すげぇ女っぽいレイ  03/04 06:20




●BMMさんの「深紅の双眸」を借りてm(__)m
BMMさんの「すげぇ…」としか言い様のない(汗)CGが上がってるんで
それを見がてら、女っぽいレイのイメージをまずは語りましょうか(汗)
故に本編ともCGそのものとも多少ズレますが、わたしの「女」な
レイの手がかりとして…

・詩つーか…(^_^;
そう、それは、強き「赫い瞳」…それは血の色、命の色…とらわれたら
もはや引き返せぬ魔眼…我を全てを見通しつつ、それは一片の興味だけ…
氷のように冷たく、血のように熱い視線…

淡き唇…触れれば溶けて消える淡雪のごとく…されど僅かな温度、湿りが…
絡みつき、離さない、離したくない、柔き感触…

白き額…強き夕陽を拒むがごとく、光を放ち…されど落ちる陰が、柔らかくも
夕闇の…わたしの不安の扉をかいま見せ…

細き眉…凛としたその流線は…硬き意思の力なのか…何者をもたじろがせる…
わたしを打つ槍なのか…

整いし鼻梁…歴史に残る彫刻家達が追い求めたような…ある意味でまさに人形
(ひとがた)のように…小さく整った膨らみ…されどそれはまさに生の息吹を
はらみつつ、ゆるやかにひそやかに、何かを待っている…生きつつ蠢くものと、
佇み動かぬものとの、絶妙なバランス…

柔き頬…その手触りは滑らかで…白磁の如くな肌理…されどやんわりと温かく…
そしてまた火傷するほど冷たく…触れたらもう離せない…触れてはいけない…

小さな肩…なだらかで、抱きしめれば壊れてしまうように…されど中心は、細く
細く強靱なる糸の束ね…そして軽く、浮き上がる鳥の羽の如く…彼の女(ひと)
の肩を抱く者は幸いなり…

薄い胸元…恥じらいを知らぬ幼女の胸…されどそのかぐわしさは、清冽で、
複雑で…乙女の…乳の匂いに微妙に混じる…おんなの、女性以外の何物でもない
麝香の匂い…

冷たく…そして温かい掌…細く小さな5つの指…その手につかむものは
なんなのか…絆・命・そして死…いや、その掌にはなにもなく…ただ揺れる風と
彼女の体温が残るだけ…冷たく…そして温かく…

短い腕…なにも持ち上がるはずもないのに…我が心を、その両腕に抱えて
しまう…我が心を泳ぎ、遊び…そして時には、癒せぬ傷をつける…

乱れし蒼き髪…切りそろえられぬ短き髪…人の手が整えることあたわず…
ただ自然に吹く風のみが、揺らし乱すことを躊躇わぬ…もしわたしが
触れたなら…それは絡みつき、刺し、そして滑り…わたしも風にならなければ、
その髪は許さないのだろう…

風に膨らむ制服…はらんだ風と共にありつつ、はらんだ風を軽く乱す…
そのまま浮き上がっても不思議ではなく…しかし彼女の足は地を離れることは
ない…受け流し、されどとどまり…遊んでいる…わたしは遊ばれている…

・後書き…じゃなくて言い訳(汗)
うがーーーー、失敗、水彩調と影が伝えきれん、妄想爆発なのはいいとしても(爆)
全体を語ると言葉を失うので(爆)、部位でやってみたんですが…
なーんか「女」なレイとズレもあるんですが、この位が精一杯(T_T)

●エヴァなお話に見る「女っぽいレイ」(可能性の展開として)
#こーゆー形で作品名出すのはかなり反則だとは思うんですが、
#感想でも批評でもないし、一面から見たサンプルみたいなもんなんで…
#どうしましょ?>識者(汗))

・まさひこさんの「絆」での"事の最後にアスカを見て笑む"レイってのは
やはりゾクッとなるものがありますね。なんともいえない怖さを感じる。

・有限会社和田総業の「恋心」の3話、Rainy Dayのレイが上の詩で書こうと
したレイに一番近接してる気がします(文体のせいかもしれんが(爆))女の
強さ、男が取り込まれるような、溺れていくような魅力と、触れたら怖くなる
ような微妙さを、全面に描かれてるような感じ。
4話で「母」の影響が書かれてますが、むしろ「母もまた女である」ような
書き方だと思ってます(汗)

・HALさんの一連本編系はもう「大人の女」っすね(汗)、微妙さをあえて
割り切って描かれてるとは思いますが、それでも淡々としたセリフが
ゾクッときますね。
#むしろシビアなレイの方かな〜とも思うんですが(汗)

●本編上
・1〜13話位?のあんまりシンジに感心持ってない(汗)レイ
が、上の詩に書いたようなイメージの大元だと思います。それ以降20話位まで
だと、シンジへの感心が結構描かれてるせいか、「人間らしい(?)少女へ」
が強くなって「女っぽさ」を追いかけるのが難しい。絵的には追えるんですが…

ただ、このころの初期レイの、ゾクっとなる部分に「女っぽさ」ってのは
あると思うんですが、それ以上にピュアで不器用って所を感じ取る方が
多い気がします。「無垢な幼子の心」とでも言いますか。どちらも
根っこに「本能の赴くままに」ってのがあるんですが、ここで感じ方が
2つの面に別れる気がします。
#「無垢な幼子の心」はさんにんめ『「碇くぅん」なちっちゃな子供レイ』で
#詳しく言及するつもりです。


・1レイ、13話化け化け(爆)レイ、
 水槽レイ、23話ビデオ版追加分「痛いの、痛いの碇君」(爆)
ちょっと反則ですが(汗)、1レイの「ばーさん」ってのが子供の無邪気さ
だけじゃなくて、むしろ無邪気であるが故の、素の女の怖さみたいな感じを
受けます。水槽レイも心のない肉体ってだけじゃなくて、むしろ女の肉体
自身の凄み、肉体だけでも生きてるんじゃないか(無茶言うなーーー(爆))
原始的、動物的、本能的…うまく説明できませんが、そういった種類の
凄みを感じます。
#後でも書きますがよにんめ「象徴的なレイ」もこの辺り関係してきます

・EoEレイ
上を言ってしまうと楽ですが(爆)、リリスも含め、どうも本能に従って
行動しているような感があります。(日向君の所に出たレイなんかすげぇ
色っぽい(爆))がちょっと上と違うのは獣っぽくはない。むしろ淡々とした
凄み。女としての母…のような感じを受けますね。
#EoEレイはわたしにとってかなり複雑です。わたしの4人のレイという
#視点でも捉えきれるかどうか…ってEoEレイに限らず無理なんですが(爆)

●よにんめ「象徴的なレイ」との関係
・エヴァの物語内で語りきられなかった「女っぽいレイ」の可能性
上で述べたように、わたしは色んなとこでレイの「女っぽさ」を感じる訳
なんですが、おそらく製作者はほとんどこれらを意図的にやってはいないと
思います。ある程度は、やっていたと思いますが…

>鶴巻:というか、僕、隠微な感じがいいかなと思ったんだけど。
>貞本:俺は対極な感じしてたな。
#しょうがねーなー、もう(^^;ref.スキゾ・エヴァンゲリオン「欠席裁判」P178

むしろ物語の設定としては、「女」の部分は使徒、人外(1レイ、水槽レイ他)
と、よくある考察に見られる「母性」と呼ばれるものに分解されて、捉えられて
きたのでしょう。しかしこれらを「女」という面から捉えかえすと…

物語が「シンジの物語」として描かれたせいか、雰囲気としては
乱用と言いたくなるほど(^^;「女」(設定的には母性?)は感じられる
(特に20話以降、Death、EoE)のですが、雰囲気に合った世界構築が
成されないまま「母にさようなら」で終わってしまってるんですね。
投げ出したとしか言いようがない(爆)
#世界構築として、シンジに関することはかなり対応が取れているのですが…

レイ単体の女っぽさに関しては、EoEでケリをつけたということなんだろうと
思いますが(否定はしない)、世界構築で「女」の面が不充分に終わって
しまったため、「シンジの物語」としては完結していても「レイの物語」と
して見ることが出来なくなってしまった、ということです。

ただ材料としては一通り出されていると思っています。やっかいなのは、
ゲンドウとユイが何をしたのか、何をしようとしていたのか、その中での
レイの役割とは…ですね。あ、あとアダム×リリス×使徒×人類(汗)
何となく整合性のありそうな形は見えてきてますが、まだよく分かりません(汗)
ゆっくり語りつつ形を作って行くつもりです(汗)

#あーーーこの項やたら思わせぶりで整理不足もいいとこ(汗)
#「象徴的なレイ」やった後で書き直します(T_T)
#…まぁこの項に限らず、整理不足なんですが(爆)
#一通り書いたら、ちと組み立て直してAnnexに載せるつもりですので
#宜しく(汗)>管理人

 


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