小樽は札幌の北西にある港町です。
かつてはニシン漁と、別名「北のウォール街」として経済的にも栄えた町です。と、まあこの辺りの説明はどのガイドブックにも出ている話ですね。とにかく、そんなかつての繁栄の面影を今に色濃く残した町だと思います。
町中にはいわゆる歴史的建造物があちらこちらにあって、ノスタルジックなムードを高めているわけですが、中にはまだ現役でどこかの企業の事務所として利用されていたりする建物もあります。
また最近、特に小樽の名所の代表として語られるのは運河。
かなりの部分は埋め立てられてしまったそうで、かつての広さを保ってはいないらしいのが残念ですが、やはり小樽を代表する観光スポットであることには違いありません。
一時期、本州からの資本を導入して、大々的に再開発を行おうとしたようですが、原因は分かりませんが途中で中止となり、再び地元資本(札幌に本社を置く丸井今井デパートなど)により、再開発を進めている・・・というニュースを地元の新聞(雑誌?)で読んだ記憶があります。
ただ、こうしたいわゆる「美観地域の整備」をすることで、「華やかさを演出する」ことも観光客誘致には重要なことなのでしょうが、当時そのままの状態を出来るだけ残して欲しいとも思います。こんなことを思うのは、観光客の身勝手なのかも知れませんが。
小樽駅の駅舎を出て左手に歩くとすぐに、観光案内所があります。
この観光案内所で、無料の市内観光マップや料理屋などのパンフレットを仕入れてから、市街の散策をすると便利でしょう。小樽市街の観光は、地図を片手に、出来るだけ「徒歩」で廻るのが気分だと思います。