「うつ病」と診断されたらどんな治療を行うのでしょうか。主なものは「薬物療法」と「休養」です。 【薬物療法】 「うつ病」の治療には「抗うつ薬」という薬が使われます。また不安感が強い場合には「抗不安薬(精神安定剤)」、睡眠障害がある場合には「睡眠導入剤」や「睡眠薬」が適宜併用されます。 「心の病」に薬を使うことには疑問があるかもしれませんが、現在、「うつ病」の治療法の第一選択肢は薬物療法です。「心の病」といっても、前述のように本質的には脳の変調ですからそれを薬によって治していくわけです。 ● 抗うつ薬の働くメカニズム ● 抗うつ薬の種類 ● 抗うつ薬服用時の注意 それでも「心の病」に薬を使うことに抵抗があるかもしれません。でも例えば風邪をひいて熱が40度近く出たらそのままにしておくでしょうか?内科に行って、解熱剤を処方してもらうはずです。それと本質的な違いはありません。 |