今回の旅のきっかけとなった、岸本葉子さんの「異国の見える旅」。この本には「与那国、舞鶴そして・・・」という副題が付けられています。
日本という国の中で「国境を感じる」あるいは「異国の文化との狭間にある」土地、人を舞台に5カ所の国境の町がこの本では語られています。通り一遍の旅行記ではなく、国境というある種特殊な環境で生活する人々の生の姿が、生の人生が、そして生の生活が語られています。私が本編の中で「旅行記」とは書かず、あえて「ルポ」としたのはそのためです。
この本も、いずれ「番外編〜最近読んだ旅の本〜」で詳しくご紹介したいと思っています。