カラスノエンドウ(烏野豌豆)/マメ科、ソラマメ属

 この辺では、「シビビー」と呼ぶ。さやえんどう、そっくりの4cmほどになる線形の実の端を切り、中の豆果をとり除いて唇にはさんで吹くと、「シビビー・ビー」と鳴るから。

こどもたちの春のおもちゃであったが、もう、今はだれも遊ばない。

 北海道にはないというが、日本のどこででも土手やあぜ道で見ることのできる植物。同属で小型のものに、「スズメノエンドウ」がある。

 ソラマメの仲間であるから、花はそっくりの蝶形である。畑では雑草として抜きとられるが、花がきれいなので、教会の庭では生きながらえて元気に茂っている。

写真で見る通り、やわらかな新芽はゆでて食べることが出来る。くせのない春の食材である。

 


2006年4月23日 榛名町本郷にて

拡大して見る(1033*773px) ]


>> 最新の写真
 
© はるなキリストの教会