※説明中の「料金」や「所要時間」等は、1997年6月現在のデータです
〜旅その1補足説明 幌加内町について〜

 この旅日記の舞台の幌加内町ですが、南北に細長く、東西は山に囲まれている典型的な盆地の町です。
 いくつもの集落が山に区切られて点在しています。人口は2519人(平成6年現在)。

 今年(1997年)はこの幌加内町の「開基100年」ということで、多くのイベントが開催されるようです。
 開基100年ということは、明治30年(実はこれ、計算したのではなく資料にそうあったのですが)に最初の開拓者が入ったことになります。
 私の父の両親(つまりは祖父母)の代にこの地へ入植したのだそうですから、ひょっとすると開拓初期の入植者だったのかもしれません。そう思うと、たった一度しか訪れたことがない土地ですが、なんだかロマンを感じてしまうなぁ〜

 幌加内町の特産品は本文中にも何度か登場しますが、日本一の生産量(作付面積)を誇る蕎麦(そば)が代表でしょう。私は迂闊にも「蕎麦は信州が一番」と思いこんでいたのですが、実はこの町が一番だったんですね。そういえば、小樽の運河近くに、入り口脇に「北海道・幌加内産そば粉使用」と看板を出している蕎麦屋(名前は失念)がありました。それだけ「知る人ぞ知る」という蕎麦なのかもしれません。
 他にも森林に生育する「千島笹」という笹の葉を使っての「笹紙」がおみやげに喜ばれるとのことです。

 さてこの旅日記の舞台「政和」について、小川さんと言う方から近況をお知らせいただきました。この方は「旧国鉄廃線跡」を旅することをご趣味としているそうです。ご本人の許可を頂きましたので、ここに追加させて頂きます。

私が見た1996年09月現在の政和の状況をお伝えします。
まず、政和駅ですが、現在、住宅となっております。
(なお、駅の構内には人なつっこいシベリアンハスキーが2頭います)
次に、写真に掲載されていた政和郵便局ですが、廃局となりました。
現在は、政和簡易郵便局が別の場所で営業しております。
平日のいずれかはお休み(曜日は失念)となっております。

 人がそこに生活している限り、その速度は少しづつでも、必ず変化するものなのですね。
 このご連絡を頂いて、また急に廃線後の政和を訪れてみたくなりました。


旅その1へ戻る
1999.6.16 Ver.5.0 Presented by Yamasan (Masayuki Yamada)