キャスキー

Illustration:ヴァッサゴ

キャスクの砲戦仕様。地球府の交戦規定に抵触するほどの火力を持つ。これは統一国家連合議会に対し劣勢にあったケダブール条約機構が、戦局打開のため地球府の交戦規定を無視しはじめた結果である。バスビーとともに戦線に投入されたキャスキーの威力は絶大であり、条約軍は各戦線で状況を打開。議会軍はキャスキーとバスビーの猛威の前に戦略を転換し、モソチェゾ要塞など身動きのとりづらい定置拠点を解体することになる。なお、手にしているのは制圧用の広域火炎放射器。これも地球府の交戦規定で使用が禁じられているもの。

パイロット:ダリア・ダウア、カラール・サマール

<カラール・サマール>
ケダブール条約機構軍のTUパイロット。配備された砲戦用TUをすべて使いこなす砲戦狂。交戦規定は破るためにあると思っている(とまわりから思われている)。実は、生分解性の弾頭を使用して手早く戦闘のケリをつけるほうが、熾烈な格闘戦を行うよりも環境負荷が小さいとカラールは考えて砲戦を行っているのだが、本人がその意図を他人に説明しようとしないため(あるいは説明下手であるため)、部下を含め、他人からはただの無法者として嫌われている。

ちなみに、ダリア・ダウアがサブラウの火砲狩りに遭ったのはカラールの部隊に配属されていたときのことであるが、ダリア機擱座後、駆けつけたカラールが火砲を駆使してサブラウを撃退している。さらに余談となるが、この後ダリアはカラールからだいぶ嫌味を言われている。

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