本文中でも書きましたが、室蘭の町は太平洋に鉤型に突きだした絵鞆半島に広がっています。
この絵鞆半島の「付け根」の辺りにあるのが東室蘭駅。そして半島の先、終点にあるのが室蘭駅です。歴史的には港に隣接している室蘭駅の方が古く、また室蘭という町が広がったのも、おそらくは室蘭駅付近からだと思いますが、駅を出て町並みを見渡してもどちらが中心地なのかはわかりにくい感じがします。東室蘭駅は札幌方面、あるいは函館方面からの特急の停車駅ですし、一方室蘭も札幌からの直通特急「すずらん」の終点の駅ですので、ますます「どちらが現在の室蘭の中心なんだろう?」という感じがします。
まあ観光客には「どちらでもいんいじゃない?」と思われるかも知れませんが、なぜそんなことにこだわっているかというと「どちらが観光名所に近いか」という点で、「宿は室蘭駅側」と思うからなのです。
本文中に登場した観光名所、そして今回訪れるのを断念した観光名所などは、ほとんどが室蘭駅のそばか、あるいは室蘭駅側に近いのです。例えば夜の測量山のライトアップを見ようなどと思ったら、やはり室蘭駅側のホテルを取った方が便利だと思います。
両駅間は列車で15分ほど(各駅停車で。間に3駅)ですから、まあそれほど神経質になる必要もないのですが、夜景を見損なったことが返す返すも残念で・・・それで、ついついそんなことにこだわりたくもなってしまうのです(笑)。