シバザクラ(芝桜)/ハナシノブ科、フロックス属


 教会の東側の土手に、今、シバザクラが満開である。これから5月にかけて、花をたくさん咲かせる。しかし、1、2輪の花は冬でもつけていた。花の形が桜に似て芝のように密生して地面を覆うので、この名がつけられている。

 はじめてこの花に出会ったとき、もっと詳しく図鑑で調べようとしたが、シバザクラの名では出ていなかった。困って、今は亡き飯泉 優先生にお電話を差し上げたところ、「それはハナシノブ科ですよ。」と、たちどころに教えてくださり、驚いたことがある。

 写真でも分かる通り、同じ株でも花が白くなったり、淡紅色や赤になったり、また、最近では、縦に斑が入っているものなど、さまざまな種が作り出されている。

 ここから30分ほどの 箕郷町 松之沢では何年か前に、地域の人たちが山を切り開き、総出でシバザクラを植え続け、いまや一大観光地になっている。今年の開花は遅れていて、おそらく4月の下旬頃から見ごろになりそうだ。

 

2006年3月31日 榛名町にて

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