サザンカ(山茶花)/ツバキ科、ツバキ属

 

 教会堂の周りの生垣の山茶花が今年も咲き始めた。これは地元の廣神建設の社長さんが、教会堂竣工を記念して植えてくださったものである。

ここにいたるまでのお話をもう少ししよう。50年もいた東京を2003年の春に離れ、郷里の 榛名町 に戻って来た。自宅で、イエス・キリストをお伝えする、小さな教会を始めさせていただこうとしていたところ、思いもかけず、ある方が会堂を建てる資金を捧げてくださった。それを聞いた、廣神社長が感激して、私も一肌脱ぎましょうと立ち上がってくださり、キリストの愛を表現して、すべて木造りの大きな会堂が出来上がった。

ちょっと紹介すると車椅子の方でも安心して入れるように入り口、手洗いもバリヤー・フリー。冬の寒さはきびしいので窓ガラスは、すべて二重ガラス。そして足元からあたたまる床暖房が設置されている。又、屋根裏には分厚いパネルを入れて、夏の照りつける太陽の熱をカットしているので、真夏でも会堂に入るとひんやりとしているといった具合である。

さて、朝日新聞に、「花おりおり」という小さなコラムがある。簡潔で的を得た文もよし、そのまま図鑑になるような写真もよい。素人には大助かりである。飯泉 優先生が執筆されていた頃から私の大のお気に入りのコラムである。

このところ続けてサザンカを取り上げていた。ずいぶんいろいろな種類があるものだと教えられる。いまでも新しい種類が生まれてきているようだ。

サザンカは日本の特産種で西日本には自生しているという。5弁の花は白い。この辺に咲いている紅色、鮮紅色やぼかしが入ったのは栽培種で、花弁も5枚から八重咲きとさまざまである。花の少ない冬の庭を飾ってくれる花である。

 

2005年12月6日 榛名町・本郷にて



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