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タネツケバナ/アブラナ科、タネツケバナ属 そろそろ田起こしが始まる。隣の一好さんがその前にセリを摘みませんかと誘いに来た。行ってみると、あぜ道から田の中まで、いっぱいのセリである。 ふと目をやると道路を隔てる石垣添いに、早くもタネツケバナの花が咲いていた。苗代作りの種籾を水に漬ける時期に花を咲かせるので、この名がついた。 茎は根元から10cmほどの長さで、上に伸びている。葉は羽状、複葉、手にとって見ると小さな葉が茎によって7枚から11枚ついている。 花は茎の先に小さな総状花序をつくり、アブラナ科であるから十字の白い小さな花である。 こんな楚々とした野の花を口にするのは気が引けるが、さっと茹でていただいてもよし、また、そのままサラダにしていただくと、癖もなく、クレッソンに似た、さわやかな春の香りが口中に広がる。私はこの方が好きだ。
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