さて本文には全然触れられていない小清水原生花園ですが、かつては日本でも指折りの広さと花の量の原生花園だったそうです。ところが最近では、この花が全然少なくなってしまったとか。
確かに私が訪れた6月中旬は、もういくつかの花が咲き乱れていてもおかしくない季節なのですが、ほとんど花を見ることはありませんでした。
観光バスが次から次へとやって来ては団体の観光客が遊歩道を歩いていましたが、会話を聞いていると「どこに花咲いてるんだぁ?」っていう話ばっかり。これではせっかく訪れた人たちもがっかりしてしまう・・・と思っていたのですが、団体の観光客はなかなかしぶとく、と言うよりもそもそも「花より団子」のおじさんたちも多いせいか、花が無ければ無いでそれなりに思い出になったようですね、会話を聞いていると。
実は私も花が少ないという話は以前から聞いていたので、むしろこの原生花園の高台から濤沸湖(とうふつこ)を見てみたいと思って、原生花園駅で下車したのです。
原生花園駅は花が咲いている時期だけの臨時駅です。花が咲いていなくても、訪れた時期がその時期なので(しつこい?)、列車も停車します。
こじんまりとした観光用の駅舎にはJRの方が2名いて、オレンジカードなどの販売をしていました。帽子を借りて記念撮影などと、それなりに商売になっていたようですが。
ところで見てみたかった濤沸湖。
水深の浅そうな湖で、湖と言うより湿地帯+大きな沼と言うような感じです。冬には白鳥もやってくるそうです。
雪景色の中に白鳥が舞う姿はちょっと見てみたいなぁ・・・。