帯広を起点とする定期観光バスには、十勝バスが運行している二つのコースがあります。
1日かけてあちこちをまわる「とかちめぐり」コースと、ほぼ半日でまわる「ハーフディとかち」コースがそれです。
今回私が乗車したのは、1日コースのとかちめぐり。約8時間の時間をかけて、帯広、大正町、池田町などをグルリと廻るかなり見応えのあるコースです。コース中の目玉は、やはりグリュック王国と池田ワイン城でしょうか。この二つについては別項で補足していますのでそちらを参照して下さい。
コースの細かい説明は時刻表にも出ていますので省略。ここでは今回のコースで他に印象に残った千代田堰堤をちょっとご紹介します。
千代田堰堤とは、十勝川から水を水田に引くために作られた堰堤で、池田町にあります。この堰堤ではクレーンを使った大掛かりな鮭漁を9月、10月頃に見ることが出来ます。また船を浮かべての投網による漁も行っているようです。
私が訪れたこの時期は。9月の中旬。ちょうどその時期にあたったので、漁をしている風景を見ることが出来ました。
川面を見ると、かなりの数の鮭を見ることが出来ます。なんとか堰堤を乗り越えようとジャンプを繰り返している鮭の姿も見ることが出来ます。これほどの数の鮭が産卵のための生まれ故郷を目指す・・・話には聞いていましたが、実際にその姿を見ていると不覚にも(笑)感動してしまいました。