流氷はオホーツクの冬を代表する風物。シベリアのアムール川からの冷たい雪解け水がオホーツク海に流れ込み、シベリアおろしと言われる冷たい風が海面を冷やす。そうして出来るのが流氷だそうです。もちろん対流もおきているわけですから、全くの真水と言うわけではないのですが、かなり塩分が低濃度の氷ができあがるわけです。
オホーツク海は広く捉えると、ロシアのカムチャッカ半島、サハリン、アリューシャン列島、そして北海道に挟まれたいわゆる「閉じられた海」です。そのため、流氷はそのまま太平洋や日本海の方に流れて行くことはないのだそうです。
さてそんな流氷ですが、オホーツクの冬にとっては重要な観光収入源。
網走から出航する流氷観光船の「オーロラ号」が、流氷原のまっただ中を進み、流氷見物ツアーの観光バスが一日一便発車します。
本文中では「冬は辛く厳しく寒い」という私の印象を書きましたが、冬は冬で観光シーズンでもあるのですね。
流氷の氷を使った水割り・・・と言うのを聞いたことがありますが、どんな味なのでしょう?塩分は少ないと言っても、多少は含んでいるわけですからね。