「篠原ともえとおともだち」 コンサート日記

1997年8月8日(金) 16:00

「お台場 DoDon’Pa! LIVEステージ」

 

 行ってきました! お台場DoDon’Pa!LIVEステージ!

 私にとっては初めての、生の「ともえちゃん」。いやーっ、よかったです。この感動が薄れる前に、拙い文ですがコンサート報告を、書いてみました。

 不確かな記憶を頼りに書いたので、曲順等の間違いはゴメンしてください。

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明(めい)作 『登場しのら』

 うす曇りで、湿気もそれほど感じられず、真夏の野外コンサートとしては、絶好のコンディション! カンカン照りだったら大変だヨ、この会場は・・・。広い、アスファルトむき出しの客席。

 でも、出足は上々。われらがともえちゃん、これだけ多くの人を引き付ける魅力があるんですねぇ。

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 オープニングは、もちろん新曲「まるもうけ」!たちまち、テンションが上がります。ちょっと緊張気味かな?

 でも、いつも通りの、「自分もファンも、みんなみんな楽しくしたい」、元気なともえちゃんです。

 そして「レインボー・ララ・ルー」「やる気センセーション」「クルクル・ミラクル」「ウルトラリラックス」。ファンにはおなじみの曲を、惜しげもなく、立て続けに歌ってくれました!

 早くも、ともえちゃんの顔に汗が光ります。ステージの左右には、巨大な画面が設置されていて、遠くの席からでも表情がわかります。

 

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 最初から、そんなに飛ばして大丈夫かなぁと、心配になり始めた頃「持ち歌、無くなっちゃいました〜」というギャグとともに、いったん休憩。人間勝手なもので、こんどは「ああ、もうちょっと聴きたかったのにぃ」などと思ったりもして(笑)。

 でも、いつも心配になるのは、ともえちゃんのノド。トーク、喚声(悲鳴?)、歌、etc.と、スゴク酷使していませんか?歌手なんだから、声を大切に。何より日頃から、自分自身の健康を考えて欲しいと思います。

 ライブ報告から、ちょっと脱線しちゃいました。さて、いよいよ生放送開始・・・なんですが、放送分はパス。この日記は、マスメディアに流れなかった、ともえちゃんの姿を、篠原ファンにお伝えしたくて書きました。ビデオに取られた方は、そちらをご覧ください(笑)。

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 放送終了後、さすがに一仕事を終えたという安堵感が伺えました。けれど、まだまだともえちゃん、気を抜くことなく頑張ります。出演者のみんなに、一人づつ声を掛けつつ、送り出します。

 後には、LOVELOVEの面々が残りました。ライブ第2部の始まりです。後半の1曲目は「タイムマシンにお願い」。サディスティック・ミカ・バンドの往年の名曲です、懐かし〜。最近、カバーされたようですが、元々はオソロシク古い。おそらく、ともえちゃんが生まれる前でしょう(しまった、年がばれる(^^;)(*注1)

 次の曲は、曲名がわかりませんでした(*注2)、ゴメンナサイ。その次の曲も、私は知らないのですが、ユニコーンの「大迷惑」という紹介だったと思います(*注3)

*注1:EPレコード¥500の時代。この曲好きだったなぁ〜。こんな思わぬところで聴けるなんて感激!
*注2:後日、「SWEET SOUL REVIEW」とわかりました。
*注3:合っていました(^^;。ユニコーンは、ともえちゃんが中(小?)学生の頃から聴いているグループのようです。

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 前半とは一転して、後半はCDでは聞けない曲が続きます。これも、ともえちゃんのサービス精神の現れでしょうか。CDしか知らない私にとっては、またまた、新しい魅力発見です。

 そしてもう一曲「学園天国」。KYON*2がカバーした曲ですが、これも原曲は古い! フィンガー5の2枚目のシングルですね(20年以上前!)。でも、ノリのいい曲で、古さを感じさせません。会場とステージの間での"HEY!"、"HEY!"の掛け合いで盛り上がりました。

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明(めい)作 『ノリノリしのら』

 そして、LOVELOVE ALL STARSと、ともえちゃんがステージから消え・・・。

 これで、ライブは終了・・・? 会場に、コンサート後の淡い喪失感が広がります。どこからともなく「アンコール」の手拍子が始まります。何回か、途絶えそうになりながらも、またどこからか、期待を込めた拍手が高まります。

 でもステージ上では、イベントのTシャツを着たスタッフ陣の片づけが始まってしまいました。「やっぱり、もうおしまい?」そんなあきらめが、会場に漂い始めます。でも、アンコールを期待する手拍子は、完全には消えていません。

 いや、でも待ってください。どうも片づけじゃないみたいです。スピーカやドラムセットが、また並べられています! にわかに会場が、色めきたち・・・。そして、ゴスペラーズがステージに登場しました。会場からは大きな拍手!


 ゴスペラーズは、その素晴らしいハーモニーと共に、嬉しい知らせを持ってきてくれました。この後に、ともえちゃんの登場が伝えられると、会場に安堵と期待感が広がりました。

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 そう、ライブはまだ終わりでは、ありませんでした! もー、じらしてくれちゃってぇ。活気を取り戻した会場が、ひとしきり、ゴスペラーズのアカペラに聞き惚れました。

 

 ・・・でも実は、この後に予想もしないハプニングが。

 

 本放送では、バックコーラスしか聴けなかった、ゴスペラーズを堪能した後、遂に三度目の、ともえちゃん登場です。会場拍手の渦! そして曲目は、あのバラード「あなたに会えてよかった」が告げられました。

 ファンは良く知っている、オーディションの曲。それが、なんとゴスペラーズのアカペラをバックに。贅沢ですねぇ!

 歓迎の拍手の後、会場が静まり、みんなが聴き入る中で曲が始まりました。楽しかった今日一日。歌に、司会に、大活躍だったともえちゃん。さすがに、声に疲れがにじみます。

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 そのちいさな身体で、みんなを楽しませてくれてありがとう。「あなたに会えてよかった」の流れる中、会場に暖かな雰囲気が広がります。

 と、そのときともえちゃんの声が途切れ・・・。

 

 ともえちゃんの目に涙が光っています。見る見るうちに、大粒の涙がふたつ、みっつとこぼれます。

 ともえちゃんが泣いてる!

 

 歌に詰まった瞬間、一、二歩あとずさり、いやいやをするように、かすかに首を振りました。
 「もう、歌えない」とでも言うように。

 

明(めい)作 『泣き虫しのら』

 会場が一瞬息を呑み・・・。ほんの少しのとまどい。そして次の瞬間、18才の女の子を応援する心が、会場中にあふれます。
 「頑張って!」あちこちから、励ましの声。

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 長い長い一瞬。みんなの心が、ともえちゃんに集まります。ゴスペラーズが、両脇から手を差し伸べます。

 

 そして・・・、うつむいていた顔を上げたとき、目に輝きが戻りました! あの、いつもの「前を見つめる瞳」です。


 まだ、ほんの少し、震える声ですが、ともえちゃんの声が、再び会場に流れます。

 長く感じられましたが、歌が途切れたのは、ほんの数小節だったのでしょうか。声を取り戻したともえちゃんは、一小節毎に立ち直り、しっかりと歌い切りました。

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 曲が終わって、第一声。

「泣いちゃいました〜!(^^)」

 もう、元気ないつものともえちゃんです。

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 エンディングは、今日三度目の「まるもうけ」!

 本当にお疲れ様でした!!

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 私の聞き違いでなければ、後半のライブは、ともえちゃんがスタッフやLOVE2のメンバーに「お願い」して、曲数を増やしてもらったのだそうです。番組収録のためのステージと思っていたので、ともえちゃんの歌は、もしかしたら少ししか聴けないかも・・・。そんな覚悟をしてきたのですが、とっても嬉しいほうに、予想が外れました(^^)。

 でも歌う方は大変だったと思います。オンエアでの、つんくさんとの掛け合いや、ゲストとのやりとり。それをはさんでの、前後のステージ。どちらも、もちろん全力アタックです。

 放送前のトークでも、言ってましたね。「悪く言えば、番組放送までのつなぎ。でも、・・・私の歌を聴いて欲しい、ライブとして、コンサートとして、集まったみんなに楽しんでもらいたい。」 そういう話をした、ともえちゃんの気持ちは、しっかりとみんなに伝わったでしょう。

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 このステージに集まったファンは、番組よりも前後のライブをより楽しみ、より心に残るものがあったと思います。もちろん、番組も面白かったですよ(帰ってから、ビデオ見ました(^^))。

 でも、不特定多数の人が見るテレビ番組と、ファンで埋め尽くされたライブ会場の求めるものは、おのずと違うでしょう。この日のイベントは、その両方を満足させてくれたと思います。

 少なくとも、会場にいた私は、とっても楽しませて頂きました。そう、こんなイベントがあったら「ぜひまた来たい」と思う、素晴らしいステージでした。

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 拙い文を長々とお読み頂き、ありがとうございました。

 篠原ともえちゃんの、魅力の一端でも、伝える事ができたならば幸いです。

by. 明(めい)こと 田原 美郷

1997年 8月 8日
改訂1:1997年10月11日

追記:
 ライブで演奏された曲を、「SHINORERS CLUB」(ともえちゃんの公式ホームページ)で聴く事ができます。
 http://www.fujiint.co.jp/HEY/TOMOE/LIVE2/live2.html(1997年10月10日現在)

メガホン・ライブレポート


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