しのランドPUNK in 「日本工学院八王子専門学校」 ライブ・レポート

1997年11月 9日(日) 17:00

 さわやかな秋晴れの中、「八王子みなみ野」という新駅に降り立ちました。最寄りの駅も、校舎も真新しさの漂う、日本工学院専門学校。今日は、ここの体育館で、どんなライブを聴かせてくれるでしょうか。

 開始前の会場で、「カロゴンズ」の曲が流れていました。フルコーラスを聴けたのは、初めて。ちょっと得した気分です。時にコミカルに、時にしんみりと、来年リリースと言われている「カロゴンズ」CDが楽しみです。

 ライブの始まりは、NOISE FACTORYのステージ! ノイズファンはもちろん、しのらファンも切れ味の良いステージに、ノッていきます。全3曲の演奏でしたが、曲名がよく聞き取れなかったのが残念・・・(^^;。

 そして、いよいよしのランドPUNKの登場です!
 不確かな記憶を頼りに書いたので、曲順等の間違いはゴメンしてください。

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 暗転したステージの上を、しのランドPUNKメンバーのシルエットが動き、位置に着きます。そして、最後に一段と小柄な人影が登場! オープニングは、「クルクル・ミラクル」!

 地元ということで、相当緊張の色が濃いともえちゃん。やや青ざめた顔色(なのは照明のせい?)。でも、その緊張が吉と出たのか、歌のできばえは好調! 客席のノリも快調!! 「クルクル・ミラクル」から、2曲目「やる気センセーション」も、しっかりキッチリ歌っているのが印象的です。

 3曲目「まるもうけ」あたりで、ようやくほほに赤味がさしてきました(汗で化粧が落ちただけ?)。そして、幻の(?)デビュー曲「チャイム」。原曲はテクノ・ポップですが、アレンジを変えてバンド・バージョンで! 迫力と厚みの増した「チャイム」が、別の魅力で迫ってきます。

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 ここからカバーを2曲。でも、もうすっかり自分のモノにして、楽しくノッて歌ってくれます。中学時代からコピーしていた、筋金入りのコピー曲、ユニコーンの「大迷惑」。そして、サディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにお願い」。

 ここまで、無我夢中という感じだったけど、ようやく表情も動きもほぐれてきたなぁ〜・・・と思った瞬間、「タイムマシン」の歌詞を、思いっきり絶句(0o0)・・・一瞬後、「まちがえましたぁ〜!」。いやー、口を開けて一瞬固まった表情は、なかなか愛敬がありました!(笑)

 でも、ともえちゃんの名誉のために補足すると、今日の目立った失敗はこれだけ。これまで見たステージの中では、一番失敗は少なかったと思います(といっても、私がステージを見るのは3回目ですけど(^^;)。

 続けて「ウルトラリラックス」。この曲って、ステージで生バンドと演るのは、なかなか難しい曲。でも今日は、バックとの息もピッタリで、完成度高かったと思います。

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 そして、LOVELOVEを彷彿とさせる、「硝子の少年」ならぬ椅子の少女に(^^;。極めつけの、あのバラード「あなたに会えてよかった」です。椅子に座ってじっくりと・・・。昨日、今日と連日のせいか、喉の調子はベストではなかったけれど、気持ちの入り方は並々ならぬものを感じました。

 次もやはりバラードで、「レインボー・ララ・ルー」。この出来も秀逸! やっぱり、じっくり聴かせる曲を増やすべきだと、(個人的には)思うのですが・・・。それも、できるならもう少しライブの前の方に。バラードの方が、喉のコンディションに影響されます。

 まあ、それはさて置き。ララ・ルーは、切れ目なくバンド・バージョンになだれ込みます。うーむ、途中までじゃなくて、フルコーラス、バラードで聴きたかった・・・(^^;。間奏で「バラード恥ずかしいですぅ!!!」、なーんて言ってましたけど(笑)。

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 そして、ノリノリの「学園天国」。さっきの「タイムマシン〜」とこの曲って、聴くたびに「しのらに合ってるなー」と感じます。「学園天国」は、今日一番のノリかも。各パートのソロ演奏に加えて、しのら自らハーモニカのソロ演奏! 大妻の学祭では無かったから、最近の練習の成果? 一番星さんのベース、フランキーさんのギターとの掛け合いもこなして、会場ノリノリ!

 ここで、本編終了。寄せては返す、「アンコール!」と「と・も・え!」の声と拍手。

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 拍手で再登場のアンコール曲は、ノイズの茂はらたいらさんとのデュオで「林檎殺人事件」。サングラスが、いつもの白ブチ丸メガネじゃなくて、恐いゾ〜〜(^^;。

 そして、「全部だきしめて」の冒頭を、自らの弾き語りで。ギターは、まだお世辞にも上手くはないけれど、この歌は上手になりました。気持ちをのせていくのがわかります。最後は本当に感激っ!という感じ。

 しのらから会場のみんなに愛を、会場のみんなはしのらに愛を・・・。そんな感じのエンディングでした。

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 拙い文を長々とお読み頂き、ありがとうございました。

 篠原ともえちゃんの、魅力の一端でも、伝える事ができたならば幸いです。

by. 明(めい)こと 田原 美郷

メガホン・ライブレポート


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