【SS】あの二人なら、こんなもん・2015

by 神宮寺   


 

 

#01 密室の二人

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「碇くん、悪いんだけど辞書貸してくれる?」

 

 ガラッ

 

「ふ、不潔よ〜」

 

 ガァー!ピシンッ!ダッァァァァーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒカリが泣きながら出ていったけど、何かあったの、ミサト?」

 

 

 

 

 

「レイが来てるのよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#02 続・密室の二人

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日本人の本質は、察しと思いやりよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「コップを壁に押し当てながら言わないでよ、ミサト」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#03 続々・密室の二人

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「けっ.....ばっかみたい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「耳にコップの跡をつけて、悪態つかないでよ、アスカ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#04 続^3・密室の二人

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさに、科学万能の時代ですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「盗聴機のチューニングしながら言う台詞じゃないわ、マヤ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#05 続^4・密室の二人

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「無様ね....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう思うんならヘッドホン外したら、リツコ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#06 続^5・密室の二人

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「冬月...後を頼む」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「碇.....キリを持って何処へ行くつもりだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#07 続^6・密室の二人

 

 

 

 

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「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「冬月先生、お願いします」

 

「うむっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「二人とも、覗き穴を開けるのはやめてください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「また.....恥をかかせおって.....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#08 続^7・密室の二人

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「生きるってことは、変るってことさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「場所あけたげるから、すねないでよ、加持君」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すまんな、葛城」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#09 続^8・密室の二人

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

「..............」

「..............」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結局、二人で勉強してただけやったな」

「まったく、碇ったらお子様なんだから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鈴原!相田!そんな所に登ったら、危ないじゃない!」

 

 

 

 

「委員長...さっき、センセの部屋から飛び出したと思ったら....」

 

 

 

 

 

「向かいのビルの屋上の給水タンクの上から双眼鏡で覗くなんて....

 

 

 

 

 .............二人とも...不潔よ!

 

 

 

 

 

 

< 完>


- Appendix - トマソンな二人

 

 

 

 

 

「青葉....」

 

「なんだ、日向?」

 

 

「いくらなんでもあんまりじゃないか。このタイトル(T_T)」

 

「トマソンはないよな、トマソンは........(T_T)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注・・・・トマソンとは、赤瀬川原平氏の定義によるもので、街中にある何の為にあるのか

    分からない存在の事を言う。ちなみに語原は、昔、巨人にいて役立たずの烙印を

    押され、解雇された外人選手の名前。

 

 

 

 

 

 

< 完>


 

 

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