「フットルース」
「フラッシュダンス」
「ACRI」
「仁川」
「デッドリー・ウェポン」
「プルガサリ」
「シベリア超特急」
*「フットルース」1984年
先日、MTVで80年代特集をやってて、この映画の主題歌、ケニー・ロギンズの「フットルース」のビデオクリップがかかりました。
私「これ、観たんですよね。どんな映画だったんですか?」
同居人・伊藤「田舎に行って、ダンスする話」
私「は?」
伊藤「ダンスしちゃいけない街だったんだ、そこ」
私「いつの時代の話?」
伊藤「ほぼ現代」
私「アメリカって広いんですね」
伊藤「そうらしいよ」
う〜ん、アメリカ・テラ・インコグニタ・・・。
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*「フラッシュダンス」1983年
私「これはどんな映画だったんですか?」
伊藤「都会に行って、ダンスする話」
私「・・・」
伊藤「ヒロインのダンスのシーンは吹き替え。しかも男のダンサーで」
私「当時、『俺たちひょうきん族』って番組でパロディを見ました」
伊藤「それで十分ですよ」
監督はあの女性蔑視野郎のエイドリアン・ラインですね。しかも脚本は、ジョー・エスタハスだって。うわあ、おまけに音楽はジョルジョ・モロダーだあ。
以前、あるアーチストに取材したときに「モロダーのソロアルバムで、ジャケットを開くと機械が埋め込まれた体の写真が出てくるのがあるんですよ。かっこいい大人がいたもんです」と言われたんだけど、その時、「あのー、モロダーって、ヒットしたけど中身はすかすかな映画の音楽をいっぱい手がけてましたよね」とは、言えなかったなあ。でも、その人は音楽も作るけど、DJもするというくらいの音楽通だから、そんなこと知ってるでしょうし、それをふまえた上で「かっこいい大人」と言ったのかもしれません。たぶん。
って、本当のところはどうなんでしょう? ね、I.Kさん。
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*「ACRI」1996年
最高の映画と最低の映画には共通点があります。それは、その映画を観た人を饒舌にさせるということです。しかも映画好きは話好き。いかに、その作品がおもしろいか(orつまらないか)をとにかく、人に語らずにはいられなくなるのです。
私の友人もそうでした。前作「河童」の不評にもめげず、石井竜也が監督した人魚の物語「ACRI」が、いかにひどいか、失笑ものか、を延々と語ってくれました。「河童」のときから、石井竜也のクリーチャーのデザインセンスは「?」だったのですが、特に「ACRI」の人魚の造形のひどさについては、「宇宙ネズミ。俺、ああいうのと出会ったら泣く」ということでした。「今までの河童観、人魚観を覆すようなものを」という意気込みは素晴らしいのですが、石井竜也の美意識っていったい・・・。
友人は「あれじゃあ、吉野公佳は脱ぎ損だ」と締めくくってくれました。
おかげで、私はこの映画を見たくなりました。
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*「仁川(インチョン)」1982年
ジョン・ウォーターズの傑作エッセイ集「クラック・ポット」でこの作品のことを知りました。アメリカ・韓国合作映画、朝鮮戦争を描いた映画で、スポンサーは、あの統一教会の文鮮明だそうです。監督はテレンス・ヤング、出演はローレンス・オリビエ、ジャクリーン・ビセット、三船敏郎という豪華メンバー。巨額の製作費を投じた国際的超大作だそうですが、映画を観ても、その巨費がどこに使われたのか分からないそうです。
どうやら、興業は大失敗だったそうで、ビデオも出てないと言う噂。日本で公開されたという話は聞いてないのですが、誰か、観た、あるいは、どういうわけか作品のビデオを持ってるという人はいませんか?
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*「デッドリー・ウェポン」1974年
バスト185センチ(!)の女優、チェスティ・モーガンが、その超巨乳を武器にして人を殺すというZ級映画。
私の身長よりも30センチも大きいバストってどんなもんなんでしょう? これは天然ものでしょうか? もし、人造ものだったとしたら、そこまで大きくする理由は何でしょう? 過ぎたるは及ばざるがごとし、という言葉をつくづく考えます。
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*「プルガサリ」1985年
北朝鮮の映画史上初の怪獣映画。韓国から北朝鮮に拉致された後、アメリカに亡命、いま、ハリウッドで活躍しているシン・サンオク(サイモン・シーン)の北朝鮮時代の作品です。鉄を食べて巨大化する怪獣・プルガサリが悪い独裁者をやっつけるのですが、そのため鉄が不足しはじめ、ついにはプルガサリのほうが倒されてしまうというお話です。
東宝の特撮スタッフとゴジラのアクターとして名高い薩摩剣八郎さんが参加しているそうで、この作品で北朝鮮の映画技術がすごく向上したとか。シン・サンオクの亡命や複雑な政治情勢がからんで、出来がよいという噂にもかかわらず、日本でのビデオ化・発売もとん挫したようで、ほとんど幻の作品。
最近、ハリウッドでシン・サンオクがプロデューサーとなり、ショーン・マクナマラという新人を監督に起用して「ガルガメス」という名でリメイクされ、1996年のカンヌ映画祭のマーケットに出品されたそうです。こちらも観てみたい。
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