
い文書をよくすばやく翻訳できるもんだなと、腰を抜かすほど驚いたけど、山
形さんもすごいです。ハロウィーン文書は3つある(1つはMSの回答)んですが、
非常に長いんですよね。「伽藍とバザールといい」、よく、やるなあと頭が下
がりますね。MSの血の気は上がると思うけれど。^^;

 「伽藍とバザール」のほうは、今日の「乳の詫び状」に書きますね。

ようやくC2をクリアしたNT 4.0

 NT 4.0 + SP4(SP3じゃなくてSP4)が、1998/10/02にようやくC2クラスのセキュリティ基準をクリアしています。今回はいままで違ってネットワークにつながった状態です。先月にASAHIネットのjouwa/salonで中川さんが教えてくれたのですが、書き忘れていました。すみません。

 なぜかまだ、Evaluated Products List Indexed by Ratingには出てないので、http://www.radium.ncsc.mil/tpep/epl/bulletin/bulletin-by-vendor.htmlからたどれる、http://www.radium.ncsc.mil/tpep/epl/bulletin/entries/NCSC-PB-98-003.htmlをどうぞ。

 これに関連して、NovellのNDS for NTを嘘でこき下ろす(1998/01/25記録)に補足を加えました。

1998/11/07

IEのJavaにセキュリティホール

 どらねこ工房の片山さんという方から、IEのJavaにセキュリティホールがあるというメールを頂戴しました。ありがとうございます。

私は、Javaアプレットを販売しているものですが、その開発者と
のやりとりの中で、Microsoft Internet Explorer 4 & 5において、
1 Kbに満たないアプレットを使用すると、クラッシュさせること
が出来ることが判明しました。早速、マイクロソフトに問い合わ
せたところ、バグであることを確認しました。詳しいことは、我
々のページにいらしていただいて確認して下さい。マイクロソフ
トはすでにアナウンスメントをし、C|NETの、
http://www.news.com/News/Item/0,4,28419,00.html
で、取り上げられています。また、我々のサイトでは、クラッシ
ュのデモンストレーションを行っています。日本語訳した
Ciucciのコメントは、
http://www.doraneko.com/anfyjava/iebug/iebug.html
英文は、
http://www.anfyjava.com/iebug/
です。

腐ったgoo(その2)

 gooに関しては、いろいろメールを頂戴しています。どうやら、NT以外にもいろいろ問題があるようです。パートナーなどといって使っているソフトが並んでますが。^^;
 「同じURLをまとめていない」(小野さん)などという指摘のほかに、田辺さんからは、NTT VISUALという会社が運営するホテル予約サービスのページの出来がよくないという、NTTグループへ飛び火したメールもありました。それによると、以前は、

Microsoft VBScript runtime エラー '800a000d' 
型が一致しません。: 'CInt' 
/rsv/www1-base.asp, 行 49 
などと出ていて、いろいろ問題を指摘したら、ついには、トップページに
》本サービスではシステムの都合上、各ブラウザのバックボタン及び再読込みボタンを
》使用することが出来ません。
》お手数ですが、各画面に備え付けられたホタンをご使用下さい。 

》本サービスは Netscape Navigator Ver4.0以上に合わせて作られています。
》その他のブラウザーでは動作保証出来ませんのでご注意下さい。 
という文が掲載されるに至ったといいます。「本サービスではシステムの都合上、各ブラウザのバックボタン及び再読込みボタンを使用することが出来ません」と言い切っちゃうのは、初めて聞きました。正直でいいですけど、NT + IISで作ったからこうなの?

 評論家の加藤弘一@ほら貝さんからは、「jpドメイン以外の日本語ページが出てこない」という指摘もありました。「コスト的な理由から、海外ドメインのサーバーを使っているところは多いですし、海外在住の日本人がWWWページを開いている場合もあります。こうしたページが、全文検索の網から漏れているのです」とのこと。「『月刊ほら貝』創刊準備号に書いた文章を末尾につけます」というので、読むと、「夏目漱石」を検索しても、「質・量ともに群を抜いている『ロンドン漱石記念館』はヒットしない」などが挙げられています。詳しくは、ほら貝のページに行って、「月刊ほら貝」を申し込むなりしてください。

1998/11/02

腐ったgoo

 日本を代表するサーチエンジンとして名高いgooが、NT + IISになってからどうも調子が悪いというので評判です。いまは、goo不具合発生のお詫びとお知らせというお詫びまで出てます。ぼくがNT + IISになってから最初に遭遇したバグは、次のものです。ASAHIネットのjouwa/salonへの書き込んだのは、1998/06/16になってますね。

標題: gooのエラー
---
 検索エンジンgooがリニューアルして、NTとIISを使っているのは
きいていましたが、今朝、検索した結果でジャンプしようとしたら
IISのASPのエラーが出てしまいました。

Response object error 'ASP 0158 : 80004005' 

Missing URL 

/results_ct.asp, line 4 

A URL is required. 

というエラーです。このせいで、どこにもジャンプできません。
 手でコピーしてジャンプしました。
 さすが、MS製品ということでしょうか。勘弁してほしいですけど。

 以前のgooは、Sunのマシンでやってたのに、NTにしてダメになった実例ですね。Microsoft Windows NT Server4.0 と UNIX との比較にもあるように、MSが買収したHotmailなんか、UNIXからNTに変更しようとして、NTじゃ処理できないのがわかって止めたくらいなのに。天下のNTTがこの有様じゃね。どうしてNTに変更したのかな。NTTの人間が収賄(間違って贈賄と書いてました。Thanks 渡辺さん、山本さん)で捕まらないことを祈るよ(笑)。
 そんなこんなで、gooを使わなくなったという人がだいぶいるようですね。ぼくも、あれ以来、gooよりInfoseek Japanを使うことが多いです。不満のあるお客はだまってよそへ移るし、信用を失うと、お客は戻ってこないということですね。

 贈賄の訂正をしたついでに付け加えると、gooに関する苦情はいろいろあるようですね。たとえば、岩崎さんという方からは、

 かなり継続的なチェックを行っておりますが、なんとか繋がるのは昼間のうち
だけで、夜の8時を過ぎたあたりから、劇的にresponseが低下を始め、夜の11時
を過ぎると平均トライ10回中8回はタイムアウトで帰ってこない壮絶な結果とな
ります。

 NTサーバーには会社のイントラネットでずいぶん痛めつけられました(*1)の
で、gooに対して言うべき事として「まずサーバーを変えたほうがいい」です
が、それが政治的な理由で出来ないならばせめてIISは止めて、βクオリティコ
ードでもIISより速くresponseが低下しないApacheにして頂きたいです。

*1)『痛い目』のホンの1例
・SP3のDNSはネットワークカードを交換して再起動すると『稼働しているフ
 リをして、実は全く動いていない』非常に面白い機能が搭載されている。
 そして、これを再起動すると今度は全てのテーブルが消滅するさらに面白
 いオプションも追加される。なお再起動しても動かないのは変わらない。
 (WINSとDHCPを統合してくれるDNSがこれしかないのが痛い)

・ドメインコントローラが"Blue death"して再立ち上げをし、なおかつバッ
 クアップドメインは落ちていないとき、ネットワークに全ユーザーがログ
 イン出来なくなる面白い機能を搭載している。

・「長期間動かすと、なぜかサーバーの反応が遅くなる」面白い機能が搭載さ
 れている。
といった具合。紹介して気づいたけど(笑)、実はgooというよりNT Serverへの苦情ですね(爆笑)。gooのIISは一応最新版の4.0ですが、Apacheのほうがいいというのは、きっとそうでしょう。でも、ASPで作りまくりだから、いまさら変更できないんじゃないかな。こういう具合に縛りつけられて身動きができなくなるのが、特定企業の特定技術に依存してしまう怖さですね。
 繋がらないgooからLycos Japanに乗り換えているところもありますね。Lycos Japanは、たしかに画面デザインがすっきりしているし、クッキーを送ってこないから気持ちいいですね。InfoSeek Japanはトップページを見るときクッキー送ってくるけど、gooはもっとすさまじいです。検索結果からジャンプしようとするたびに、クッキー送りつけてきます。以前はあんなことなかったのになあ。あれで、あなたがどこのサイトを見に行っているか全部記録して、マーケティングデータにするんじゃないかな。クッキーはプラバシーの侵害になるといって怒る人もいます。ぼくはそこまで怒ったりはしないけど、ブラウザの設定をクッキーで警告を出すようにして、気をつけてはいます。そういう設定にしていると、いかにgooがクッキー送りつけまくりかがわかって、うるさくて仕方なくて、それもぼくがgooをあまり使わない原因です。

 いずれもASAHIネットのjouwa/salonから。先週書いたことなので、ちょっと古いですけど、記録ということで。

司法省対MSでAOL幹部が証言

標題: 司法省対MSでAOL幹部が証言
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 Netscape CEOのBarksdale氏との白熱したバトルの次は、AOL幹部です。AOL
のColburn氏は、AOLはMSにIEをデフォルトブラウザにすることを強要されたと
証言しました。

http://www.zdnet.co.jp/news/9810/29/trial3.html
「IEはなぜAOLのデフォルトブラウザになったか」
http://www.zdnet.co.jp/news/9810/29/trial1.html
「「IEを選ばざるを得なかった」とAOL幹部が法廷で証言」
http://www.zdnet.co.jp/news/9810/29/trial2.html
「「AOLの提案」に疑いをかけたMicrosoft側」
http://www.zdnet.co.jp/news/9810/29/cooper.html
「AOL証言を楽しむための講座」
http://www.zdnet.co.jp/news/9810/29/score.html
「スコアカード:AOL問題で再びタイに」

 最初の2つはほとんど同じ記事です。
 MSは、こういう汚い犯罪まがいのことばっかりやってきてるんだから、よう
やく法廷でそういう証言が出たかという気持ちです。

司法省対MSの余談

標題: 司法省対MSの余談
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 法廷でのやり取りそのものの報告ではないですが、関連記事を。

http://www.zdnet.co.jp/news/9810/29/gates.html
「Gates氏がビデオでしか登場しない本当の理由」
http://www.zdnet.co.jp/news/9810/29/berst.html
「Gates氏の“賭け”の対象は会社の将来」
1998/10/29

MSのサイトで個人情報流出

標題: MSのサイトで個人情報流出
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 MSが運営委託しているサイトで、顧客の個人情報が10万人規模で漏洩する恐
れがあるというので、サイトを閉鎖したそうです。詳しくは、
http://www.zdnet.com/anchordesk/story/story_2687.htmlhttp://cnet.sphere.ne.jp/News/1998/Item/981027-3.html
「MSが個人情報漏れの恐れでサイトを閉鎖」
をどうぞ。運営がソフトバンクサービスってのが、意味深ですね。
 昨日、アクセスしたときはアクセスできなかったんだけど、いまはもう、ア
クセスできますね。直ったということでしょうかね。でも、MSの場合、直った
はずが直ってないことも多いから。^^;

標題: Windows 2000だってばさき

標題: Windows 2000だってばさき
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 NT 5.0はWindwos 2000という名前になるんだそうです。あまりの芸のなさに、
笑うしかないですね。詳しくは
http://www.zdnet.com/zdnn/stories/news/0,4586,2155796,00.html
をどうぞ。

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