北海道の公立小学校、中学校などの夏休みは8月15日頃までで、本州以西(たぶん)よりも2週間ほど夏休みが短いことになります。その分冬休みは長いわけですが。
この時期を過ぎると、もう季節は秋。
残暑など無縁という感じで、夏からいきなり秋になる感じでしょうか。
北海道の夏は過ごしやすく、クーラーが付いていない家も多いようです(もっとも近年の異常気象の影響で、とんでもなく蒸し暑い夏もあるそうですが)。
さて今年の夏。
私が滞在した今年の8月上旬から中旬に掛けては、とても涼しい夏(と言うよりも寒いくらい)でした。
夏恒例の札幌・大通公園のビアガーデンも人が疎ら。とても「ビアガーデンで暑気払いに一杯!」なんて気分にはなれません(天気も悪かったですしね)。
帰京する前に訪れた母の実家では、なんと8月だというのにストーブを点けていました。
確かにTシャツ1枚で外を歩くのは、勇気がいるぐらいの「寒さ」でした。
伯父曰く、「こんな天気は3年に1回くらいあるんだ。"山背"と言ってな」ということらしい。
山背とは名前の通り、山側から吹く風のことで、主に海の近くで使われる言葉です。母の実家の森町は漁業の町ですし、背後には駒ヶ岳という山がそびえ、その山から吹き下ろす強い風が寒さの原因だったようです。
そう言うわけで、北海道を訪れる方はたとえ夏と言えども、長袖持参で行くことをお薦めします(特に道東方面は)。