あとがき
「それは間違っている!」
と大勢の人が言うし、いつもの自分なら
それが誤りであることははっきりとわかる。
でも、その時、その瞬間、自分の中でそれは真実でしかないのです。
彼女の場合はどうでしょう。
自分の命を救うより、雪を降らせることは間違っていることなのでしょうか?
絶対にありえないことなのでしょうか?
それは、これを読んだ皆さんで決めてみてください。
上に書いたのが2年前に書いた後書きです。
この時は2浪の真っ最中で精神的にも不安定な時期でして、
結構馬鹿で恥ずかしいことを書いています。
でも、あのときの精神状態だったからこそ、この作品を書けたのかなぁとも思ってます。
今になって読み返しても彼女がなぜ死を選んだかはわかりませんが、
彼女は決して汚い存在ではないと今の僕は思います。
感想を聞かせていただけたら嬉しいです。
『記憶のノート』作者:ゆきかき
管理人より
「NIFTYに凄い作品があるらしい…」
私がこの作品の存在を知ったのは98年の春頃だったと記憶しています。
そしてすぐにNIFへ行きDL、読んでみたのですが………
(;;)
最近ではNIFの作品もかなりの数がNETで読めるようなりました。
しかし、この作品はなかなかNETに姿を表しません。
そこで今回、駄目もとで作者であるゆきかきさんに拙HPでの
公開をお願いしてみたところ、快くお許しを頂くことが出来ました。
ゆきかきさん
本当にありがとうございます。
m(_ _)m
この作品の結末には色々な意見があることと思います。
しかし、これもまた「碇シンジ」であり
「綾波レイ」
だったのではないでしょうか?
皆さんの感想を是非、ゆきかきさんに送って下さい。
Please Mail to Mr.ゆきかき
(hu45@iris.dti.ne.jp)
99/4/25公開