さていつも「どこに入ろうか」と迷うのが旅先での夕食。
旅その7(釧路)でも触れたのですが、旅の楽しみの一つが「食べること」なわけですから、訪れた町の名物を食べたいと思うわけです。
ところがこちらは一人旅。「郷土料理の店」とか「オホーツク料理の店」なんて言うところに興味が引かれるのですがなかなか敷居が高いような気がして入りにくいものです。これは料金に対して警戒感が沸くからというのではなく、知らない店に入って、どうやって時間を潰そうかと考えるからなのです。
もちろん食事をサラッと済ませ、お店を出てくればいいのですが、「せっかくだから」というわけで、お酒を頼んで旬の刺身を頼んで・・・などということになってしまいます。
カウンタに座って、お客さんがそれほどでもなく、板前さんなどが暇そうにしているときには世間話をしたりして楽しい時間を過ごせるのですが、そうではなく、しかも常連さんがカウンタに座っているときにはなかなか話の糸口もつかめずに、一人黙々と刺身をつまみながら酒を飲むということになります。
実は今回の網走での夜はまさしくこのパターン。
せっかくのおいしい食べ物も、なんとなく落ち着かないまま食べ終わり、お店を出た瞬間に「う〜ん、物足りないからそこらでラーメンでも・・・」となってしまいます。
一人旅で、楽しい時間の中でおいしいものを食べる・・・これが私の目下の検討課題というわけです。