ノミノツヅリ(蚤の綴り)/ナデシコ科、ノミノツヅリ属

 前からあったのだろうけれど、今年になって目に付くようになった草である。細い茎が放射状に地を這い、節々に対生の小さな葉をつけ、茎の先が少し上を向いているさまはなかなか繊細なデザインである。。

ハコベラに似ているが、全体がはるかに繊細で、径3〜4mmの白色の5弁の花弁の先は分かれていないので区別できる。横から写真を撮ったので、よく見えないかもしれないが、ルーペでみると緑色の萼は花弁よりも大きい。

 綴れとは、つづれ衣などというように、破れた部分を継ぎ合わせた衣服をいい、小さな葉を蚤のころもにたとえて名づけたもの。

 


2006年4月15日 榛名町本郷にて



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