メッド・フォーリーン

Illustration:RIN

メッド・フォーリーンは、兵器開発組織「ギルバーグ」(神槍)が開発した、次世代型多目的汎用決戦タイプのTUである。

全てが高次元でバランスされており、その能力は一時代は確実に飛び出ているとも。また、各部にユニバーサルポイントがあり、局面、用途、敵に応じて幅広く兵装を交換し、あらゆる局面で類希な適応能力を持っている。さらに、アイカバーを開ける事により、一瞬にして局面を描写し、その状況に応じた兵装、戦略を選ぶ能力も備わっている。

なお、肩アーマー、背中の推進器は取り外しが可能で、取り外した部分がそのまま、大きなユニバーサルポイントとして活用が可能である。ちなみに、ユニーバーサルポイントは、電子機器のコネクターも内蔵しており、コードなどを敵兵装に繋ぐ事でハッキングし、敵の武装を操る事も可能。だが、ハッキング中は完全に制御CPUが停止し、数秒の行動不能状態に陥るデメリットがある。

また、これは実戦テスト型1号機(トライアル1)で、同じ性能でユニーバーサルポイントが変更された実戦テスト2号機(トライアル2)も存在する。

<アイカバー案>
メッドのアイカバーは条約軍TUのチューブアイと同様の素材で、開かなくてもセンサーとしての役を果たす。

<ギルバーグ>
軍の兵器開発組織として存在するギルバーグは、アカネザワ重工グループに、W&P(ウィズロー&ピーセズ)インダストリィーズ、ジョフェミアンユニバーサルインクの3社が共同して組織した兵器開発組織である。

3社は、世界的に有名でかつ歴史もある大企業であるが、情勢に変化により兵器産業にも手を回す必要が出てきた。それまでにも、非公式に各分野の技術において、3社は兵器産業の要とし部品を販売していたものの、非公式であるために、その需要性と裏腹に利益的に非常に低く、これを打開するために直接兵器産業に参戦する必要性が出てきたのだ。しかし、3社とも非常に著名な企業であるため、表立った兵器開発ができないうえ、軍へのコネクションも薄く、兵器開発に参戦するには不安であった。

だが、思わぬ事に、軍より専属の兵器開発機関設立への協力が申しだされた。機密性と研究施設の提供及び無償での実戦でのテスト、そして開発すれば優先的に主力兵器へと採用と好条件を持ち出したのだ。実は軍も、外企業への発注では開発スピードに偏りが出、それに伴うコストと戦況の乱れは、軍上層部で深刻な課題になっていた。そのため、専属の兵器開発部門を立ちあげることを考えたものの、開発のノウハウは外企業の方が優れており、現状では追いつく事も困難となっていた。そこで、表立って兵器開発が出来ないが、有力な能力のある企業に施設と無償での実戦テストを融資に、誘いをかけたのだ。

しかし、当初軍は3社の内1社が申し出れば良しと考えていたのだが、予想外に3社ともこれを承諾、しかも3社は内密に共闘姿勢を示し、軍は済し崩し的に3社共同の専属兵器開発機関を設立するにいたったのが、「ギルバーグ」(神槍)であった。

そして、×年後現在、3社はその経済力により軍内部で強大な権力を得るにいたった。


アリシア・アンバーマン

年齢:18歳
身長:170cm
備考:B88・W59・H89

士官学校を卒業したてのテストパイロット。アーリー・アンバーマンの娘。学校在籍時代トップどころか、卒業まで全てのテストが満点だった超天才。しかも、その天才的頭脳に加えて、プロスポーツ選手並(もちろん女子のだが)の身体能力まで持ち合わせている。そのため卒業してすぐにもかかわらず、最新鋭TUメッド・フォーリン・トライアル1の慣熟テストのパイロットに選ばれた。

性格は常に冷静でもの静か。やや自尊心が強い。が、実はこれは常にトップであったため、周りの人間が勝手に決め付けていたものに、本人が無意識に引張られているだけで、本来は穏やかで優しいだけである。

Illustration:RIN

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