デデング

Illustration:ヴァッサゴ

真静支配下の要塞衛星ガノケリスで開発された、ケダブール条約機構軍の大型TU。防衛用・複座式だったデデンダ
攻撃用・単座式として再設計したものである。

当時統一国家連合の間接統治下となっていた軌道上から専用カプセルをまとって大気圏に突入し、戦場に直接降下して制圧にあたる作戦遂行能力を持つ。

しかしデデングの威力をもっとも世に知らしめたのは真静の命令に従ったガノケリス隊の降下作戦ではなく、ガノケリス隊の真静への反抗作戦だった。このときデデングは、デデンダとの連携によって他勢力の妨害をことごとく退け、真静の地球での勢力基盤であった欧州へガノケリスを落着(軟着陸)させることに成功した。この後ガノケリス隊は欧州侵攻中であった統一国家連合支配下の条約軍本隊と合流、ともに欧州を制圧して独立を果たしており、この折にも機動性の高いデデングが各地で大きな戦果を上げた。

名機として絶賛されたデデングだが、唯一の生産拠点だったガノケリスを地球に降下させたため、大気圏内外で使用できるメリットを活かせなくなり、欧州制圧後にはデデンダとともに補充部品以外の生産が打ち切られている。

ただしかつてのガノケリス隊はデデンダやデデングを長く使用し続け、エマバール誓約軍蜂起のころにも若干ながら現役機が残り、最新鋭機に引けを取らない活躍を見せた。

武装:バショウ・ブレード、ニードル・ランチャー、腕部オプション

パイロット:ジョン・ジョン・Jr.

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