MS Watch

Last update 1999/01/22

 ここには過去の「MS Watch」が集めてあります。

 これより古い分については、こちらへ

 これより新しい分については、こちらへ


1999/01/17

NTはC2クラスセキュリティを通ってない

 「NovellのNDS for NTを嘘でこき下ろす(1998/01/25記録)」 に訂正をしました。この項目の1998/11/10の補足で、「NT 4.0 + SP4がC2クラスのセキュリティ基準をクリアした」と書いたのは、嘘だと思うようになったので、訂正したものです。

 ちなみに、「NovellのNDS for NTを嘘でこき下ろす(1998/01/25記録)」 は、ここ数日採り上げている「MSKKによるNT対UNIXの比較の大笑い」と同様、MSやMSKKが、嘘とでっちあげ満載の文書をばらまくことで、いかにひどい情報操作を行なっているかの実例のひとつです。こういうヤクザなことを平気で何度も繰り返すのが、MSやMSKKという会社の体質です。そのチョウチン持ちをやっているのが、田中亘や山田祥平をはじめとするライターたちだし、アスキー、ソフトバンク、インプレスをはじめとするパソコン系出版社なんです。

1999/01/16

MSKKによるNT対UNIXの比較の大笑い(その3)

 西田さんから。

「サーバーオペレーティングシステム評価ガイド」のページの一番下には小さく薄い
文字で、

>この文書には、発行時点で議論されていた問題についての Microsoft Corporation
の見解も説明されています。
>変化するマーケット状況に対応する必要があるため、Microsoft
>は文書内の情報について責任を負うものではなく、発行日以降も情報が正しいこと
を保証するものではありません。 

と、書かれています。更に、

>この文書の目的は情報を提供することにあります。 
>Microsoft は、この文書における表現および内容について一切保証いたしません。

とあります。
「変化するマーケット状況に対応する必要があるため」ってのが
付け足しっぽくていいですね。

 「発行日以降も情報が正しいことを保証するものではありません」と書くと、発行時点では正しいかのようですが、昨年4月号の発行時点ですでに嘘だらけ。つまり、連中は確信犯で自分らに都合のいい嘘を並べているわけです。

 ほんとに問題なのは、「変化するマーケット状況に対応する必要があるため」といいながら、正しく改訂しないこと。NTに都合のいいデタラメを確信犯的に放置していることです。

 さらに「表現および内容について一切保証しません」とありますが、内容はデタラメであるにも関わらずというか、NTに一方的に都合のいいデタラメが多いからこそ、NTの営業やってる連中は、こういうのをセールストークに使うんですよね。マイクロソフトは一流企業だからそんなことはしないなんて思っているのは、馬鹿だけです。そういうことをずっとやってきてのし上がった犯罪者企業なんですから。だから、アメリカのFTCも司法省も10年もそのビジネス手法を調査し、提訴に踏み切ったわけです。

 そして、田中亘や山田祥平やその後継者のような馬鹿な狗ライターが、これを下敷きにパソコン雑誌にMSKKの意を受けて嘘を書きまくってきたし、いまも書き、これからも書くわけです。困ったもんですが、これがパソコン業界の現状ですから、MS製品の導入を考えている企業は、ライバル製品の言い分とよく比較しないと、NTで痛い目にあっている企業の二の舞になりますね。

1999/01/15

MSKKによるNT対UNIXの比較の大笑い(その2)

 最近、MSKKに掲載されている「サーバーオペレーティングシステム評価ガイド」という文書が、デタラメばかり書いてあるとんでもない文書だというメールを、続けてもらいました。これについては、すでに1998/12/20MSKKによるNT対UNIXの比較の大笑いというタイトルで書いてますので、そちらを見てください。

 ASAHIネットのjouwa/salonでは、昨年中にこれに関連する話題がありました。フォローのひとつを転載します。

標題: 最終更新日
---
 MSKKの例の文書。初版は4月だけど、最終更新日は11月ですね。Thanks >
西原さん
 ますます実態とかけ離れた詐欺文書になっちゃいますよね。

 そういえば、昨日読んだ、日経コンピュータだったと思いますが、
Informixの社長のインタビューがあって、その中で、マイクロソフトの場合、
マーケティングでいってることと実際の製品とはしっかり区別することが
大事なんてことをいってましたね。

1999/01/12

MSは不当に儲けている(その2)

 続報がいろいろ出てきているので、ここ数日で紹介したものを。ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: MSは不当に儲けている
---
 CNetにも記事が出て、その翻訳が出ています。詳しくは、
http://cnet.sphere.ne.jp/News/1999/Item/990109-3.html
[「マイクロソフトが100億ドルを過剰請求」と告発する報告書]
をどうぞ。
 MSは、小売価格は他社のOSと同等か安いといいますが、業界関係者やパソコ
ンメーカーの間でも、ウェンディ・ゴールドマン・ローム著、倉骨彰訳「マイ
クロソフト帝国 裁かれる闇」(草思社)上下2巻の中でもたびたび指摘される
ことですが、小売価格よりOEM価格のほうが問題で、他のパーツのコストダウ
ンに比べてあまりに高くなってきてますね。そしてある分野ではタダ同然にす
ることでライバルを殺し、さらにメーカーや市場への支配力を強めていく。こ
れがMS商法で、これが独禁法違反じゃないとすると、ロックフェラーが墓から
出てきて文句をいうでしょうね。

===
標題: Re: MSは不当に儲けている
---
 ZDNet Japanにも図入りの詳しい記事が出ています。詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9901/11/cfa.html
[複数の消費者団体による「Windowsは高すぎる」との調査報告]
をどうぞ。
 何度も書くようですが、ハードのコストパフォーマンスの向上ぶりからする
と、MSのOSやアプリの質の低下や肥大ぶりなど、同コストでもパフォーマンス
は落ちていると思われるのに、さらに消費者に気づかれないように小売価格は
上げないけれど、OEM価格(パソコンメーカーへの出荷価格)は、どんどん上げ
てきているわけですね。これが、Windows 2000(旧NT 5.0)になると100ドルと
いう現在のさらに倍になるわけですからね。
 そんな状態であっても、ほかに選択肢がないから、MSのOSを採用しないと、
あれこれ脅されたり、もし採用するならWord, Excel, IE, Outlookといったア
プリケーションはタダ同然でくれるといったリベートがあったり、あるいは必
ずバンドルするように脅して押しつけたりと、独禁法違反の抱き合わせの強要
があったりと、ヤクザまがいの商売のやり方、ならず者のやりたい放題にパソ
コンメーカーも逆らえないからなんですね。

 HotWiredにも出てますね。詳しくは、
http://www.hotwired.co.jp/news/news/business/story/1842.html
[マイクロソフト社の不当利益に関する報告書]
をどうぞ。

 ZDNet Japanの記事のほうが詳しいです。
 裁判は、現在はすでに司法省勝訴という味方が有力で、MSは控訴審で逆転を
狙うという話になってますが、儲けすぎた分の100億ドルの罰金を課すべきと
いうのは、豪快ですね。
 いまのペースで進めば4月か5月くらいには判決が出そうですが、果たして、
どういう判決が出るでしょうね。

1999/01/11

MSは不当に儲けている

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: MSは不当に儲けている
---
 Microsoft(MS)は、独占状態を利用してユーザに不当に高い価格で売りつけ
ているというリポートが出ています。
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?99018.eccovercharge.htm
[Study: Microsoft overcharged users $10 billion]
をどうぞ。100億ドルも価格の上乗せをしているということですかね。
 関連した話題としては、
http://www.zdnet.co.jp/news/9901/08/trial.html
[MS裁判,11日の週はOEM価格設定めぐる非公開審理も]
というのもあります。

 アメリカの報道機関は、日本の腐ったマスコミやパソコン雑誌とは違って、
MicrosoftのOEM価格情報の公開を要求していますね。
 司法省が公開した証拠物件によると、「対OEMのシステム当たりのおおよそ
のOS価格が,'90年の20ドルから'96年には50ドルに上昇したことを示すグラフ
を提示している。さらに一部のOEMは,Microsoftから,「Windows 2000」では
システムごとのOS価格が100ドル以上になると告げられている」そうです。

 Microsofがパソコンメーカーにいくらで卸しているかというOEM価格は、す
ごく不透明でいつも議論の的になります。脅しの材料にしたり、タダ同然にし
たり、相手によって使い分けているので、他のパソコンメーカーに知られると
大問題になるからでしょう。
 以前、いまはなき「The BASIC」(いわゆる、「ざべ」)の匿名座談会で、こ
のOEM価格が話題に出ていて、ぼくの電脳曼陀羅事件のときに、MSKK(MS日本法
人)の古川会長が、あれは困ると、「ざべ」の編集部にいってました。
 独占状態を利用した脅しやタダ同然にするという独禁法違反行為を平然と繰
り返してきたことで、DR-DOSといったDOSのライバル、LotusやBorlandや
Netscapeなどのライバルを殺してきたのが、Microsoftの歴史です。Microsoft
は技術的には劣った会社ですから、マーケティング的に優秀だったというより、
法を平気で犯してもいいんだという犯罪者集団であったことで、伸びてきたと
いったほうが事態をより正確に把握できるはずです。
 この辺の話は、いままでいろいろな本でも指摘されて来ました。ジェイズム・
ウオレス著、武舎広幸、武舎るみ訳「暴走する帝国」(翔泳社)もそうですし、
最近出た、ウェンディ・ゴールドマン・ローム著、倉骨彰訳「マイクロソフト
帝国 裁かれる闇」(草思社)もいろいろと詳しいです。
 DOSのライバルDR-DOSは、ヨーロッパで強かったのですが、MSは汚い手を使
って抹殺しました。ライバルがいなくなり、選択肢がなくなったあと、MSは
DOSのOEM価格を倍に引き上げたそうです。これは独占企業の常套手段です。
 このときのやり口は、いまCaldera社が裁判をしていて、MSはこの裁判に負
けそうな気配です。負けるとヤクザなビジネスのやり方が認定されますから、
司法省など他の訴訟でも、MSは一気に不利になるでしょうね。
 ハードウェアは健全な競争が激しいから、どんどん値段が下がり、コストパ
フォーマンスがよくなっているのに、OSは逆に値段を上げていくわけですから
ね。不当に儲けているという批判が出るのは当然ですね。

1999/01/08

Excelにセキュリティホール

 ASAHIネットのinter/salonから。昨日書いたのですが、こっちへの転載が遅れました。すみません。

標題: Excelにセキュリティホール
---
 Russian New Year exploitという、セキュリティホールが見つかったそうで
す。
 HTMLとExcelのCALLの組み合わせで、勝手にウイルスソフトなどを仕込んだ
り、データを盗まれたり、いろいろできるようです。Excelがインストールさ
れていれば、動いてなくてもいいんだそうです。
 Wall Street Journalが報じて、けっこう騒ぎになってるようです。
 元ネタは、
http://www.finjan.com/press_release_detail.cfm?press_release_id=26
です。教えてくれた、Officeさん、ありがとう。

http://www.zdnet.com/pcweek/stories/news/0,4153,383269,00.html
[Finjan uncovers Web security 'hole']
というのもあります。

 面白いのは、MSはすでに昨年12月にパッチを出して解決済みの問題としてい
ることで、なぜ、Finjanがいまごろ騒ぎ出したのかといぶかってるようです。
詳しくは、
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?99015.wnfinjan.htm
[Finjan claims that Microsoft has failed to address Excel security 
hole]
をどうぞ。
 たしかに、以前、聞いた話だと思います。でも、FinjanはMSのパッチは不完
全だといってるみたいで、どうなんでしょうね。
 あ、以前、聞いた話と思ったのは、
http://cnet.sphere.ne.jp/News/1998/Item/981222-1.html
の、NTの新種ウイルスの記事でした。だから、違うね。
 ともかく、対策はExcelのCALL機能を使えないようにしておくことだそうで
す。ぼくは、ExcelやWordといったウイルスがはびこりまくっているソフトは、
怖いから使わないようにしているので、その辺はよくわかりません。^^;

1999/01/06

UCCがNTからUNIXへ

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: UCCがNTからUNIXへ
---
 Notes/Domino Weeklyという電子メール新聞があるんですが、それに、
「分散NT環境からUNIXベースの集中管理へ大転換(UCC上島珈琲)」
というのがありました。
 UCCでは、4月からNTを撤去していき、全てをUNIXサーバに置き換えるそう
です。理由はコスト算出の結果、UNIXのほうがコストパフォーマンスがいいこ
とがわかったからだそうです。
 いくつも支社を抱えるようなところは、NTじゃ管理運用のコストがかかって、
やってらないんでしょうね。

 ちなみに、Notes/Domino Weeklyの申し込みは、
http://dominoap.angel.co.jp/ndweekly.nsf
です。無料です。

 スケーラビリティがなく、運用にコストがかかるNTからUNIXへのリプレースは、すでに何年か前から気づいた企業ではやってますね。業績のいいところほど、UNIXへのリプレースが起きるんじゃないでしょうか。業績の悪いところは目先の安さに釣られて導入したNTにとどまるしかなくて、業績の差がもっと広がる要因になりそうですね。

1999/01/05

NTとUnixのパスワード同期

 昨日書いた、NTとUnixのパスワード同期について。Thanks >長沢さん

NTとUNIXでのパスワードの同期の話なんですが、こんなのもあります。
http://wing-yee.ntc.keio.ac.jp/hosokawa/redcrypt/
(中略)
あと、LinuxやNetBSDでは、Sambaサーバーをドメインコントローラーにして
いる場合、Windowsの「パスワードの変更」ダイアログから、Sambaのパス
ワード(smbpasswd)と/etc/passwdを同時に変更できるそうです。

#翔泳社「FreeBSD徹底活用1」p.96がネタ元です。

 前者は、DDJ日本版に細川さんが書いていた奴ですね。アイデアだなあと思いました。後者については、Sambaでそこまでできるなら、やっぱSFUは要らないし、ファイルとプリンタ共有がメインのNT Serverは不要ですね。Sambaならクライアント数に応じたライセンス料も不要だし。

実際、IBM/Lotusが本気でNotes/Dominoやメインフレーム関連のミドルウェア
をPC-UNIXに移植してきたら、NT Serverの必要性自体が(MSの人間以外には)
無くなってしまうのでは、と思ってしまいます。

 IBMがほんとに怖いのは、これらのミドルウェアをタダ配りしても儲かるビジネスモデルに体質の改善が進んでいることです。MSがNetscapeを潰すために、IEをタダ配りした(MSの場合は、メーカーを脅迫して無理矢理採用させましたが)のと同じで、IBMがいろんなソフト資産をタダ配りをやったら、競合製品のソフトメーカーはどうしようもないでしょうね。司法省からクレームがつくとは思うけど、やったら、MSもOracleもお先真っ暗だと思いますけどね。

1999/01/04

MSのUnixサービス

 ASAHIネットのunix/generalから。

標題: MSのUnixサービス
---
 Microsoftが出した、Services for Unix(SFU)という製品のレビューが
SunWorldに出ていました。SFUは、Windows NTにNFSやTelnetなどのサービスを
追加するものです。
 詳しくは、
http://www.sunworld.com/sunworldonline/swol-12-1998/swol-12-connectivity.html
[Microsoft steps further into NT-Unix integration]
をどうぞ。
 SFUについては、MSは「NTがUnixを駆逐する」と言い続けてきましたが、7
年かかってもそれは無理だったので、ついにUnixと共存する方法を選んだと考
えられています。なにしろ、NTがUnixを駆逐するどころか、NTはLinuxに駆逐
され始めてるんですからね。

 これに関しては、山村さんから、http://www.microsoft.com/japan/products/ntserver/sfu/default.htmにある日本語ベータは、「READMEを翻訳しただけ?」「半角カナを表示するとtelnetServerが落ちる」「MKSからライセンスしてもらったMKSToolkitも日本語化されてない」など、ロクに日本語化されていない模様という投稿がunix/generalにありました。MKSToolkitがUnix風のシェルやコマンドです。
 MSKK(Microsoft日本法人)の技術力じゃ、まともな日本語化は無理だし、これ以上やるとバグを増やすだけだから止めたほうがいいという意見にも一理以上ありますね。
 JWNTUGの予想では発売価格が2万円だそうですが、こんなもん買うマヌケがいるんでしょうか。記事で指摘されているように、他の機能にほとんど価値がなく、NFSが若干安く手に入るくらいの価値しかないのなら、「Sambaで十分で」話が終わりそうですね。でも、NTとUnixのパスワード同期だけはほしいかもね。^^; でもでも、片方向だしね。

1999/01/02

NT用MOドライバ

 先日、NTのMOは信用できないという話を書いたら、友人がまともなドライバを作っているという連絡がありました。Thanks > 住井さん

 住井さんの友人の西澤さんが、mo.sysというドライバを作っているそうです。詳しくは、http://www.gavo.t.u-tokyo.ac.jp/~nishi/nt/mosys/をどうぞ。

 偉いよねえ。MSKK(MS日本法人)は、この人に1億円くらい払ったほうがいいんじゃないか。

1998/12/29

こんな杜撰な回答でも1インシデント

 懲りない有馬さんからの投稿、面白いので、こっちも懲りずに紹介します。^^;

ちょっと前にもらった愉快なものをたれこみます。
144dpi でスキャンした二値画像を添付します。
目一杯小さなファイルにしたつもりです。
原紙も持ってますので、内容は本物です。

出元を特定できそうなところは隠してあります。
これにつっこみいれるだけでもネタになりますし、
掲示するだけでも新たな被害者を防げるかもしれません。
この内容にいくらの値打ちがあるのか御意見を伺いたいです。

 で、そのファックスというのは、こちら。インシデントというのは、質問するときに使う回数券の1回分と思ってください。DLLのバージョンを調べろはいってるけど、バージョンがわかったらどうしろという説明がない以上、問題を解決する回答になってない。しかも、DLLのバージョンはあれこれあって一概には言えませんだって。これで1インシデント使っちゃうんだもんね。スポット契約ならこんな回答で2万円取られるんです。いい商売してますよ。

NT 4.0 SP4は要注意

 MSDN会員に出回っているService Pack 4に関する注意です。Thanks > Ishikawaさん

 MSDN事務局が、http://www.asia.microsoft.com/japan/products/ntserver/sp4にある「インストールに関するご注意」を必ず読むようにというメールを出してます。でも、URIを間違ってるんだよね。「インストールに関するご注意」は、正しくは、http://www.asia.microsoft.com/japan/products/ntupdate/nt4sp4/faq.htmにあります。ちゃんとしろよ、MSDN事務局。

 Ishikawaさんの意見は、「サービスパックのサービスパックが必要になりそうなようです。正直に「バグのためSP4配布中止」と広告すればいいのに。」とのこと。

 ぼく、これ見て思ったのが、やっぱ、MOやPDといったアメリカで流行ってないメディアはNTじゃ使うのは危険ということです。以前、ソフトヴィジョンで、NTのDDKを見た若い奴が、「やっぱ、MOは使えんのぉ」といってました。というのは、当時、NTでMOはトラブル続出だったんです。で、DDKのソースをみると、MOのドライバは本流のソースに入ってなくて、Far Eastなんかのところにあったの。後から出たのに、Zipドライブのほうは、アメリカで売れたから、ちゃんと本流に入ってたんですよね。

 ってなことがあったので、この注意書きを読んで、やっぱ、そうだろうなと思った次第。この辺は、MOについては富士通が、PDについて松下ががんばってドライバを開発して、そうやって金をかけて開発したソースコードをすべて、MSだけが独占的に使える条件(つまり他のOSに転用できない条件)かつ、もちろんタダで、MSへの貢ぎ物として献上しない限り絶対直らない気がしますね。いまさら、NTのドライバ開発したって仕方ないから、富士通や松下は、BeOS用のドライバを書いたほうがいいんじゃないですか。BeOSを使うのは、デザイナーやクリエイター連中だから、そっちのほうがMOやPD使ってくれそうな気がしますけど。無償でソースまで出す気があるのなら、LinuxやFreeBSD版もありでしょうけどね。

 だから、一番簡単なのは、NTじゃ、MOやPDは使わない。もっと簡単なのは、NTを使わない。楽な解決策は、これでしょうね。

 ちなみにMSDN事務局の連絡先は、

=================================================================
マイクロソフト デベロッパー ネットワーク事務局
    〒 332埼玉県川口市本町4-1-8
    TEL:048-226-5700
    <9:30〜12:00  13:00〜17:30  祝祭日を除く月から金曜日>
    FAX:048-226-1177       E-mail: dn-info@m-group.co.jp
=================================================================

です。

1998/12/27

活発化するMSのロビー活動(その2)

 産経新聞のリンク、昨日書いた時点ではちゃんとあったんですが、もう変わってしまってました。新しいリンクは、http://www.sankei.co.jp/databox/paper/9812/25/html/1225side028.htmlです。Thanks >立川こらくさん

1998/12/26

活発化するMSのロビー活動

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 活発化するMSのロビー活動
---
 MSのロビー活動が活発化しているという記事が、産経新聞のウェブに載って
いたとのこと。Thanks >一宮さん
 詳しくは、
http://www.sankei.co.jp/html/1225side028.html
をどうぞ。
 司法省や州政府による独禁法訴訟をはじめ、MSには頭の痛い訴訟が目白押し。
 以前は政治に無関心、金儲けだけに専念していたビル・ゲイツとMSも、ここ
数年、政治活動に資金提供をして、政治的に有利に事を運ぼうと熱心になって
きたのです。そんな話が改めて一般紙に載ったといえます。
 先日、司法省や他の19の州と一緒に訴訟を起こしていたサウスカロナイナ州
が訴訟を取り下げたんですよね。そのサウスカロナイナ州の司法長官には、MS
が2万ドル献金をしたんですよね。だもんだから、いろいろいわれています。
 この話は、ぼくのウェブページでも書きました。
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/mswatch16.html
の1998/12/12の項を見てください。

1998/12/25

リモートエクスプローラー続報

 ASAHIネットのinter/salonから。

標題: リモートエクスプローラー続報
---
 NTをターゲットにしたウイルス、というかワーム、リモートエクスプローラ
ーの続報です。
 詳しくは、
http://cnet.sphere.ne.jp/News/1998/Item/981224-3.html?mn
[深刻なウィルスではないとCERT]
や
http://www.zdnet.co.jp/news/9812/24/cooper2.html
[サイバーテロリズム? サイバーコマーシャリズムの間違いでは?]
をどうぞ。

1998/12/24

新種のウイルス、リモートエクスプローラー

 ASAHIネットのinter/salonから。

標題: 新種のウイルス、リモートエクスプローラー
---
 Windows NTを狙った新種のウイルス、リモートエクスプローラーというのが
猛威を振るい始めたようです。MCIワールドコムがやられて相当の被害が出て
いるようです。
 詳しくは、
http://cnet.sphere.ne.jp/News/1998/Item/981222-1.html
「NTを狙った新種のウィルス」
や
http://www.zdnet.co.jp/news/9812/22/b_1221_01.html
「Network Asscociates,NTネットワークに侵入する「悪知恵のきくウイルス」
の存在を警告」
をどうぞ。
 「これはインテルCPUで稼働するWindows NTマシンが「管理者」モードで運
用されているときに限って攻撃を行う」だそうですから、かなり凶悪みたいで
す。
 NTを使っているところは、ご注意ください。

1998/12/23

NTを選択しない意地

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: NTを選択しない意地
---
 雑誌プレジデントのウェブに、富士フイルム小田原工場の話が載っています。
Thanks >Ishikawaさん
 NTではなくてNetWareでLANを構築していますが、それには確固たる信念があ
るというお話。詳しくは、
http://www.president.co.jp/pre/9901/p_02.html
をどうぞ。
 簡単にいうとNTじゃ、ディレクトリサービスがないし、管理ができないとい
うことですね。NDS for NTが順調なら彼らもNTに移るかもしれないし、その前
にNDS for Linuxが出てしまえば、NTではなくLinuxに移るんでしょうね。
 富士フイルムのグループ会社富士マグネディスクは、Linuxベースのサーバ
パッケージ「プロサーバ for Linux」を出してますね。詳しくは、
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj398.html
をどうぞ。
 要は、自分たちに何が必要か考える力が自分たちにあるかどうかが大事なん
ですよね。

 「意地」だとタイトルにあるけど、単なる意地じゃ、長続きしないし、続いているのは、NTとNetWareを比較したときの経済的合理性があるわけですよね。宣伝に振り回されず自分たちの身の丈に合うのがどれかを考える力があれば、NetWareという選択はあるし、そういう力を身につけないとNTを使おうがUNIXを使おうが、メーカーやSI業者のいいなりになるだけで、金だけ搾り取られますよね。

1998/12/20

MSKKによるNT対UNIXの比較の大笑い

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: MSKKによるNT対UNIXの比較の大笑い
---
 元MIXの連中が日経が手を引いてから勝手に自分らで作ったN-MIXという世界
があるんですが、そこのtry会議で話題になっていて、元MIXのぼくのところに
わざわざ知らせてくれました。
>おそらく既にご存じだと思いますが、あまりに笑えたので
>念のためにご連絡します。
>変わってない皆さんの反応もおまけにつけました :)
と知らせてくれたpaxさん、そしてtryの人たち、ありがとうございます。全部
引用すると長くなるから止めますが、ほんと、みんな、ツッコミ鋭いよね。
 話は何かというと、
http://www.microsoft.com/japan/education/techinfo/
application/comparison/unix_int.htm
にある「サーバーオペレーティングシステム評価ガイド」という文書。
 日付が1998年4月という半年前であることを割り引いても、あまりに笑える
嘘のオンパレード、一言でいって怪文書ですね。こういうのを臆面もなく出し
てしまう神経がすごい。これはMSやMSKK(日本法人)の常套手段。こういう嘘を
並べて、ライバルを中傷し、自社製品が優れているかのごとく宣伝し続けてき
ました。
 具体例はいくつもあって、詳しくは、ぼくのウェブページ
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/ms-cs.html
[マイクロソフトの言論弾圧とやりすぎの事例]
をどうぞ。
 しかし、MSは嘘をつかない、広くいえば企業は嘘をつかないなどと原始時代
の感覚で、こういうのをモロに信じてしまう人が後を立たないのが実態です。
詐欺やマルチ商法など怪しい商売がなくならないはずですよね。
 NTとUNIXについて、もっと正確な比較を知りたければ、たびたび紹介します
が、
http://www.ne.jp/asahi/personal/kobayashi-osamu/
Translation/kirch.net/unix-nt.j.html
John Kirch著、小林修訳「Microsoft Windows NT Server 4.0とUNIXの比較」
をどうぞ。
 それから、unix/linuxに書きましたが、
http://cnet.sphere.ne.jp/News/1998/Item/981218-2.html
[Linuxの市場占有率が急増]
もどうぞ。
 記事中、NTはUNIXに比べ(FreeBSDやLinuxよりも)性能が低く、拡張性(スケ
ーラビリティ)がないため、UNIXなど他のOSなら1台で済ませられるのに、各
サーバごとにマシンを購入しなければならず、結果的に売れたNTの本数が増え
たという点が笑えます。
 上記、「サーバーオペレーティングシステム評価ガイド」の主張とは逆に、
導入費用が高くなり、管理すべきサーバマシンが増えるわけですから、管理運
用費が高くなります。NTはよく落ちると評判で、全国の支店にNTを展開してい
るようなところは、システム管理者大変ですね。それで、NTからUNIXに乗り換
えて、本社で集中管理するように変更した有名企業もあります。
 NTは、最初の導入費用が安いようにみえるけど、後が大変ですから、「行き
はよいよい、帰りはこわい」なんですよね。もちろん、NTを使ってちょうどい
いサイズのビジネスもあるわけだから、一概にNTを否定するのもまた馬鹿な話
だし、UNIX、ましてやブームのLinuxを入れればすべてが解決するかのように
考えるのも馬鹿です。そんな魔法はないんだから。
 要は適材適所、それを判断できる目を養うのが大切で、コンピュータ業界は
弱肉強食ですから、それがないなら、いいように食い物にされる、それもまた致
し方なしということです。

 と書いたところで、今朝、面白いレポートを見つけたので、紹介します。ASAHIネットのunix/generalに書いたものから。

標題: 各UNIX(含むNT)比較
---
 D.H.Brown Associatesが各種UNIX(含むNT)を比較したレポートがあります。
 対象となっているのは、
IBM AIX 4.3.2
COMPAQ Digital UNIX 4.0E
Sun Solaris 7
SGI IRIX 6.5
Hewlett-Packard HP-UX 11.0
Microsoft Windows NT Server 4.0 EE
です。総合評価はこの順になってます。1位AIXで、最下位NTということです。
 Solaris 7がRAS(Reliability, Availability, & Serviceability)と
Scalabilityでトップです。なのに、なぜ、AIXとDigital UNIXの後塵を拝する
結果になったかというと、まず、AIXの首位の原因。
 AIXは、System Managementが飛び抜けた首位であること。Internet/
Intranet Capabilitiesでも首位。ほかも大きな失点なく、3位あたりにつけ
ているのが原因でしょう。
 2位Digital UNIXは、Distributed Enterprise Servicesが首位で、
Internet/Intranet Capabilitiesが肉薄した2位。PC Client Supportが首位
です。ほかもなんとかかっこがついてるからでしょう。
 NTはEnterprise EditionというMSが誇るフラグシップの最上位バージョンで
すが、予想通り、ぼろぼろです。PC Client Support以外は、どの項目も最下
位独走。最下位を免れたPC Client Supportでも、自分がPCだから得意なはず
なのに、実は首位ではなくて2位です。ほかは悲惨の一言。当然、総合でも最
下位です。
 詳しいことは、D.H.Brown Associatesによるレポート
http://www.dhbrown.com/cfeprise/page_int.cfm?OBJECTID=129&Method=VIEW
を直接ご覧ください。

 このレポートでは、NTは、最上位のEEでさえ、Scalability, Distributed Enterprise Services, Internet/Intranet Capabilitiesなんか、ダントツ最下位です。ScalabilityはかろうじてOKレベル、Internet/Intranet CapabilitiesもOKレベルそこそこ、Distributed Enterprise ServicesはOKレベルにすら達していません。

 N-MIXの連中が、MSKKが掲示している「サーバーオペレーティングシステム評価ガイド」という文書を読んで笑い転げたのも当然で、あれがいかに欺瞞に満ちたものかがわかるでしょう。

1998/12/17

1000ポンドゴリラと暗殺チーム

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 1000ポンドゴリラと暗殺チーム
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 司法省とMSの裁判ですが、ディズニー(もちろんあのミッキーマウスのディ
ズニーです)の幹部が、MSから非常に制約の多い契約を強いられたり、圧力を
受けたことを証言しました。まるで1000ポンドの巨大ゴリラを相手にしている
ようだと。詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9812/16/trial.html
[「MSは1000ポンドの巨大ゴリラ」とDisney幹部]
をどうぞ。
 この記事の中にも出てくるし、昨日の日刊ゲンダイでも記事がありましたが、
ゲイツがMSでは営業部隊を「hit team」と呼んでいることをビデオ証言しまし
た。「hit team」は「殺し屋部隊」や「暗殺チーム」といった意味です。MSは、
IBMを攻撃するには「殺し屋部隊」が必要だといっていたそうです。
 MSの連中に品がないのは昔からで、「殺し屋部隊」といった言葉遣いが日常
的に使われているのも、社風がガキで、体質はヤクザやマフィアだからです。
 しかし、これが単に言葉遣いの問題だけじゃないところがMSの大きな問題で
す。実際にいままで数限りなくヤクザやマフィアまがいの脅しをかけてきてい
ます。社会に大きな影響を与えるようになっても、それを自覚できないのがMS
です。ゴリラには失礼だけど、1000ポンドのゴリラの中でもまさに知能が低い
ゴリラといえます。
 MSKK(マイクロソフト日本法人)も本社と同様ですから、社長の成毛が「週刊
東洋経済」1998/4/4号のインタビューで、「「おまえはサンを殺すために何を
やっているか」がいまMSで合い言葉になっている」などと、もろにマフィア体
質やヤクザ体質を出した発言をしています。メディアにこういう馬鹿な発言を
する成毛が社長でいられることからして、すでにMSやMSKKがどういう体質をも
ってるか想像できます。詳しいことは、
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/okotoba.html#naruke-yakuza
を見てください。

 司法省とMSの戦いはまさに、強大な力を振り回す分別のないゴリラをどう檻に入れるかという問題ですね。あるいはキングコングか。街で暴れ回って、みんな迷惑してるんだもん。

1998/12/16

はがきスタジオ2にまた重大バグ

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

 つい先日、重大なバグがあるということで、製品回収のあったマイクロソフ
トの「はがきスタジオ2」ですが、ユーザのデータを壊してしまう重大なバグ
が出たそうです。詳しくは、
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/981214/ms.htm
をどうぞ。
 記事にもあるけれど、マイクロソフト製品の品質の悪さは天下一品ですね。
こんなのが莫大な広告費を使った洗脳とヤクザまがいの脅しで世間に大量に売
られて行くわけですから、どうかしてますよね。米政府が裁判にするわけです
よ。

1998/12/12

サウスカロライナ州脱落の背景

 対Microsoftの裁判からサウスカロライナ州が脱落しましたが、その背景をABC Newsが報じていました。Thanks >神雷さん(本名なんでしょうか。かっこいいですね)

 教わった記事、http://www.abcnews.com/sections/tech/DailyNews/msdoj981207.htmlを読むと、やはりというか、Microsoftから金をもらっていたため、訴訟を取り下げたようですね。その部分は、

Microsoft officials also acknowledged that the company
contributed $20,000 to the South Carolina Republican Party
before the November election. State GOP Executive Director
Trey Walker described the donation as one of the largest he had
ever seen. The money did not go toward the re-election of
Condon, who is a Republican, but was used for general election
spending by the state Republican Party. 

 神雷さんのメールから

簡単に訳すと、

MSは11月の選挙の前にサウスカロライナGOPに$20,000ドルの政治献金をした
事を認めた。サウスカロライナ GOP のエグゼクティブ ディレクターの
Trey Walkerによると、彼が見てきた献金の中でも最大の部類に入るものら
しい。このお金はCondonの再選には使用されず、通常選挙に使用された。

下手な翻訳ですいません。

でも、これにはちょっと面白い後日談もあります。
上記の通り、これはabcnewsで報じられたものですが、今日行ってみたら
この記事だけありませんでした。MS裁判に関する全ての記事を閲覧できる
ページも特設してあるのに、です。結果的には感でurlを当てました。
アドレスの一部に日付を使うと管理には便利ですが、ページ自体を消し忘れる
ようでは、意味がないですね〜。

 GOPって何かと思ったら、共和党の愛称なんですね。知らなかった。橋本内閣がアンパン内閣、小渕内閣が汚物内閣といわれるのとは、ずいぶんニュアンスが違いますね。

 ところで、ABC Newsの特設ページ、Microsoft vs. DOJ: An Index To Microsoft Trial Coverageはお薦めですね。さっそく、業界の暴れん坊、マイクロソフトの資料リストにも追加しました。

 ところでこの手の資料というか報道記事で出色だと思うのは、ZDNet Japanの「U.S. vs. Microsoft」にある、連日のスコアカードの記事ですね。野球に見立てて、今日はどっちがエラーした、得点したといったことが書いてあります。日本の新聞じゃ、こういうユーモアにくるんだ裁判報道の記事は是対書けませんからね。「茶化すな」などと、頭の硬直した連中から抗議が来るに決まっているから、それを怖がるんですよね。

電子グリーティングカード会社がMSを訴え

標題: 電子グリーティングカード会社がMSを訴え
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 オンラインのグリーティングカード会社Blue Mountain Artsによると、MSの
電子メールソフトOutlookが同社のサービスを使えないようにしているんだそ
うです。詳しくは、
http://www.abcnews.com/sections/tech/CNET/cnet_msbluemtnii981211.html
[E-card Firm Sues Microsoft]
をどうぞ。
 これ、MSが似たようなサービスを最近始めたので、先行している同業他社潰
しのために、例によって例のごとく汚いことをやっていると見なされて、訴訟
になったわけです。
 スパムメール対策機能が誤動作しているかのようにいってますが、すごいで
すよ。Blue Mountain Artsからのグリーティングカードは、いきなりゴミ箱行
きですからね。この会社、怒るのも無理はないでしょうねえ。

MSに男が乱入

標題: MSに男が乱入
---
 MS本社に男が乱入し、窓をぶち割るなどの騒ぎを起こしたそうです。詳しく
は、
http://www.zdnet.co.jp/news/9812/11/window.html
[Microsoftの“窓”を壊した男]
 いかにもなタイトルだけど、やっぱはまるタイトルですよね。

 今回は頭のおかしい?奴が窓を割る程度だけど、次は政治テロによる爆弾テ
ロですかね。
 もうそろそろMSKK(日本のMS)も心配しないとまずいのかな。

Windows 98の2000年問題

 一般の新聞でも報道されたWindows 98の2000年問題について書いてないのはなぜかというメールが来ていますが、忙しくて更新する暇がない、一般向けの大新聞までが報じるようなことは大体みんな知ってるからいまいち食指が動かない、Windows 98だけの問題じゃない、あんなパッチはこれからもいくつも出てくるからいま騒いだってしょうがないなどなど、諸々の理由で書いてませんでした。

 催促されたのでちょっと書くと、Fukazawaさんのメールにもあったように、「だいたい1998年に出すソフトに2000年問題が入ってることじたい言語道断」ですし、「致命的な自体は起きないって本当か?」と思います。

 問題はないとその場で言い繕って後から後から問題が出てくるのがMSの常ですし、OSにしろOfficeにしろ品質低下の著しいMS製品の体質からすると、今回の修正版でWindows 98の2000年問題が解決したと思うのは甘くて、これからもきっといろいろ出てくるでしょうね。現在のOfficeモノやそのうち出るOffice 2000だって、どういう2000年問題が飛び出すかわからない、未知の恐怖はありますよね。

 業務でWindows 98を使うなら、この修正版でほんとに問題がないか、膨大なテストを自社でやらないといけません。あるいは金を払って業者にやってもらうかです。2000年問題は、ほんとにちゃんとやってないと死ぬほど痛い目に遭うでしょうけど、それだけの金も人も時間もないといってずっと先送りされてきた問題ですからね。そのときになってこの数年でパソコンを使い始めた連中が大騒ぎする様が目に浮かびますね。

 と偉そうにいってるぼくも、何もやってないです。^^;

 それから2000年問題はWindows 98だけの問題ではないし、OSだけの問題でもなく、世の中の全てのハードとOSとアプリケーションが関係しますから、自分が使っているコンピュータ製品やその周辺機器の2000年問題対応度を調べたほうがいいです。とにかく、コンピュータを使って時間に関係ある機能を実現している製品は全部疑えるんですよね。  冗談ではなくて、プリンタやルータにだってありそうですし、普通のカメラやビデオカメラでも日付を写し込める機能があるものは関係しそうですし、考え始めると夜も眠れませんね(笑)。週刊「コミックモーニング」連載中のエノキダ君が、2000年問題を考え始めるととんでもないことになるでしょうね(爆笑)。

 記事としては

などを見てください。

1998/12/10

司法省対MS

 ASAHIネットのjouwa/salonに数日前書いたものから。

標題: 司法省対MS
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 司法省対マイクロソフト(MS)の裁判。法廷はお休みだったそうですが、いろ
いろと記事が出ています。
 大きな話は、
・ゲイツがロッキード事件の国会証人喚問に出た連中のように、「知らなかっ
た」を連発して顰蹙を買っている。
・サウスカロライナ州が訴訟から降りても、影響はないこと(MSは当然大絶賛)。
というところです。

http://www.zdnet.co.jp/news/9812/08/cooper.html
[Gates氏,今年の“パールハーバー演説”の出来は?]

http://www.zdnet.co.jp/news/9812/07/cooper.html
[Bill Gates氏,2つの顔]

http://www.zdnet.co.jp/news/9812/08/state2.html
[サウスカロライナ州の脱落は「影響なし」とMS裁判に積極的な他州]

http://www.zdnet.co.jp/news/9812/08/gates.html
[「司法省の目的はMSつぶし」とGates氏]

http://www.zdnet.co.jp/news/9812/08/farber.html
[OSへのアプリケーション統合による「恩恵は疑問」と大学教授が証言]

http://www.zdnet.co.jp/news/9812/07/trial.html
[司法省との訴訟でMS側が得た「1つの勝利」]
 これはCalderaの訴訟とも関係することで、Calderaとの裁判にもMSは負けそ
うですね。

 もはやこの裁判、MSの負けが濃厚という雰囲気で、控訴審で逆転を狙うしか
ないという予想が増えてますが、クリンジリーが、Javaなどに影響を与えそう
なある特許が成立したため、この特許を持つ小さな会社EolasをMSがうまく使
う(買収や特許の独占的なライセンスを大枚をはたいて取得する)と、Javaの裁
判もひっくり返り、司法省にも勝てるかもという話を書いてます。ほんとかな?
 詳しくは、
http://www.pbs.org/cringely/pulpit/pulpit19981203.html
をどうぞ

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